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2012-10-16
ソース(記事原文):マイ・ヘルスニュース・デイリー
抗中毒薬は過食症を抑えられる
マイ・ヘルスニュース・デイリー(2012年10月16日)― 薬物やアルコール中毒患者の欲求を緩和するために使用される薬が、過食を抑える一助ともなり得ることを、動物を用いた新しい研究が示唆している。
研究では、ラットに1日1時間、糖分の多い食餌を与え、他のラットの約4倍の食餌を摂取する過食症にした。しかしナルトレキソンという薬をラットの前頭前野と呼ばれる脳の一部に注射すると、過食症のラットはそれまでより食餌を摂取しなくなり、標準食餌のラットと同じ摂取量に近くなった、とボストン大学医学部嗜癖障害研究所(Laboratory of Addictive Disorders at Boston University School of Medicine)の研究者アンジェロ・ブラシオ(Angelo Blasio)は述べた。
ナルトレキソンはモルヒネやヘロインなどの薬物によって活性化される脳のオピオイド受容体を阻害し、摂食行動にも関与すると考えられている、とブラシオは述べた。アルコールや薬物の乱用障害の患者に、乱用を控える一助になるよう投与される。
研究はラットを使ったものなので、研究結果がヒトに適用できるかどうかを判断するのは時期尚早だ。しかし、研究の結果、前頭前皮質が過食行動に重要な役割を果たしている領域であることが指摘された、とブラシオ。前頭前野は意思決定や行動の制御に関与することが知られている。
ブラシオは、ナルトレキソンは脳内のどこであってもこのタイプのオピオイド受容体を阻害できる可能性があることを指摘し、今後の研究で、前頭前野内の受容体を個別的に標的とする薬剤が摂食行動にさらに大きな影響を及ぼせるかどうかを検討すべきだと述べた。
この研究はまた、過食のラットは、オピオイド受容体に結合している脳のタンパク質をコードする、前頭前野の遺伝子が変化していたことを見出した。この発見にどのような意味があるかはまだ判明していないが、これらの変化は過食症患者が経験する自己制御不能に関与している可能性がある、とブラシオは述べた。
ピエトロ・コットン(Pietro Cottone)教授の研究室が実施した研究は10月14日、ニューオーリンズで開かれた北米神経科学学会(Society for Neuroscience)の年次総会で発表された。
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