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2014-09-03

ソース(記事原文):HNGN

イブプロフェンが高齢における免疫機能回復を手助けできると研究が見出す

HNGN(2014年9月3日) ― 新しい研究で、市販の鎮痛剤イブプロフェンが高齢における免疫機能回復に有効であったことがわかった。

この研究は米国実験生物学会連合(Federation of American Societies for Experimental Biology)がマウスで行った。この研究のため、研究者らは高齢、そして若い健康なマウスの集団の肺の炎症マーカーを測定した。

炎症マーカーは高齢のマウスで上昇し、高齢および若い健康なマウス両方の単離マイクロファージは、インビトロで結核菌に特異的に反応した。

この研究結果は、結核菌との相互作用のこのような違いが高齢マウスの炎症に関連していることを示唆した。研究者らは次に、高齢だが健康なマウスの一群にイブプロフェンを添加した食餌を与えると、炎症が軽減し免疫機能が回復した。高齢マウスの肺のマクロファージは結核菌に対し、若いマウスのマクロファージと異なる反応性があるが、研究者らはこの違いをイブプロフェンが改善させたことを明らかにした。

「高齢における炎症は免疫機能に重大な結果をもたらす可能性がある」と、コロンバス(Columbus)のオハイオ州立大学微生物感染免疫学部及び微生物インターフェイス生物学センター(Department of Microbial Infection and Immunity and Center for Microbial Interface Biology at The Ohio State University)の研究に関わる研究者であるジョアン・ターナー(Joanne Turner)博士は、記者声明で述べた。「この知見によれば、食事療法、運動、薬を用いて炎症を減少させて、高齢者の疾患の一部を低減または防止することができるかもしれない」

「これで『アスピリンを2錠飲んで、朝になったら私に電話してください』という医師が患者に対して使うフレーズが新しい意味が加わるかもしれない」と、ジャーナル・オブ・ルーコサイト・バイオロジー(Journal of Leukocyte Biology)の副編集長(Deputy Editor)であるジョン・ウェリー(John Wherry)博士は述べた。「この報告は、アスピリンに限ったものではない可能性がある。市販の薬が、年齢とともに変化する免疫機能に効果があることを含め、通常認識されているよりも広い価値がある可能性を示している」


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