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2013-11-16

ソース(記事原文):ニュース・メディカル

ヒドロコルチゾンが両側膝置換患者を守る

ニュース・メディカル(2012年11月16日) ― コルチコステロイドの反復投与は、両側人工膝関節置換術(TKA)を受けた患者を、発熱、疼痛、急性呼吸窮迫などの術後の副作用から守る可能性があることを、研究が示唆している。

無作為化プラセボ対照試験の結果、手術2時間前にヒドロコルチゾン100 mgを投与され、8時間間隔でさらに2回投与を受けた患者は、148.13 pg/mL対623.74 pg/mLで対照群よりサイトカインインターロイキン(IL)-6の24時間ピーク濃度が有意に低かったことが示された。

また、エラスチンの副生成物デスモシンの濃度は、ヒドロコルチゾン治療を受けた患者では、両側TKA後、ベースライン、24時間後、72時間後に変化しなかったが、対照群では24時間で90.96 pmol/mgから134.75 pmol/mgと有意に上昇した。

「周術期のコルチコステロイド投与の臨床的効果として、低IL-6濃度は炎症度が低いことを示唆し、低デスモシン濃度は肺損傷度が低いことを示唆している」と、ケッシ―・ジュール‐エリゼ(Kethy Jules-Elysee)(米国ニューヨークのホスピタル・フォー・スペシャル・サージェーリー)(Hospital for Special Surgery)と共著者らは言う。

これは、手術24時間後にはIL-6濃度は両群で同等であったが、8時間間隔のロコルチゾンの2回の投与が、両側TKAのプラセボ群と比較して初期IL-6濃度を有意に低下させたことを示唆する研究結果の後続研究である。

今回の研究では、ヒドロコルチゾンを投与した患者17人はまた、対照群17人と比較して、発熱する可能性が低く(11.8%対47.1%)、手術24時間後の視覚的アナログ尺度疼痛スコアが有意に低かった(1.4対2.4)。

また、ヒドロコルチゾン治療を受けた患者は、対照群と比較し、退院時の可動域が左膝(81.4° V 73.4°)と右膝(81.6°対70.6°)の双方で有意に広かった。

「今回の小規模な研究と過渡的臨床ベネフィットは、より長期的な結果に対する周術期の副腎皮質ステロイドの効果に関し、更なるより大規模な研究を必要とする」と研究者らは、ジャーナル・オブ・ボーン・アンド・ジョイント・サージェリー(The Journal of Bone and Joint Surgery)誌の米国版で締め括った。


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