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2012-05-03
ソース(記事原文):リーダー・テレグラム
ダニ媒介性疾患を減らす
リーダー・テレグラム(2012年5月3日)― ブライス・ウェヒター(Blythe Wachter)著
さまざまな気味悪い感覚の中でも、1つは、ダニが人の脚や頭皮に這い上がってくるのを感じることです。それを考えただけで私は身震いがして、かき始めてしまいます。冬に雪がほとんど降らず、春の訪れが早かったことは、通常よりも早くダニに咬まれるようになることを意味し、ライム病などのダニ媒介性疾患にかかるケースが増えることになるという公衆衛生の専門家の話を読んで、私は思わず屋内で過ごしたいと思いました。
私は確信しています。皆さんがこの数週間の間に、ペットからダニを取り除くという嫌な仕事をしていることを。しかし、皮膚に潜り込んだダニを引き離すことよりも、なお悪いこととして、ダニはライム病などの病原菌を運びかねないことを知っています。
以前、私はダニに咬まれた後にライム病の徴候を示す発疹が現われたため、抗生物質を服用しなければなりませんでした。
疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention : CDC)のウェブサイトにはライム病の症状がリストアップされており、赤く拡大する発疹、疲労感、悪寒、発熱、頭痛、筋肉や関節の痛み、リンパ節の腫れなどがあります。発疹の一部分は拡大するにつれて赤みが消え、見た目が「牛の目」のようになることもあります。
治療しないまま放置すると、この病気は刺咬部位から体の他の場所へと広がります。そして、皮膚の病変、顔面の筋緊張の低下、激しい頭痛、首のこわばり、大関節の痛みや腫れ、動悸、めまいなどの症状が起こります。
CDCによれば、ライム病は治療しなければ関節炎などの合併症が生じることがあります。
ダニが他の微生物を伝播させることもあります。私の飼っている犬の1匹は、咬まれた後にアナプラズマ症になりましたが、抗生物質の使用後に回復しました。
犬の場合、感染したというサインには、関節痛、歩行困難、傾眠、嘔吐、下痢、咳などがあります。比較的重症のケースでは、発作を起こしたり、肝臓や腎臓にダメージを受けることがあります。
私達ヒトも、アナプラズマ症に対する免疫がありません。症状として、発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感、悪寒、悪心、腹痛、咳、錯乱が挙げられます。CDCによれば、正しく治療しなければ、アナプラズマ症は命にかかわる深刻な病気となりかねません。
残念なことに、マディソンにあるウィスコンシン大学開放部(UW-Extension)の昆虫学者フィル・ペリテリ氏(Phil Pellitteri)は、最近のリーダー=テレグラム紙(Leader-Telegram)の記事の中で次のように述べました。「この十数年間、ウィスコンシン州ではライム病などのダニ関連疾患の症例数に増加が見られます。」
2010年にライム病と確認された症例数は、州全体で3,000例以上でした。2011年の症例数はまだ明らかにされていません。
さらに驚くこととして、この記事の指摘では、以前はライム病の病原菌を保有するダニは15~18%のみでした。現在は、約40%のダニが保有しています。
天気が良くなれば、ダニに対する嫌悪感から屋内で過ごすということはないでしょう。しかし私は、ウィスコンシン州の西~中央部はライム病のリスクが高いことを知っているため、ペットを含めた家族みんなにダニが付いていないか確認することに気を配るつもりです。
CDCは、ダニとの接触機会を避けること、ダニを寄せ付けないこと、そして付いたダニを取り除くことについて、次のアドバイスを提供しています。
背の高い草や積もった落ち葉がある、雑木林や茂みのような場所を避ける。
山中などの小道では、道の真ん中を歩く。
露出している肌には、ディート(DEET)を20%以上含有する忌避剤を用いる。必ず製品の使用説明に従うこと。子供に使用する場合は親が塗布し、手・目・口への使用は避けること。
ブーツ、ズボン、靴下、テントなどの衣服や用具にはペルメトリン含有製品を用いる。あらかじめペルメトリン処理が施された衣服も有用である。
犬には忌避剤を用いて、ダニが付いていないか毎日確認する。一方、猫はさまざまな化学物質に敏感なため、忌避剤の使用はまず獣医師に相談してから行うこと。
自分に這い上がってきているダニを洗い流すだけでなく、見つけやすくするため、屋内に入った後はできる限り速やかに入浴するか、またはシャワーを浴びる。
ダニが出没する場所から戻ったら、鏡を使って体のあらゆる場所を見て、ダニが付いていないか全身のチェックを行う。親は、子供の腕の下、耳の中および周囲、へその中、膝の裏側、両脚の間、腰のまわり、そして特に髪の中にダニがいないか確認すること。
ダニを見つけたら、先の細いピンセットを使って、できる限り皮膚表面に近いところでダニをつかむ。均一に圧力をかけながら、上方に引っ張る。ダニをねじったり、急にぐいと引っ張ったりしてはいけない。そうすることで、ダニの口部分がちぎれて皮膚の中に残ることがある。清潔なピンセットで簡単に口部分を取り除くことができなければ、そのままにして、皮膚の自然治癒を待つ。
ダニを取り除いた後は、消毒用アルコールまたは石鹸と水で、刺咬部位と両手を十分に清潔にする。
ダニが皮膚から離れるよう、ダニにマニキュアやワセリンを「塗る」、あるいはダニを熱するなどの民間療法は避ける。ダニが離れるまで待つのではなく、速やかに取り除くこと。
ダニを取り除いてから数週間以内に発疹や熱が出たら、かかりつけ医の診察を受けるよう覚えておくこと。
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