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2014-07-10

ソース(記事原文):WCPO

食事から摂るリコピンでがん予防や免疫力アップの見込み

WCPO(2014年7月10日) ― ホリー・ペネベイカー(Holly Pennebaker)著

がんの予防には、夕食でピザやスパゲティを食べるという簡単なことが小さな一歩になるかもしれません。

トマトに含まれているリコピンはフリーラジカルと闘う抗酸化物質です。

ワシントンD.C.にある非営利団体「TPC(The Physicians Committee)」によると、リコピンのような抗酸化物質はフリーラジカルを消去することにより、その細胞付着や、フリーラジカルによる免疫力低下を食い止めるそうです。

色素であるリコピンは赤い果物や野菜に大抵は含まれているので、ピンクグレープフルーツやトマトは自然にピンクや赤色になります。

研究により、リコピンは前立腺がん、肺がん、胃がんを予防するうえで有効なことが分かっているそうです。膵臓がん、大腸がん、食道がん、口腔がん、乳がん、子宮頸がんについても、これらを減らすというリコピンの能力をTPCは後押ししています。

「この頼もしい抗酸化物質はLDL(悪玉)コレステロールを減らし、血圧を下げて心血管疾患の発症リスクを減らす手伝いをしてくれるので一石二鳥です」とTPC。

米国がん協会(American Cancer Society)によると、リコピンを含む食品としてポピュラーなのはトマトであり、グアバ、スイカ、ピンクグレープフルーツ、パパイヤ、赤ピーマン、ニンジンのような食品にも、トマトほどの含有量ではないけれどリコピンはあるそうです。

TPCはリコピンを、吸収率が高くて豊富に含む食品から摂るよう提案しています。例えば、皆さんの大好きなイタリア料理やオリーブオイルのように脂肪分がちょっとだけの食事に使われている、加熱調理したトマトがそうです。

1杯のピンクグレープフルーツジュースにかき混ぜた卵白を入れて飲む、ランチのサラダにドライトマトを混ぜる、おやつにサルサをつけるなどを試してみてください。

「もちろんこれは、がん予防だと言ってケチャップのついたフライドポテトをたくさん食べてもよいということではありません」とTPC。「どんなにリコピンを摂取しても、動脈を詰まらせる食事で受けたダメージはなかったことにできません」。


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