ブデソニド(Budesonide)

 

ブタコートスプレー（ブデソニド）50mcg 10ml 　(10mlボトル)　1090 円
Butacort 50 Aqueous Nasal Spray (Budesonide) - 50mcg (10ml Bottle)

ブタコートスプレー（ブデソニド）100mcg 10ml 　(10mlボトル)　1610 円
Butacort 100 Nasal Spray (Budesonide) - 100mcg (10ml Bottle)

リノコートスプレー（ブデソニド）64mcg 10ml （200回分）　(10mlボトル)　800 円
Rhinocort Aqua Spray (Budesonide) - 64mcg 10ml (200 Doses)

ブデナーゼ水溶性点鼻薬（ブデゾニド）100mcg　(7.5mLボトル)　950 円
Budenase AQ Nasal Spray (Budesonide) - 100mcg (1 Bottle)

フォラコート200インヘラー（ブデソニド／フマル酸ホルモテロール）200mcg/6mcg 　(1スプレー缶)　2400 円
Foracort 200 Inhaler (Budesonide/Formoterol) - 200mcg/6mcg (1 Bottle)

フォラコート400インヘラー（ブデソニド／フマル酸ホルモテロール）400mcg/6mcg　(1スプレー缶)　3250 円
Foracort 400 Inhaler (Budesonide/Formoterol) - 400mcg/6mcg (1 Bottle)

 

インド

 

AstraZeneca Ltd.

 

通常、6歳以上の人の基本的使用量は1日64mcg（片方の鼻孔につき1日32mcg）です。

●12歳以上の人の1日最大使用量は256mcg（片方の鼻孔につき1日128mcg）です。
●6歳以上12歳未満の人の1日最大使用量は128mcg（片方の鼻孔につき1日64mcg）です。

●1回の噴霧には約64mcgのブデソニドが含まれます。

1．リノアコート　アクアを使用する前にボトルをよく振って、キャップをはずします。
2．ボトルの先を鼻孔に入れ、反対の鼻孔を指でふさぎます。
3．頭を少し前に傾け、スプレーします。
4．スプレー後、頭を少し後に傾け数秒待ちます。
5．同じ要領でもう片方の鼻孔にリノアコート　アクアをスプレーします。

・リノアコート　アクアを使用する前は、軽く鼻をかんでください。
・スプレー後15分間は鼻をかまないでください。
・目や鼻中隔にスプレーしないようにしてください。
・使用後はボトルの先をティッシュで拭き、キャップをしてください。
・ボトルの先がつまった場合は、先のとがったもので無理にあけようとせず、お湯の中にしばらく浸してください。

 

リノコート　アクアはブデソニドを64mcg含む無臭、手動ポンプ式、定量噴霧の鼻用スプレーで、花粉症、ダニやペットに起因するハウスダストなどによるアレルギー症状や副鼻腔炎などに作用します。

くしゃみが立て続けに起こる、透明で水のような鼻水が止まらない、鼻がつまる、などがアレルギー性鼻炎の主な症状ですが、このような症状が一年中現われるのを「通年性アレルギー鼻炎」、またある季節にだけ症状が現われるのを「季節性アレルギー鼻炎」と言い、これには花粉症も含まれます。

本来人間の体には免疫機能が備わっており、体内に害となる物質が入ってきた場合にそれを排除しようとする働きをします。
しかしこの免疫機能が過剰に働き、本来なら体に無害な物質に対してもその働きをしようとして逆に体内で有害な反応を起こしてしまうことをアレルギーと言います。
このアレルギー反応を起こす原因がアレルゲンと呼ばれる物質で、発見されているだけでも約200種類あります。
人がどの種類のアレルギーを起こすかは、その人が持っているアレルゲンで異なります。

また副鼻腔炎は蓄膿症とも言われる症状で、顔面にある副鼻腔と呼ばれる空洞にある粘膜が炎症を起こし、膿や粘膜が副鼻腔にたまる状態のことを言います。
細菌やウイルスの感染、またハウスダストや花粉症などのアレルギーが原因です。

これらのアレルギーを原因とする鼻炎や副鼻腔炎の治療に有効なのがリノコート　アクアの主成分であるブデソニドです。
ブデソニドはステロイド系の成分で、強力に炎症を抑えたり、免疫を弱めてアレルギー反応を抑える作用があり、アレルギー症状や副鼻腔炎の症状を抑えるとされています。

 

