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2001-09-05
ソース(記事原文):BBCニュース
脳卒中予防 ― 1日50ペニーで
血圧を下げる治療を受けることで、脳卒中が起こるリスクを四分の一程度低減することが可能となった。費用は一日わずか50ペニー(約63円-2010年6月のレート)である。
6,000人以上の脳卒中患者を対象に世界的に行われた研究により、脳卒中再発のリスクを減らす上でもこの治療が効果的であることがわかった。それが高血圧を患っていない患者であってもである。
この研究に参加した人のうち、700人はイギリス人である。
この治療では血圧関連の治療に用いる次の二つの薬の混合薬が使用された。ACE阻害薬と呼ばれる系統のペリンドプリルとインダパミドと呼ばれる利尿剤である。
どちらの薬剤もイギリスで入手可能で、一般医が脳卒中患者に処方することができる。
研究結果から脳卒中が起こるリスクは、全患者のうち25%、脳内出血を伴う脳卒中を患っている患者の50%近くも減少したことがわかった。
過去5年間にわたって処方を受けてきた患者のうち11人に1人は、脳卒中再発、心臓発作、心臓血管等の冠状動脈疾患にかからずにすんだという研究結果も出ている。
痴呆や身体障害など、脳卒中の合併症のリスクも少なくなっている。
この研究結果はストックホルムにある欧州心臓学会へ今週提出された。
グラスゴー大学の内科医学・治療学教授で、6年間にわたる当研究のイギリス部門調整者を務めたジョン・リード氏はBBCニュース・オンラインに次のように述べた。
「これらの研究でわかった点は非常に重要である。これらの薬が高血圧を抱える人のみならず、脳卒中を患ったことのある人すべてに効能を発揮することが実証された。アスピリンが脳卒中患者すべてに処方できるわけではないことを考えると、いかに重要であるかがうかがえる。」
リスク
イングランドとウェールズにおいて、毎年約60,000人もの人々が脳卒中で命を失っている。約100,000人が初めての発作を患う。
世界的に見て、脳卒中で死には至らなかったものの、最初の発作後5年以内に脳卒中再発や心臓発作に苦しむ人が約5人に1人に及ぶ。
WHO標準によると、脳卒中患者の三分の二以上は、高血圧を抱えていない患者であることが明らかになっている。
この研究に参加した医師たちは、脳卒中患者すべてに副作用のほとんどない薬を処方すべきであると語る。
脳卒中協会代表者は次のように語った。
「この研究に大勢の人々を含めることができたことは、非常にすばらしいことだ。脳卒中が再発するリスクは40%であることが、この研究でわかった。脳卒中の二次発作や一過性脳虚血発作のリスクを低減することができるとすれば、それは良いニュースである。制御されていない高血圧は、防ぎうる脳卒中の第一原因である。脳卒中で死に至った患者のうち10人に4人は、血圧定期測定を受け、医療指示に従ってさえすれば、命を落とさずにすんだことだろう。」
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