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2011-11-04

ソース(記事原文):サードエイジ

心臓病が低テストステロンに関連

サードエイジ(2011年11月4日)― エミリー・ヤコブソン(Emily Jacobson)著

低テストステロン値の男性は心臓病のリスクが高い可能性のあることが、新たな研究で示された。

3,600人を超える高齢男性から得た5年間にわたるデータを研究者らが解析したところ、低テストステロン値の男性は、そうでない男性よりも心臓病で死亡する可能性が高いことが明らかにされた。

健康とテストステロンとの関連についてこれまで行われた研究では、一定の評価が得られておらず、テストステロン値が低い人はより早期に死亡する可能性が高いとする結果もあれば、その正反対を示したものもある。テストステロン治療は、精力的問題や性欲問題、それにイライラに対し用いられているが、その関連性については依然として明確でない。

英国のマンチェスター大学(University of Manchester)のホルモン専門家フレデリック・ウー(Frederick Wu)博士は、「低テストステロンが健康不良に関連していたとしても、低テストステロンが健康不良や死亡率増加の原因であるということにはならない」と述べている、とロイターヘルスは報じた。

本研究著者のゾウイ・ハイド(Zoe Hyde)氏によれば、心臓の健康と、テストステロン値との間には相関があるという。

ロイターヘルスによれば、ハイド氏は「テストステロンが心血管系に有益な効果があるという強い証拠がある」としている。「例えば、テストステロンは除脂肪体重(筋肉など)を増加させる一方、体脂肪量を減少させることが示されている。また、テストステロンにはコレステロール値に対するプラス効果も若干みられる」

とはいえ、心臓病が低テストステロン値から生じた直接的結果である証拠は依然として存在しない。

本研究はジャーナル・オブ・クリニカル・エンドクリノロジー&メタボリズム(医学誌)に掲載された。


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