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2013-01-08
ソース(記事原文):ドクダーズラウンジ
メトトレキサートが若年性強皮症に持続的なベネフィットを提供
ドクダーズラウンジ(2013年1月8日)― (ヘルスディ・ニュース)ジャーナル・オブ・アメリカン・アカデミー・オブ・ダーマトロジー(Journal of American Academy of Dermatology) 12月号に発表された研究によると、経口メトトレキサートは若年性限局性強皮症患者の大半に、持続的なベネフィットを提供する。
イタリアのパドヴァ大学(University of Padua)のフランチェスコ・ズーリアン(Francesco Zulian)医師と同僚らは、最初の3ヶ月間に経口メトトレキサートとプレドニゾンによる治療を受ける無作為化比較試験にかつて登録していたJLS患者65人のコホートの前向きフォローアップ研究を実施し、長期にわたるメトトレキサートの治療的役割を評価した。治療に対する反応の定義は、新たな病変がなく、皮膚スコアレートは1未満、基準値と比較し少なくとも10%の病変温度の低下とされた。臨床的寛解は、治療中の少なくとも6ヶ月間の反応の維持と定義され、完全な臨床的寛解は、治療なしの少なくとも6ヶ月間の反応の維持と定義された。
研究者らは、患者の73.8%が回答したことがわかった。15.4%はメトトレキサート開始後24ヶ月で再発し、10.8%の患者が追跡不能であった。回答者の過半数(72.9%)が臨床的寛解を平均25ヶ月間維持し、27.1%が治療中に臨床的寛解であった。副作用は一般に軽度で、投与中止を必要とすることはなく、48.3%の患者が副作用を経験した。
「長期メトトレキサート療法は有益で、JLSへの耐容性が良好である」と著者らは結論付けている。
摘要
背景
最近の研究では、メトトレキサート(MTX)は若年性限局性強皮症(JLS)の治療に有益であるが、その長期的な効果についてはほとんど知られていないと報告している。
目的
我々は長期にわたってフォローアップしたJLS小児患者におけるMTXの治療的役割を評価した。
方法
かつて二重盲検無作為化比較試験に登録し、最初の3ヶ月間に経口MTX(15mg/m2/ /週)とプレドニゾン(1 mg / kg /日、最大50 mg)で治療を受けたJLS患者のコホートを、前向きにフォローアップした。病変は、赤外線サーモグラフィとコンピュータ化した皮膚のスコアで臨床的に評価した。治療に対する反応は次のように定義された:(1)新たな病変はない、(2)皮膚スコアレートは1未満、(3)基準値と比較し少なくとも10%の病変温度の低下。治療中の臨床的寛解(CR)は、治療中に少なくとも6ヶ月間反応が維持された場合と定義され、完全CRは治療せずに少なくとも6ヶ月間反応が維持された場合と定義された。
結果
MTXで治療した患者65例のうち、48例(73.8%)が回答者で、10例(15.4%)がMTXを開始してから24ヶ月で再発し、7例(10.8%)が追跡不能であった。回答者のうち、35例(72.9%)はCRを平均25ヵ月間維持し、13例(27.1%)は治療中にCRであった。28例(48.3%)に認められた副作用は概ね軽度であり、投与中止を必要としなかった。
制限事項
赤外線サーモグラフィやコンピュータ化した皮膚スコアなど、あまり利用されていない客観的指標を使用しているので、データを過去の研究と比較することが困難である。
結論
長期のMTX療法は有益で、JLSへの耐容性が良好である。
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