ジェネリック医薬品とは?
新しい医薬品の開発には膨大な研究開発費がかかります。そのため、新薬の価格は開発研究費を含んだ高い価格になります。しかし、その特許が切れた後に他社から別名で発売される商品はその商品開発費を含まない為、全く同じ成分であるにもかかわらずはるかに安い価格で提供されています。これらの商品がジェネリック・ジェネリック医薬品・後発医薬品などと呼ばれています。
本来ジェネリック(Generic Name)とは一般名の意味で、薬の有効成分を指す語ですが、欧米では後発医薬品の多くが有効成分名で発売されていた為、後発医薬品の同義語として用いられるようになりました。
近年膨大な医療費を抑える為に日本政府もこのジェネリック医薬品に注目しています。
またインド等では人道的な見地から国が法的に医薬品に対する特許を認めていない為、特許期間内の医薬品であってもジェネリック商品を販売することができます。
(正確には、医薬品への物質特許が認められていませんでした。2005年にインドの特許法は変わりましたが、その第3条で1995年以降「全く新しい薬にだけ」医薬品特許を認めることが記されています。(世界の貧困者の命を救うために安価な薬の製造を許可している法律)その為、それ以前のもの、さらに「全く新しい」と認められない薬は引き続き販売が認められています。詳しくはこちら(Googleで検索) 中でもこの記事がわかりやすく説明しています。あるいはこちら。)
日本において、そのような商品を個人で用いる為に、規定量(医薬品:用法・分量からみて2カ月分以内。ただし、要指示薬は1カ月分以内)を超えない範囲で輸入することは認められています。
日本税関の該当ページ
また、基本的にジェネリック商品はシート単位での販売となるため外箱がつかない状態での発送となります。商品名、有効成分、含有量、製薬会社などについてはシートに印字されておりますのでそちらをご確認ください。