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2015-04-29

ソース(記事原文):UCLSニュースルーム

糖尿病の発症を予防する薬はほとんど使われない

【UCLSニュースルーム】(2015年4月29日) エンリケ・リベロ(Enrique Rivero)著 ― メトホルミンは糖尿病の発症を防ぐ薬として値段も手ごろで有効であるが、実際はほとんど使用されていない。UCLAがその理由を調査した。

UCLAの研究によれば、糖尿病発症の予防に効果が認められている安価な薬を処方する医師はほとんどいないという。この研究は、論文審査のある学術誌である『アナルズ・オブ・インターナル・メディシン(Annals of Internal Medicine)』に掲載され、糖尿病予備軍のアメリカ成人でメトホルミンが処方されていたのは、この3年間でわずか3.7パーセントだったことが明らかになった。

メトホルミンおよび生活習慣の改善はいずれも糖尿病の発症を予防するが、概してこの健康的な習慣を受け入れるのに苦労する、と語るのはこの研究の筆頭著者でありカリフォルニア大学ロサンゼルス校デイビッド・ゲフィン医科大学院および退役軍人グレーター・ロサンゼルス(VAGLAS)助教授であるタナス・モアン(Tannaz Moin)博士。

「糖尿病を発症している人は多いですが、糖尿病予備軍の人はそれよりもさらに多く、メトホルミンのように安全で有効な根拠に基づいた治療があります」とモアン博士。「糖尿病に進行するリスクのある人で、その予防にメトホルミンを使用している人はほとんどいません。使用に関しては、患者と医師が話し合って考慮することなのです」。

アメリカ人の約3分の1が、血糖値が平常よりも高い糖尿病の予備軍だと推測されている。

米国糖尿病協会は、60歳以下、重度の肥満、また妊娠性糖尿病など糖尿病にかかるリスクがとても高い人の予防のために、2008年にメトホルミンをその年の“糖尿病治療基準”ガイドラインに加えた。しかしこのガイドラインにおいても、血糖値が通常よりも高いが、糖尿病のレベルではない人に対するメトホルミンの使用は要検討である。

研究員たちは、アメリカ最大の民間保険会社であるユナイテッド・ヘルスケアの2010年から2012年のデータから、糖尿病予備軍である19歳から58歳まで1万7452人の全国標本を検証し、その結果、以下のことがわかった。

  • メトホルミンを投与されている重度の肥満患者は7.8パーセントであった。

  • メトホルミンを投与されている男性は2.8パーセントであったが、女性では約2倍の6.6パーセントだった。

  • 糖尿病予備軍のうち、肥満の人における処方率は6.6パーセントで、肥満でない人は3.5パーセントだった。

  • 糖尿病予備軍で、なおかつ2つの慢性病を持つ人では、4.2パーセントの人がメトホルミンの処方を受けていたが、慢性病のない人では2.8パーセントだった。

    メトホルミンがあまり使用されない理由については明らかではないが、生活習慣の改善とメトホルミンの使用により糖尿病予備軍の人における糖尿病の予防や進行を遅らせることが可能である、という2002年の糖尿病予防プログラム研究での発表に対する認識が不足していることも理由のひとつである。さらにメトホルミンが予防薬としての承認をFDA(米国食品医薬品局)から受けていないこと、また糖尿病予備軍に対して認可されていない薬の使用に対して患者や医者が前向きでないことも原因である、と研究者は記している。

    「糖尿病を防ぐのに役立つもっと効果的な方法を割り出すことは、各個人の生活や社会全体に必要なことであり、私たちがこの研究を支持するのが重要な理由です」と、この研究の共著者であり、ミネソタを本拠地とするユナイテッド・ヘルスケアであるミネトンカの医務部長であるサム・ホー医師は語る。

    研究の潜在的限界には、ライフスタイルプログラム参加に関するデータへのアクセス不足、糖尿病予備軍とメトホルミン投与の誤分類の可能性、分析は商業保険に加入している成人に焦点を当てたものであり、保険未加入者や高齢者は不適用であるという事実、アメリカ糖尿病協会ガイドラインに基づいてメトホルミン投与を受けている患者のそれぞれの適格性に対する検証能力が研究者にはないなどを含む。


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