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2012-05-06
ソース(記事原文):インディペンデント紙
薬が拒食症からの生還に役立つかもしれない
インディペンデント紙(2012年5月6日)― ファッション雑誌がやせすぎのモデルの使用禁止に同意したように、米国の研究も新たな治療法の可能性を見出している。
ケイト・ユード(KATE YOUDE)著
米国で実施された新たな研究によれば、低用量の抗精神病薬が拒食症の治療に役立つかもしれない。シカゴ大学(University of Chicago)の研究者らは、マウスにおいて、拒食状態での生存率がオランザピンによって改善することを明らかにした。動物に活動性拒食症を引き起こす状況として、マウスに運動用の回し車を与えて食べ物の入手機会を制限したところ、低用量のオランザピンを投与したマウスのほうが体重を維持できる傾向が強かった。この動物試験では、抗うつ薬フルオキセチンは生存率を改善しなかった。
ニューロサイコファーマコロジー誌(Neuropsychopharmacology)に掲載された今回の研究は、拒食症の新たな治療選択肢を探し求めている研究科学者と臨床医らが協力した結果であった。
精神医学・行動神経科学教授であり、シカゴ大学医療センター(University of Chicago Medicine)で摂食障害クリニック(Eating Disorders Clinic)の責任者を務める共著者のダニエル・ル・グレーンジ氏(Daniel Le Grange)の話では、拒食症の患者が服用に同意してくれる薬を見つけることが1つの課題である。「ほぼ一様に、患者は非常に疑い深く、飲食を控えようという決意を弱めてしまう薬の服用をとても嫌がります。」と同氏は述べた。「長期にわたり治療に抵抗する傾向が見られ、治療には障害がいくつもあることから、研究者と臨床医らは治療法の検討に着手することに消極的であったと私は考えています。」
精神衛生上、拒食症は深刻な状態であり、女性では200人に1人、男性では2,000人に1人が患っている。摂食障害チャリティービート(eating disorders charity Beat)の広報担当であるメアリー・ジョージ(Mary George)が述べたところでは、英国の160万人が拒食症を患い、今もなお、なぜ人がこの病気を発症するのか研究が続けられている。「新しい研究はどれも歓迎しますし、役に立つ利用可能な薬がもしあれば、当然、そのすべてが優れた薬ということです。」と彼女は話した。
先週、ヴォーグ誌(Vogue)は、その写真掲載ページについて、拒食症の徴候が見られるモデルの使用を禁止すると発表した。また、英国の同誌編集長であるアレクサンドラ・シャルマン(Alexandra Shulman)をはじめ、各国版の編集長19名も16歳未満のモデルを使用しないという誓約を行った。この新たな指針は、同誌英国版6月号から有効となる。
モデルのココ・ロシャ(Coco Rocha)は、この変化を歓迎している1人である。先月、彼女は、フォトショップ(Photoshop)を用いて自身の写真が修正されたことについて、別のファッション雑誌のエル・ブラジル(Elle Brasil)を批判した。彼女は表紙の写真撮影のため薄手の生地のドレスの下にボディースーツを着用していたが、フォトショップによって、実際よりもはるかに肌の露出が多い印象を与えるよう修正されていたと主張した。
英国の子供向け画像や広告の修正処理を禁止するよう政府に求める請願があり、個別に行われたオンライン署名は昨日で2,000件以上に達した。署名が少なくとも100,000件になれば、この請願は下院での議論事項として考慮されるだろう。この請願は、修正処理された写真が、子供に「完全には達成できないイメージ」を与えるとともに「美しさや痩せていることについて誤った表現」を伝えていると主張している。
この請願は、リン・ジョンストン(Lynne Johnston)と彼女の20歳の娘、レイチェル(Rachael)によって始められた。レイチェルは、体重が4.5ストーン(約28.6kg)まで落ちた後、一時は残りの人生が48時間となったが現在は拒食症から回復しつつある。先週、彼女は自分の病気について、雑誌で有名人の修正処理された写真を見ることが何の助けにもならなかったことを認めた。
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