ブデゾニドは合成の糖質コルチコイド（ステロイド）です。
ブデゾニドのようなステロイド点鼻剤は炎症源となる粘膜型肥満細胞や好酸球の局所への浸潤を抑制し、サイトカイン、ヒスタミン、エイコサノイド、ロイコトリエンといった炎症を促進する化学伝達物質の遊離を抑制する作用があります。
また、細胞内のステロイド受容体と結合することによってこれらの化学伝達物質の生成を阻害する作用に加えて、粘膜分泌の抑制、血管の収縮、及び透過性亢進の抑制など血管、及び粘膜にも働きかけるため、鼻症状を速やかに抑える作用があるとされています。

ステロイドは全身のステロイド受容体に結合することによって作用を発揮しますが、リノコート　アクアは炎症を引き起こしている鼻粘膜局所に直接噴霧されて使用されるため、病変部で薬効を発揮した後すぐに分解され、体外に排出されやすくなるため副作用が少ないとされています。

リノコート　アクアの主成分ブデソニドを使った薬には以下のものがありますが、日本国内では主に気管支喘息の薬に使用されています。
パルミコート（アストラゼネカ）

ブデソニドと同じ薬効成分を使用した薬には、以下のものがあります。
「プロピオン酸フルチカゾン」
気管支喘息に対する成分として使用されていますが、鼻炎症状や鼻づまりにも効果があり、症状がやや重いときに使用されることが多いようです。
また全身性の副作用はほとんどないとされています。フルタイドロタディスク、フルタイドエアー（いずれもグラクソ・スミスクライン）

 

リノコート　アクアの成分に対して、過敏症の既往歴がある人は絶対に使用しないでください。

リノコート　アクアを使用する前に、医者に過去の病歴を報告してください。
特に結核、眼の疱疹、未治療の感染症、未治癒の鼻の痛み・潰瘍、鼻の手術・けがなどがある場合は、忘れずに報告してください。

ブデソニドを鼻腔内使用した場合、まれに過敏反応が現われることがあります。

まれなケースとして、ブデソニドを含む鼻腔内コルチコステロイド剤を使用したことにより、ぜーぜーとした呼吸、鼻中隔穿孔、眼圧増加などの症状が起きるとの報告があります。

小児が鼻腔内コルチコステロイド剤を使用した場合、一時的に発育の程度が遅くなることがありますが、最終的な成長にはほとんど影響がないと言われています。

副作用の発生を可能な限り防ぐため、定められた用法・用量をお守りください。

リノコート　アクアの効果は比較的早く出ますが、完全な効果が現われるまでには約2週間かかります。2週間以上経っても効果が現れない、または悪化したした場合は速やかに医師に相談してください。

妊婦、産婦の人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合においてのみ使用してください。

乳汁中にリノコート　アクアの成分が移行することが確認されていますが、乳児に影響を及ぼすことはほとんどないと言われています。
しかしながら、リノコート　アクアを使用する前には医師に相談してください。

6歳以下の子どもの使用に対する安全性は確立されていません。

年齢と共に鼻血の発生の確率が高くなる以外に、年齢による効果と安全性の相違は見られませんでした。
しかしながら高齢者が使用する場合には充分に注意してください。

長期間使用した場合、視覚障害（白内障、緑内障）のリスクを高めることがあります。

 

リノコート　アクアと以下の薬を併用すると副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状が現れる可能性があるため、充分に注意してください。
・CYP3A4阻害剤（イトラコナゾールなど）
・グレープフルーツジュース

 

医師に相談してください。

 

気付いたときに、できるだけ早く使用してください。
次の使用が同日中にある場合は、通常と同じ間隔を空けて使用してください。
2回分をまとめて使用することはおやめください。 医師に相談してください。

 

リノコート　アクアを使用した場合、以下の副作用が起きることがあります。
鼻血、咽頭炎、気管支けいれん、咳、鼻炎など

まれに以下のような重大な副作用が起きることがあります。
ぜーぜーとした呼吸、視覚障害、不整脈、無嗅覚・嗅覚異常、創傷治癒の遅延、口渇、多尿、顔面の腫れ、異常な体重増加、筋力低下、筋肉痛、発熱、持続性咽頭炎、重症の咽頭炎、食べ物飲み込み時の痛み、鼻腔内・口内の白斑、鼻中隔の痛み・不快感・荒れ　など

リノコート　アクア使用で重篤なアレルギー反応が出ることはほとんどありませんが、万一、以下のような重篤なアレルギー反応が出た場合はただちに医師の診断を受けてください。
発疹、かゆみ、腫れ、重症な目まい、呼吸困難

 

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