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2011-08-28
ソース(記事原文):インペリアル・カレッジ・ロンドン・ニュースリリース
スタチンが感染症および呼吸器疾患による死亡を減少させる - 臨床試験終了から8年経過
インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)ニュースリリース(2011年8月28日)―
ASCOT試験の長期追跡調査から、非心血管死に対するコレステロール降下薬の効果が明らかにされた―ニュースリリース
スタチンとプラセボの比較検討を行い、2003年に終了した大規模試験において、試験終了以降は両投与群の被験者の大半がスタチンを服用していたにもかかわらず、死亡率は試験期間中にスタチンを処方された群のほうが依然としてプラセボ群より低かった。このASCOT試験(Anglo-Scandinavian Cardiac Outcomes Trial)の一部であるASCOT-LLA試験は、スタチンが心臓発作と脳卒中の予防に非常に効果的であったことから早期に終了したが、その8年後に両群間で認められた最も顕著な差は、感染症および呼吸器疾患による死亡の減少であることが新たな解析により明らかにされた。
インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者らによる最新の研究結果は、パリで開催されている欧州心臓学会議(European Society of Cardiology Congress)で本日発表され、同時にヨーロピアン・ハート・ジャーナル(European Heart Journal)に掲載された。
ASCOT-LLA試験では、1998年から2000年にかけて、英国、アイルランド、スカンジナビア諸国の高血圧症患者10,000例以上をアトルバスタチン群またはプラセボ群のいずれかに無作為に割り付けた。2003年にはスタチンが心臓発作と脳卒中の予防に非常に有益であることが証明されたため、試験は早期終了となった。試験終了以降、いずれの群も被験者の大半はスタチンを服用していた。
今回の新たな解析では、ASCOT-LLA試験の被験者のうち、英国在住の4,605例を対象に死亡数とその原因について検討が行われた。11年間の追跡調査終了後、全死亡率は元々アトルバスタチン投与に割り付けられていた群のほうが14%低く、その主な理由は感染症および呼吸器疾患による死亡が少なかったことであった。
「これは、まさに予想外の結果です。」今回の研究を指揮したインペリアル・カレッジ・ロンドン国際循環器センター(International Centre for Circulatory Health)のピーター・セバー教授(Professor Peter Sever)はこのように述べた。「心臓発作と脳卒中の予防に対するスタチンの有用性は十分に確立されていますが、長期追跡調査の終了後、この薬の効果は感染症および呼吸器疾患による死亡に対し最も顕著であったと考えられます。試験終了から8年後でも両群間にこれほどの差がみられるというのは、非常に驚くべきことです。」
「いくつかの研究により、スタチンは肺炎などの感染性疾患による死亡を防ぐことが示唆されています。なぜスタチンには、感染性疾患による死亡を防ぐという予想外の作用があるのか説明するには、さらに多くの研究が必要です。」
英国の被験者のうち試験開始から11年の間に死亡したのは、元々スタチンを処方されていた群で460例であったのに対し、プラセボ群では520例であった。この差は、スタチン群のほうが感染症および呼吸器疾患による死亡が36%少なかったことで概ね説明できる。また心血管疾患による死亡もスタチン群のほうが少なかったが、その差は統計的に有意ではなかった。癌による死亡の差はなかった。
ASCOT-LLA試験の初期の結果はその後のガイドラインに多大な影響を与え、英国NICEが作成するものも含めて、それらガイドラインは心疾患リスクのある人に対しスタチン使用を推奨している。同様に降圧薬の異なる併用群について比較検討したASCOT-BPLA試験も臨床現場に重大な影響を与えた。
ASCOT試験は医師主導型試験であり、ファイザー社(Pfizer)が資金提供を行った。セバー教授は国立健康研究所(National Institute for Health Research:NIHR)上級研究員(Senior Investigator)であり、インペリアル・カレッジ・ヘルスケアNHSトラスト(Imperial College Healthcare NHS Trust)に対するNIHRの総合生物医学研究センター(Comprehensive Biomedical Research Centre)賞を受けた。
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