アレルギー(花粉症・鼻炎) - このカテゴリーに関連するニュース・情報
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2011-09-21
ソース(記事原文):サイプレスクリーク
アレルギーには親が注意を怠らずに
サイプレスクリーク (2011年9月21日) ― キンバリー・プーア(Kimberly Poore)著
アレルギーの季節がやってきた。我が子をアレルゲンから守ろう。
アレルギーは1年を通して起こるが、現在、気候が例年になく乾燥しているのでアレルギーの最盛期だといえる。
親はアレルギー反応の症状だけでなく、予防法も認識しておくこと。
「ヒューストンでは、アレルギー問題は年間いつでも子供に生じる可能性がある。」と、テキサス小児科病院(Texas Children’s Hospital)のアレルギー免疫診療所の医師であるスチュワート・アブラムソン(Stuart Abramson)博士は、パブメッド・ヘルス(PubMed Health)のインタビューで語った。「アレルギー性鼻炎(鼻の炎症)や花粉症は、年少の子供に最もよく見られるアレルギーだ。」
パブメッド・ヘルスによると、このような症状は、アレルゲンを吸い込んで鼻の内部の粘液組織が腫れることで起こる。加えて、耳、鼻腔、喉にも症状が出ることがある。
子供が外に出てアレルゲンの可能性がある物質にさらされることを親は止められないが、親は症状を治療し、室内のアレルゲンを制限することができる。
FamilyDoctor.orgは次の方法で子供のアレルゲンへの接触を制限するよう推奨している。
花粉への接触を減らすには、親は、子供が寝る前に子供にシャワーを浴びさせたり入浴させたりすること。これは髪や皮膚についた花粉などのアレルゲンを洗い流すためである。子供は特に乾燥し風の強い日には戸外に出ないこと。親は窓やドアを閉めておき、家の中や車中ではエアコンを使うこと。
カビへの接触を制限するために、親は室内には植物を置かず、シャワーカーテン、浴室の窓、湿った壁、乾燥腐敗がある場所、屋内のごみ箱を頻繁に掃除することで、家庭のカビの量を減らすことができる。水と塩素系ブリーチを混ぜて使い、カビを殺すこと。ドアや窓を開けたり換気扇を使ったりして空気の流れをよくし、カビ防止を促進すること。
浴室などの湿気の多い部屋をじゅうたん敷きにすることは避け、壁紙ではなく防カビ塗料を使うこと。室内の湿気を50パーセント以下に減らすことも効果がある。親は乾燥機を使い、室温を約21℃に設定し、集中空調システムの微粒子フィルターを掃除、交換することで室内空気質を制御できる。
ペットがいる家庭の場合、ペットのふけを撤廃することはできないが、残るアレルゲンを減らすことはできる。アレルゲン抑制効果のある敷物を使い、ペットを頻繁に入浴させ、エアフィルターを使うことでペットのふけを減らすことができる。他にも方法があるので、獣医に問い合わせ、家庭のペットのふけを減らすこと。
ほこりとイエダニは、家庭でのトップクラスのアレルゲンである。家庭のイエダニを減らすには、カーテン、羽枕、布張りの家具、丸洗いできない掛布団、ぬいぐるみを置かないこと。
カーペットはやめてリノリウムか木の床にすること。フローリングが最適である。床は濡らしたモップを頻繁にかけ、乾いた布で表面を拭き仕上げすること。高性能 (HEPA)フィルターを内蔵する掃除機を定期的にかけること。布張りの家具やカーテンは、床と同じように掃除機をかけること。
高性能フィルターや静電フィルターのついた空気清浄器を設置すること。カーペットやソファカバーは、安息香酸ベンジルやタンニン酸のスプレーなど、専用洗剤で洗浄すること。寝具類は全て、1週間から10日おきに温水(約54℃以上)で洗濯すること。ベッドパッドは使わないこと。マットレスと枕にはビニールのカバーを掛けること。除湿機を使い、室内の湿度を下げること。
親はアレルギーをもつ子供の近くで喫煙しないこと。煙草の煙はアレルゲンではないが、刺激となり症状が悪化することがある。
子供にアレルギー症状が出たら、医師の診断を受けさせることが重要である。治療をせずにおくと、アレルギーが鼻炎を招き、喘息となることも多く、生死にかかわる状態になることもある。
関連情報: 小児期アレルギーの症状
子供が何度もくしゃみをしたり、鼻水が止まらなかったり、目を掻いたり涙目であったりしても、これは珍しいことではない。実際、米国では子供の5人に1人に何らかのアレルギーがある。
花粉症のよく見られる症状:
薄く透明な鼻水が止まらない
鼻づまり
くしゃみ
耳、鼻、喉が痒い
後鼻漏で鼻水が喉の後ろに流れ、咳が出る
平熱
子供にアレルギーの疑いがあれば、主治医に相談すること。子供の治療は通常、アレルギー要因を避けることを学べばよいだけで、危険を伴うような治療ではない。
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