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2013-12-13

ソース(記事原文):Diabetes.co.uk

ビクトーザ(Victoza)糖尿病治療薬がアルツハイマーに対する治療の鍵を握る可能性

Diabetes.co.uk(2013年12月13日) ― 新たな研究の目的は、糖尿病治療薬リラグルチドが初期のアルツハイマー病患者の記憶を改善させるのかどうかを検討することにある。

本研究プロジェクトは、アルツハイマー病協会慈善団体から一部の財政的援助を受けて実施されるものであり、初期のアルツハイマー病患者200人を対象に、リラグルチド (ビクトーザ)を12ヵ月間にわたり連日注射する群と、同期間プラセボを注射する群のいずれかに割り付けて検討することからなる。

両群の患者には、治療前および治療後にスキャン検査と記憶検査を行う。

実験研究においてリラグルチドは脳内の炎症を軽減させることで脳細胞間結合と脳細胞発達を改善させることが裏付けられ、この研究が実施されることになった。

アルツハイマー病を治療する新薬は2003年以降出ておらず、この新たな研究の結果がついに認知機能低下に対処する新しい治療法に結び付くものと期待される。

インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)が本試験の患者登録を行う2施設のうちの1つであり、主任研究者は同大学のDr.Paul Edisonが務める。同氏は「通常、新薬の認可には数十年間という月日がかかり、その費用は数十億ポンドにもおよぶ」としている。

「リラグルチドは、既に十分に試され評価された糖尿病治療薬であり、その安全性はよく知られている。この研究において、リラグルチドがアルツハイマー病の進行を遅らせるのかどうかが3年以内に判明する予定である」

アルツハイマー病協会の研究・開発責任者であるダグ・ブラウン(Doug Brown)博士は「この待望の研究は、これらの薬剤のうちの1つにより晩期アルツハイマーを含む同疾患の生物学的原因が改善されることを示唆しており、我々が目指す方向は誤っていないことを示している。

同氏は「リラグルチドが認知症患者の生活を改善させるような役割に近づけるように、現在、新たな大規模試験に財政的支援を行っている」と続けた。

アルツハイマー病は2型糖尿病と密接に関連しており、60歳を超えた糖尿病患者は記憶障害を発症する可能性が非糖尿病患者の2倍高いことが研究で示されている。

最近の米国の研究結果は、 さらに一歩踏み出し、アルツハイマー病と2型糖尿病は実は同じ疾患でありうることを示唆している。ニューヨーク州のオールバニー大学(Albany University)の研究者らが先週発表した結果によると、2型糖尿病患者によって産生される余分なインスリンは、脳内に入り、重要な化学物質の機能を破壊し、最終的に脳細胞の死滅を引き起こすという。


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