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2016-10-18

ソース(記事原文):Medical News Today

新処方のイブプロフェンの鎮痛効果は
現行より優れているかもしれない

【Medical News Today】(2016年10月18日) ― イブプロフェンにアルギニンを加えた処方は、心臓血管系の副作用をなくす鍵になるかもしれないことを、FASEBジャーナル誌で発表された新しい研究が示唆している。


FASEBジャーナル誌のオンライン版で発表された研究報告で、イブプロフェアルギニン塩は現在市販されている処方薬にみられるような心臓血管系の副作用が出現することなく、高用量を服用できる可能性があることを科学者たちはネズミとラットを使って明らかにした。さらに耐容性のよさに加え、イブプロフェンアルギニン塩は現行の処方よりも急速に血液中に放出されるため、迅速な鎮痛効果をもたらすかもしれない。


「さらなる研究が必要ではありますが、私たちの見解は、イブプロフェンアルギニン塩は一回の処方でCOX-2阻害剤としての役割とアルギニンの補給をもたらすことを示しました」と語るのは、この研究の調査員であり、またイギリスのロンドンにあるインペリアル・カレッジ循環器系内科科学研究所の国立心肺研究所心胸部薬理学血管生物学部で心胸部薬理学長に就いているジェーン・A・ミッチェル博士。「これは非常に単純ですが、私たちの結果は鎮痛剤の分野において考え方を根本から変える可能性があるのです」。


単一細胞から血圧測定した全実験動物を使用した実験まで、科学者たちは広範のアプローチを使用した。最初のアプローチでは、成長細胞からアルギニンが取り除かれた皿の中でネズミ細胞を研究した。イブプロフェンアルギニン塩に含まれるアルギニンは、細胞内における通常のアルギニンと同様に作用することを発見した。2回目の実験ではネズミとラットの血管を使用し、全組織内に含まれる正常なアルギニンの保護効果を遮断する人工化合物を適用した。この実験では、イブプロフェンアルギニン酸の遮断および回復の血管機能は正常値と逆転した。3回目の実験のアプローチは、生きているラットを使っての血圧測定と、血圧上昇の原因となる体内の正常アルギニンの効果の阻害が行なわれた。これらの結果は、イブプロフェンアルギニン塩が、通常のアルギニンのように血圧を正常値に戻すように働いたことを示している。イブプロフェンへのアルギニン処方は、一般の抗炎症鎮痛剤の高用量摂取により起こる有害な心臓血管系への影響をなくすように働くかもしれない。


「これはすばらしい考えであり、結果は疑う余地がありません」と語るのは、FASEBジャーナルの編集長であるトール・ペダーソン博士。「心臓血管系のリスクの低減だけでなく、この処方は危険を伴うオピオイド系の鎮痛剤を使用しようとしている特定の患者をより多く回避できるかもしれないという点で、ヒトへの使用の可能性は魅力的



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