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2014-04-22

ソース(記事原文):ドクターズ・ラウンジ

アセタゾラミドと低ナトリウム食が視力を改善

ドクターズ・ラウンジ(2014年4月22日) ― 特発性頭蓋内圧亢進症と軽度視力低下を有する患者において、アセタゾラミドと低ナトリウム減量食の併用療法は、食事療法単独と比較して、視野機能をやや改善させることを示す研究結果が、アメリカ医師会機関紙(Journal of the American Medical Association:JAMA)4月23/30日号で発表された。

2014年4月22日火曜日(ヘルスデー・ニュース) -- 特発性頭蓋内圧亢進症と軽度視力低下を有する患者において、アセタゾラミドと低ナトリウム減量食の併用療法は、食事療法単独と比較して、視野機能をやや改善させることを示す研究結果が、アメリカ医師会機関紙(Journal of the American Medical Association:JAMA)4月23/30日号で発表された。

NORDIC特発性頭蓋内圧亢進症研究グループ(NORDIC Idiopathic Intracranial Hypertension Study Group)に所属する研究者らは、特発性頭蓋内圧亢進症と軽度視力低下を呈する患者165人を対象に、低ナトリウム減量食に加えて、アセタゾラミド(最大投与量4 g/日)またはプラセボのいずれかを併用する多施設試験を実施した。北米の大学病院や個人診療所38施設において被験者を登録し(2010年3月~2012年11月)、6ヵ月間にわたり経過観察した(最後の診察は2013年6月)。

本研究者らによれば、視野全体の感度低下を示す視野指数(MD)の平均改善量は、アセタゾラミド群(86人で1.43 dB)の方が、プラセボ群(79人で0.71 dB)よりも優れており、群間差は0.71 dBであった(P = 0.050)。また、アセタゾラミド投与は以下の平均改善量につながった:うっ血乳頭の重症度(治療効果 -0.70、P < 0.001)と、視力関連のQOL(生活の質)を評価するための米国国立眼研究所(NIF)視機能関連QOL調査票-25(VFQ-25)(治療効果6.35、P = 0.003)およびその神経眼科関連の追加評価10項目(治療効果8.23、P < 0.001)。有意な体重減少もまた、アセタゾラミドに割り当てられた被験者で認められた(治療効果 -4.05 kg、P < 0.001)。

「この改善に臨床的重要性があるのかどうかはまだ明らかにされない」と著者らは記している。

複数の著者が、バイオ医薬品産業との金銭的関係を開示した。


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