下記の服用量はあくまでも目安となります。
実際に服用する場合は、医師に指定された量を服用するようにしてください。
【嫌気性菌感染症】
実際の治療期間は病状や病原菌によって異なりますが、通常フラジール200を7日前後使用することが必要とされています。
【嫌気性菌感染症の予防としての使用】
主に腹部(特に結腸直腸)、婦人科の手術において使用されます。
手術前24時間:8時間毎に400mgを服用
手術後:錠剤の服用が可能になるまでは、静脈注射か直腸注入によって投与
子供:7.5mg/kgを8時間毎に服用
【一般的な嫌気性菌感染症治療としての使用】
初回に800mgを服用し、その後8時間毎に400mgを服用
子供:7.5mg/kgを8時間毎に服用
【原虫、及びその他の感染症】
・トリコモナス症 (膣トリコモナスによる感染症)
治療期間の目安:7日間
10歳以上の子供、および成人:1回200mgを1日3回か、1回400mgを1日2回服用
7歳以上10歳未満:1回100mgを1日3回服用
3歳以上7歳未満:1回100mgを1日2回服用
1歳以上3歳未満:1回50mgを1日3回服用
治療期間の目安:2日間
10歳以上の子供、および成人:朝800mg、夕1,200mgを服用
治療期間の目安:1日
10歳以上の子供、および成人:2.0gを一度に服用
・原因不特定の膣炎
治療期間の目安:7日間
10歳以上の子供、および成人:1回400mgを1日2回服用
治療期間の目安:1日
10歳以上の子供、および成人:2.0gを一度に服用
・侵襲性の腸疾患
治療期間の目安:5日間
10歳以上の子供、および成人:1回800mgを1日3回服用
7歳以上10歳未満:1回400mgを1日3回服用
3歳以上7歳未満:1回200mgを1日4回服用
1歳以上3歳未満:1回200mgを1日3回服用
・腸疾患及び慢性嫌気性菌肝炎
治療期間の目安:5-10日間
10歳以上の子供、および成人:1回400mgを1日3回服用
7歳以上10歳未満:1回200mgを1日3回服用
3歳以上7歳未満:1回100mgを1日4回服用
1歳以上3歳未満:1回100mgを1日3回服用
・嫌気性菌肝腫瘍、及び腸外のアメーバ-症
治療期間の目安:5日間
10歳以上の子供、および成人:1回400mgを1日3回服用
7歳以上10歳未満:1回200mgを1日3回服用
3歳以上7歳未満:1回100mgを1日4回服用
1歳以上3歳未満:1回100mgを1日3回服用
・無症状のシスト感染源
治療期間の目安:5-10日間
10歳以上の子供、および成人:1回400-800mgを1日3回服用
7歳以上10歳未満:1回200-400mgを1日3回服用
3歳以上7歳未満:1回100-200mgを1日4回服用
1歳以上3歳未満:1回100-200mgを1日3回服用
・ジアルジア症
治療期間の目安:3日間
10歳以上の子供、および成人:2gを1日1回服用
7歳以上10歳未満:1回1gを1日1回服用
3歳以上7歳未満:600-800mgを1日1回服用
1歳以上3歳未満:500mgを1日1回服用
・急性潰瘍性歯肉炎
治療期間の目安:3日間
10歳以上の子供、および成人:1回200mgを1日3回服用
7歳以上10歳未満:1回100mgを1日3回服用
3歳以上7歳未満:1回100mgを1日2回服用
1歳以上3歳未満:1回50mgを1日3回服用
・急性歯性感染
治療期間の目安:3-7日間
10歳以上の子供、および成人:1回400mgを1日3回服用
・下肢潰瘍及び褥瘡
治療期間の目安:7日間
10歳以上の子供、および成人:1回400mgを1日3回服用
・食事中か食後に服用してください。
・錠剤は水と一緒に飲み込んで、噛みくだいたりしないでください。
・10歳未満の子供で、体重が10kg未満である場合には、規定よりも少量の服用量が必要となります。
・高齢者における服用量には注意が必要です。
【胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症】
通常、成人にはメトロニダゾールとして1回250mg、アモキシシリン1回750mg(力価)およびプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口服用します。
・アモキシシリン、クラリスロマイシンおよびプロトンポンプインヒビター併用によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合の治療法として服用します。
・フラジール200を胃潰瘍・十二指腸におけるヘリコバクター・ピロリ感染症に用いる場合は、プロトンポンプインヒビターはランソプラゾールとして1回30mg、オメプラゾールとして1回20mgまたはラベプラゾールナトリウムとして1回10mgのいずれか1剤を選択してください。