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2014-07-03
ソース(記事原文):ニューズウィーク
メラトニンのサプリメントが骨粗鬆症を予防する可能性
ニューズウィーク(2014年7月3日) ― サブリナ・バチャイ(Sabrina Bachai)著
近年、メラトニンのサプリメントは睡眠補助薬として急速に市場を拡大している。栄養ビジネスジャーナル(Nutrition Business Journal)の概算によれば、2007年にわずか9千万ドルであった売上高が、2012年(参照可能な最新データ)に2億6千万ドルに達したとみられる。そして今、研究者らはこの人気絶頂の錠剤が、骨粗鬆症を予防するほか、その改善にも役立つ可能性があるとしている。モントリオールのマギル大学(McGill University)に所属する研究者らが、概日リズムを整える目的で、高齢ラットにサプリメントを投与したところ、骨密度や屈曲性が向上したことを明らかにした。
メラトニンは脳内の松果体で産生されるホルモンであり、人の睡眠-覚醒サイクルを制御しており、メラトニン濃度は一般に夜間に最高値となる。通常サプリメントを服用するのは、眠れない場合か、もしくは時差ぼけなどの理由により睡眠周期が狂った場合である。加齢とともに、メラトニンは自然に失われていき、それが一因となって高齢者の睡眠時間の短縮や、睡眠の質の低下に至る。
これは人間の骨にとって問題となる。本プロジェクトの主任研究者であるフェル・タミミ(Faleh Tamimi)氏は「加齢とともに、人が熟睡しにくくなる。このことは破骨細胞がより活発に働いていることを意味する」としている。「それが骨破壊のプロセスを加速させる傾向がある」と続けた。破骨細胞は、骨を破壊し、カルシウムなどのミネラルをはじめとする骨に必要な物質を再吸収し、体内の別の部位に戻す。健常成人の場合、骨芽細胞と呼ばれる細胞が新しいミネラルを蓄積し、骨破壊プロセスと上手くバランスを保つ。このサイクルの存在で骨の強度は維持される。しかし、骨粗鬆症の場合、骨の再吸収が増え、バランスが失われる。タミミ氏らのチームは、メラトニンが高齢ラットの概日リズムを調節するのに役立ち、その結果、破骨細胞の活動を低下させることにつながるのではないかと考えた。
そして、まさにその通りのことが起きた。マドリッド大学(University of Madrid)で実施された試験で、人間の60歳に相当する月齢22ヵ月の雄ラットに、希釈したメラトニンのサプリメントを10週間(人間の6年相当)投与した。10週間の試験終了時に、サプリメント投与ラットから大腿骨を切除し、それをプラセボ群と比較した。メラトニン投与ラットの骨は、骨量と骨密度が増え、骨折しにくくなっていたことが明らかにされた。
タミミ氏によれば、人間を対象とした小規模試験は既に実施されているが、大規模臨床試験が今後さらに必要とされる。それが実施されるまで「睡眠障害と骨粗鬆症を併発する患者に対して、このサプリメントを勧めるのが良いと考えられる」と述べている。
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