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2013-02-20

ソース(記事原文):MPR

エルロチニブとセレコキシブの併用は頭頚部癌に有効

MPR(2013年2月20日)― (ヘルスデーニュース) がん学会誌(Clinical Cancer Research)2月19日号オンライン版に掲載された研究によれば、EGFR(上皮成長因子受容体)チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)エルロチニブと、シクロオキシゲナーゼ2阻害薬セレコキシブの併用は、頭頚部癌の発症リスクの高い患者に対する予防的化学療法として有望であることが示されている。

アトランタにあるエモリー大学のドーン・シン(Dong M.Shin)博士らは、頭頚部癌の予防におけるエルロチニブとセレコキシブの併用使用の可能性を、前臨床設定と臨床現場において評価した。

前臨床試験において、エルロチニブとセレコキシブの併用が、いずれかの単独投与と比較して、頭頚部癌の細胞増殖をより効率的に有意に抑制したことが明らかにされた。予防的化学療法の第I相試験において、病理学的な全奏効率は71%であった。この併用療法を受けた患者の検体は、EGFR値や、リン酸化細胞外シグナル制御キナーゼ値、およびリン酸化リボソームタンパク質S6値における発現低下を示した。

著者らは「一部のタンパク質マーカーにおける変化は、予防的化学療法の第I相試験における患者の臨床成績と有意に相関していたとはいえ、検体数が少ない。今回の前臨床試験は、臨床所見を裏付けているだけでなく、頭頚部癌の予防におけるエルロチニブとセレコキシブの併用療法の作用機序を理解する手掛かりとなる」と記している。「全体として、前臨床試験とバイオマーカーに基づく第I相臨床試験を組み合わせた今回の研究は、頭頚部癌の発癌に関与する複数のシグナル伝達系を標的とする将来の予防的化学療法試験の妥当性を示すための原理証明として役立つ」


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