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2010-07-19

ソース(記事原文):サイエンスデイリー

乳児血管腫に対する治療結果の比較

サイエンスデイリー(2010年7月19日) - 複雑な乳児血管腫に対し、より安全で優れた治療法を見出すための取り組みが続くなか、ウィスコンシ医科大学(Medical College of Wisconsin )とウィスコンシ小児病院(Children's Hospital of Wisconsin)の研究者らが、2つの治療選択肢の結果を報告した。1つ目の研究は、患者グループで経口ステロイドの効果を検討したもので、2つ目は血管腫に対する新規治療法であるプロプラノロールの予想される合併症または副作用について明らかにしたものである。

両研究はアーカイブ・オブ・ダーマトロジー(医学誌)に掲載されたもので、より安全な治療法を助長するものである。

乳児血管腫は、生後1ヶ月で成長する血管様細胞からなる良性腫瘍である。成長する期間と速度にはバラツキがあり、血管腫がほとんど成長しない小児もいる一方、警戒すべき速度で生長する小児もいる。米国では年間約80,000人の小児が血管腫と診断されており、そのうち9,600例(12%)はかなり複雑なもので、治療を検討するための専門医を受診することが必要となる。血管腫の合併症には、後に残るような容姿の変貌、潰瘍化、出血、視力喪失、気道閉塞、うっ血性心不全のほか、極めて稀に死亡などがある。

両研究の統括著者ベス・ドロレット(Beth A. Drolet)博士は「発生率は増加し予想される合併症は重度であるにもかかわらず、血管腫の小児に対する治療および治療効果について統一された治療ガイドラインが存在しない。FDAが認可している血管腫の治療薬はないことから、医師らは複雑な血管腫のある乳児に対する至適治療法を決定するのに観察報告や観察臨床判断に頼らなくてはならない」と指摘した。ドロレット氏は、小児病院母斑・血管形成異常センター(Birthmarks and Vascular Anomalies Center)の皮膚科医長・皮膚科教授兼副科長・小児科教授で、医科大学の小児皮膚科長である。

既存治療法の多くは安全性が科学的見地から検討されていないので、乳児血管腫を同薬剤で治療した大規模乳児グループに関する安全性データや診療ガイドラインは存在しない。有効性が報告された薬物療法には、主な治療法であるコルチコステロイドと、つい最近の薬で従来の治療法よりも安全とされるプロプラノロールなどがある。

データ不足に対処するため、1つ目の研究では小児病院で複雑な血管腫に対するコルチコステロイドで治療を受けた平均年齢2.9ヶ月の乳児16人を対象に検討した。22週間にわたり、免疫系の抑制が重症だが回復可能であることを研究者らは見出した。この他の副作用には、高血圧、睡眠障害、体重増加などがある。


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