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2014-04-08
ソース(記事原文):ヘアリオ
エソメプラゾール3日間輸注後に2倍用量の経口投与で消化性潰瘍の再出血が減少
ヘアリオ(2014年4月8日) ― 最近発表された試験結果によると、消化性潰瘍の再出血リスクが高い患者においてエソメプラゾールを輸注後に2倍用量で経口投与したところ、再出血が減少したという。
研究者らは前向き研究で、消化性潰瘍の出血を認める患者276人を採用して分析を行った。患者は全員が内視鏡による止血を完了し、3日間のエソメプラゾール輸注を受けた。Rockallスコアが6以上のハイリスク患者については、11日間、エソメプラゾール40 mgを1日2回経口投与する群(n=93)か、1日1回経口投与群(n=94)のいずれかに無作為に割り付けた。
Rockallスコアが6未満の患者らは対照群として扱い(n=89)、11日間、エソメプラゾール40 mgを1日1回経口投与した。その後さらに2週間(全試験期間は28日間)、すべての患者にエソメプラゾール40 mgを1日1回経口投与した。
主要エンドポイントは、試験期間中における消化性潰瘍の再出血であった。
4日目から28日目までの再出血リスクは、Rockallスコアが6以上の2群だけでみると2倍用量群で減少していた(10.8%対28.7%;P=.002)。入院期間および輸血の単位は、Rockallスコア6以上の患者に比べ6未満の患者で少なかった(P=.03)。
「この研究は、Rockallスコアが消化性潰瘍の再出血リスクの優れた予測手法であることを裏付けるものであり、また、ハイリスク患者においてエソメプラゾール輸注後に2倍用量で経口投与すれば、消化性潰瘍の再出血を減らせるとの示唆を導いている」と、研究者らは述べている。
利益相反の開示:研究者らは、関連のある金銭的開示事項はないと報告している。
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