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2014-01-22

ソース(記事原文):ウォール・ストリート・ジャーナル

糖尿病の胃不全麻痺に対するメトクロプラミド点鼻薬の良好な結果:イヴォーク・ファーマ社による研究報告

ウォール・ストリート・ジャーナル(2014年1月22日) ― サンディエゴ(グローブ・ニュースワイヤー) -- イヴォーク・ファーマ(Evoke Pharma)社(ナスダック登録名:EVOK)は、市販のメトクロプラミド経口錠と比較して、メトクロプラミド経鼻投与薬の方が、糖尿病性胃不全麻痺の症状管理に効果的であることを示した研究論文を本日発表した。同社は胃腸疾患の治療に重点を置くスペシャリティファーマ(研究開発型製薬企業)である。

この第2b相試験は、医学誌「神経消化器病&運動性(Neurogastroenterology & Motility)」近日発売号のオンライン先行版に掲載された。本試験は全米の6ヵ所の試験施設における患者89人を登録したものである。この多施設共同無作為化非盲検並行デザイン試験は、胃不全麻痺症状を呈する糖尿病患者において、メトクロプラミドを6週間にわたり1日4回投与した場合の有効性および安全性を、点鼻薬と経口錠で比較検討した最初の試験である。

イヴォーク社の医長を務めるマリリン・カールソン(Marilyn Carlson)博士は「直感的に考えれば、胃排出遅延患者では錠剤よりも点鼻薬の方が確実に吸収される」と述べている。症候性の糖尿病性胃不全麻痺患者から得られたデータにより、同集団におけるメトクロプラミド点鼻薬は、忍容性が良好であり、錠剤よりも症状緩和効果に優れていることが裏付けられている」

イヴォーク社の代表で最高経営責任者のデイブ・ゴンヤー(Dave Gonyer)氏は「今回の第2b相臨床試験の結果が、新規メトクロプラミド鼻腔内投与システム(EVK-001)の妥当性を証明すると信じている。間もなく始まる次回の第3相臨床試験でも、このシステムを評価する予定である」と述べている。「胃不全麻痺関連症状の管理を適応として、米国食品医薬品局(FDA)によって認可された新薬は1980年以降出ていない。このような身体を衰弱させる糖尿病合併症を適応とした臨床開発中の薬剤も数少ない」


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