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2016-04-12

ソース(記事原文):News-Medical.Net

ゾニサミドがミオクローヌス・ジストニア運動症状を緩解させる

【News-Medical.Net】(2016年4月12日)

無作為化クロスオーバー試験で、ゾニサミドがミオクローヌス・ジストニアを持つ成人の運動症状と関連身体障害を明らかに改善したことが明らかになった。

ミオクローヌス・ジストニアはごくまれな疾患で、彼らの研究はこの設定で行なわれた最初の対照治験である、とMarie Vidailhet(フランスのパリにあるピリエ・サルペトリエール病院)とその同僚は強調した。

この試験では、ミオクローヌス・ジストニアを持つ23人の被験者を無作為にベンゾイソオキサゾール誘導ゾニサミド(最大1日300mg)服用群と偽薬服用群とに分け、6週間の用量漸増期間に続き3週間の最大耐性用量が投与された。そして5週間の休薬期間後、ほかの治療に切り替えられた。

プラセボ期間と比較して、ゾニサミド治療期間の間にミオクローヌス統一評価尺度(UMRS)第4項の基準値28ポイントからミオクローヌス動作重症度が平均5ポイント改善された。またプラセボと比較してゾニサミド治療では、UMRS第5項の基準値7ポイントからミオクローヌス関連運動障害が明らかに2ポイント改善された。これらはいずれも統計的に有意であった。

患者たちもまた、プラセボ治療に対してゾニサミド治療群ではバーク・ファーン・マースデン・ジストニア評定尺度が3ポイントと、ジストニアが顕著に改善したが、関連障害に対する効果はなかった。

「ゾニサミドはこのように、軽度から中等度のミオクローヌス・ジストニアを持つ患者をはじめ、脳深部刺激療法を拒絶している人や適用しない重症度の人に対する治療の選択肢として考慮されているようです」と研究者たちはニューロロジー誌に書いている。

彼らは、研究でみられたゾニサミドの利点は、脳深部刺激療法で報告されている利点よりも少ない、と述べている。

有害事象はゾニサミド治療期間中で患者の83%、プラセボ期間中では74%の報告があった。プラセボ期間に対してゾニサミド治療期間中では無力がより多く(65対17%)、ほかに気分変動(35対26%)がみられた。

彼らの研究では患者たちは9週間のみの治療を受け、長期間の効果と安全性プロフィールが確認された、と述べている。

またミオクローヌス・ジストニアは一般に10歳前に発症するため、てんかんに関する研究ではこの年齢群におけるゾニサミドの耐容性は良好だが、子供のゾニサミド使用については注意を向ける必要がある、と付け加えている。


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