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2015-03-02
ソース(記事原文):ミネソタ・デイリー
ミネソタ大学とその提携先がアスピリン使用の普及を目指す
ミネソタ・デイリー(2015年3月2日) ― 提携先が心臓の健康の増進活動を今春にも開始
ジェシー・ベッカー(Jessie Bekker)著
ミネソタ州ではミネソタ大学(University of Minnesota)と州の50を超える対象店舗が提携して、今春にもアスピリン常用の促進活動を行う。州の住民の心臓の健康管理に役立てるためだ。
中年層には心臓発作や脳卒中のリスクが目立つことから、大学主導による5年間の『アスク・アバウト・アスピリン(Ask About Aspirin )』キャンペーンはミネソタ州の中年層を対象とする。提携先との協力により、屋外広告、ラジオ広告、医院のパンフレットなどの形で該当者にアスピリン使用を宣伝する。
5月に開始予定の本キャンペーンには、国立心肺血液研究所(National Heart, Lung, and Blood Institute)が資金提供を行っている。
公衆衛生学部(School of Public Health)の兼任教授(疫学・地域保健)で、この試みのリーダーを務めるアラン・ハーシュ(Alan Hirsch)によれば、リスクのある中年層がアスピリンを服用すると心臓発作や脳卒中の可能性が減ることをこれまでの研究が示しており、この知見がキャンペーンのきっかけになったという。
「該当者にはアスピリンを服用してもらい、そうでない人は服用しないようにすることで、安全に…州全体の保健に貢献できると考えています」、とハーシュ教授は話した。
ミネソタ大学は1年ほど前に、本キャンペーンの試験版をミネソタ州ヒビングで実施した。試験版では、被験者集団とされる中年層でアスピリン常用が16%増加した。
今回は州の一部の地域で宣伝を行い、その他地域(ウィスコンシン州やアイオワ州のような周辺の州を含む)は対照とすることで、この試みが成功するか調べようとしている。
キャンペーンの開始前には、アスピリンを使用している住民の数を把握するため対照地域と試験地域の両方に電話をすることになっている。キャンペーン終了の5年後にも同じ地域に電話して、アスピリン使用は増加したのか調べる予定だ。
ラッセル・ルプカー教授(Dr. Russell Luepker)(公衆衛生学)は、ミネソタ州では高血圧や喫煙などの問題がさらに先へと進んでいる、と話した。州の住民をもっと健康にする次のステップは、心臓の健康状態のモニタリングだという。
「こういう、よくある問題を皆さんが抱えている場合には、より一般向けのキャンペーンが1つの有用な取り組みになります」(ルプカー教授)。
ミネソタ大学は州保健局(Minnesota Department of Health)などの提携先と共に、ヒビングで行った試験版と同様の成功が州の各地域でも起こることを期待している。
公衆衛生学部長のジョン・フィネガン(John Finnegan)によると、試験版キャンペーンと違って今回の州全体に及ぶ試みでは、白人よりも心臓の問題が多く見られるうえにアスピリンの予防的使用が少ない傾向にある少数民族でも、アスピリン使用状況を調べるという。
ルプカー教授は、まだキャンペーンは始まっていないがすでにCDC(Centers for Disease Control)がその実施計画に関心を示している、と話す。成功すれば、CDCがこのキャンペーンを全米に広げる可能性は高い。
「このキャンペーンは、全米に及ぶものとなりそうです」(フィネガン学部長)。
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