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2011-12-09
ソース(記事原文):ファミリープラクティス・ニュース
スタチン治療は乳房密度を変えない
ファミリープラクティス・ニュース(2011年12月9日)― サンアントニオ ― 乳がんのリスクが高い閉経前女性の小規模ランダム化第III相試験で、アトルバスタチンによる治療は1年後のマンモグラフィ濃度を大きく変えなかった。
スタチン類は心血管疾患予防に広く使われているが、スタチン類に乳がん予防の役割もあるのではないかと言われてきた。バーリントンのバーモント大学(the University of Vermont)の医学部教授で家族性がんプログラム長であるマリー・E・ウッド(Marie E. Wood)博士と共同治験責任医師らによると、スタチン使用者は、非使用者に比べ、乳がんの発生率が30~70%低いと推定されている。
合計63人の閉経前女性が無作為に分けられ、40mgのアトルバスタチン(リピトール)かプラセボを、毎日1年間摂取した。期間終了時、治験責任医師らは、年齢と肥満度指数で調整した重回帰分析において、乳房密度の変化とアトルバスタチンの使用に関連がないことを見出した。このデータは、サンアントニオ乳がんシンポジウム(the San Antonio Breast Cancer Symposium)のポスターフォーラムで発表された。
女性らの平均年齢は44歳で、平均肥満度指数(BMI)は26.4 kg/m2であった。マンモグラフィ濃度は乳腺画像報告データシステム(BI-RADS)を使って評価された。BI-RADSはマンモグラフィ乳房密度の標準定性的評価で、4つのカテゴリー分類がある。
女性らの4%に脂肪に置き換わった乳房組織、29 %に乳腺散在、56%に不均一高濃度、11%に高濃度乳房組織があった。
試験から脱落した女性は合計26%であった。4人が副作用(頭痛、腰痛、関節痛)、6人が臨床検査異常値、そして残りはその他の理由からであった。
乳房密度のベースラインから12ヵ月の変化が、視覚的アナログ尺度法を用いて連続的尺度で全患者で測定された。研究登録時の平均密度は31.6%で、治療後は32.4%であった。乳房密度の変化は傾斜分布していたため、ウイルコクソンの符号付き検定を行い乳房密度の変化が治療で変化したかどうか測定した。2つの治療グループの間に統計的に有意な差は見られなかった(P = .89)。
規則的な月経周期(過去6ヵ月に4回)があり、35歳以上で乳がん発症リスクが高い閉経前女性が適格患者であった。高いリスクとは次のうち少なくとも1つを有するものと定義された:事前に生体が異型過形成または上皮内小葉がんを示す;BRCA1/2突然変異の保因者(または家族に突然変異);1.66%以上の5年ゲイルモデルリスク;乳がんおよび/または卵巣がんの強い家族歴;乳がんの既往歴(非浸潤性乳管がん並びにステージ0-IIIb)および治療を1年以上全く受けていない;ホジキン病の化学放射線療法治療歴。
女性らはステージIV乳がんまたは卵巣がんの既往歴があったり、既にスタチンを摂取していたり、HRT、タモキシフェン、ラロキシフェン、またはアロマターゼ阻害薬を摂取していたり、別の化学予防試験に参加していたら、除外された。
この母集団はサンプルサイズが小さいこと、登録不振、マンモグラフィ濃度のばらつきが大きかったこと、およびデジタルマンモグラフィに移行する間乳房はX線で撮影が行われていたことを挙げ、研究者らはデータの解釈には注意するよう促した。
この調査の主目的は果たさなかったが、我々はバイオマーカー調査を多施設で行うことができることを示した。バイオマーカー評価を追加して行えば、有益であることが証明できるだろう」と研究者らは書いた。
ウッド博士と同僚らは、現在、マンモグラフィ濃度、血清マーカー(IGF-1)、組織マーカー(異型およびKi67)などの乳がんリスクマーカーに対するスタチンまたはプラセボの毎日の摂取の効果を分析している。
この調査は「乳がん研究財団」(the Breast Cancer Research Foundation)および「がんおよび白血病グループB」 (the Cancer and Leukemia Group B)に資金援助されている。研究者らは関連する開示はないと報告した。
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