トピロール 25mgの有効成分であるトピラメート(トピラマート)、及びその他の成分に過敏症である方は、トピロール 25mgのご使用をお避けください。
2歳未満の子供のてんかん治療薬としてトピロール 25mgを使用することはお避け下さい。
16歳未満の子供の片頭痛予防薬としてトピロール 25mgを使用することはお避け下さい。
抗てんかん薬は、胎児の発達へ支障を与えたり、奇形の発生させるリスクがあるとされていますが、妊娠中の母親において使用を中断した場合、母親が母体や胎児に悪影響をあたえるてんかん発作を引き起こす可能性を高めます。
この様な理由から、てんかん持ちの女性が妊娠を計画している場合には、事前に医師と相談する必要があります。
妊娠中の女性におけるトピロール 25mgの使用における安全性は確立されていません。
妊娠中のトピロール 25mgの使用は極力避け、医師によって薬理効果が危険性を上回ると判断された場合のみ使用するようにしてください。
トピロール 25mgの有効成分であるトピラメート(トピラマート)は母乳中に排出されることが知られています。
授乳中の方におけるトピロール 25mgのご使用はお避け下さい。
トピロール 25mgは発汗作用を減少させる事が報告されており、稀に紅潮や体温の上昇の原因となります。
体温の上昇は、トピロール 25mgを服用している子供において特に認められています。
このような症状の発現を避けるために、トピロール 25mgを服用している間は、水分を良く取ることによって、体温の上昇を防ぐ事が必要とされています。
有効成分のトピラメート(トピラマート)は腎臓結石の原因となる可能性があります。
特に家族内に腎臓結石を患っている人がいる場合や、副作用として腎臓結石の形成が懸念される他薬との併用によって、その可能性は高くなります。
水分を良く摂取することは、このような腎臓結石の形成をも阻害する作用があります。
また、ケトン食療法として知られている、高タンパク、低炭水化物の食事は腎臓結石が形成される可能性を高めるため、トピロール 25mgの服用中には避けるべきとされています。
トピロール 25mgのような抗てんかん薬の服用によって、自殺願望や、衝動的な自殺行為が稀に強められ場合があります。
そのため、服用中に、気分の変化、悲観的思考、自殺願望、及び自傷行為などが現れた場合には、ただちに医師や専門家に相談する必要があります。
極まれに、この薬は眼圧を上昇させ、閉塞隅角緑内障を発現させる場合があります。治療中(特に服用開始後の数週間)に眼の痛み、充血、視界のぼやけなどが認められた場合、ただちに医師の診断を受ける必要があります。もし眼圧の上昇が確認された場合、トピロール 25mgの服用を中断し、眼圧を下げる治療を受ける必要があります。
トピロール 25mgは食欲減退とそれに伴う体重減少を引き起こすため、服用中には体重を定期的に測定するする必要があります。
服用によって体重が減りすぎたり、子供においては充分な体重の増加がみられない場合には、食事の量を増やしたり、ダイエットサプリメントが処方される場合もあります。
トピロール 25mgを服用中に発疹、皮膚が剥がれ落ちる、そう痒、及びその他の皮膚における影響が現れた場合は医師に相談してください。
トピロール 25mgの不定期な服用は、てんかん発作を引き起こす可能性があるため、医師の処方に従って、服用を欠かさないようにしてください。
トピロール 25mgの服用を突然中断すると、てんかん発作や片頭痛が再発し、増悪する恐れがあります。
中断する場合には、医師の指示に従って服用量を徐々に減らすようにしてください。
トピロール 25mgの服用によって視力の異常、及び動作に障害をきたすことが報告されています。
トピロール 25mgを服用中の車の運転や、機械の操作は極力避けるようにしてください。また、アルコールはこのような症状を増強する作用や、てんかん発作を引き起こすことがあるため、トピロール 25mgを服用中のアルコールの摂取は避けてください。
トピロール 25mgは血液透析によって排泄されるため、血液透析療法の患者においては、透析器によって、有効成分トピラメート(トピラマート)のほとんどが除去されてしまいます。そのため、追加分の服用が必要となる場合があります。
中等度から重度の腎機能障を患っている方においては、腎臓による有効成分トピラメート(トピラマート)の排泄機能が40-50%減少するとされています。
従ってこのような患者においては、トピロール 25mgの服用量の調整が必要となる場合があります。
トピロール 25mgは肝機能障害者に使用において、有効成分トピラメート/トピラマートの排泄率を減少させる場合があるため、使用には注意が必要とされています。
トピロール 25mgは腎臓からの炭酸水素脱水酵素を阻害するため、血清中の炭酸水素値を減少させ、腎機能障害、深刻な呼吸器障害、てんかん重責状態などの他の要因との相乗効果により高塩素血症、非アニオンギャップ、代謝性アシド―シスを引き起こすことがあります。
他の疾患で医師の診察を受ける場合、また歯科手術を含めた手術を受ける場合には、麻酔医を含めた医師にトピロール 25mgの使用を伝えてください。
光の当たらない、乾燥した涼しい場所で、子供の手の届かないようにして保管してください。
使用期限が過ぎているものや、外装に損傷があるものの服用はお避けください。