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2013-04-16
ソース(記事原文):関節炎アバウト.com
メトトレキサートが関節リウマチ患者の死亡リスクを最大70%低下
メドページ・トゥデイ(2013年4月16日)― キャロル・ユーステス(Carol Eustice)著
メトトレキサートが関節リウマチ患者の死亡リスクを低下させる可能性のあることが、医学誌「関節炎&リウマチ(Arthritis&Rheumatism)」2013年2月号掲載の研究結果で示された。米国10ヵ所のリウマチ診療所における関節リウマチ患者約5,000人を対象に、死亡率とメトトレキサート治療との関連が評価された。本研究は1981年~2005年のデータを収集し利用したものである。
メトトレキサートを投与した患者は、投与しなかった患者と比較して、死亡リスクが最大70%低かった。この有意かつ有益な作用は、メトトレキサートを1年以上投与した後に生じるものと考えられる。投与期間が長くなるにつれ、効果が増大するようなことはなかったため、有益性は累積しないということになる。研究者らは、治療効果を維持するには、処方スケジュールに従ってメトトレキサートを持続的に服用しなければならないと考えられるとしている。
医学誌「関節炎ケア&リサーチ(Arthritis Care and Research)」に掲載されたマンチェスター大学(University of Manchester)の研究結果によると、関節リウマチ患者の3人に1人が、年齢に関係なく、年に1回以上転倒する。今回の研究から、一度転倒した関節リウマチ患者は、過去の負傷に起因する二次転倒リスクが高まり、転倒恐怖感も増すことが示された。本研究における転倒の過半数以上に負傷(例えば疼痛や挫傷)との関連がみられた一方、転倒の約10%は頭部外傷や骨折などの重傷につながった。
転倒の最も重大なリスク因子は転倒歴である。関節リウマチ患者では、初回転倒後1年以内の再転倒率が3倍高くなる。関節リウマチ患者における転倒の原因となる要因(疲労、関節腫脹、圧痛関節、薬剤使用、筋力低下など)を認識・評価することが、リスク低下に役立つと考えられる。
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