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2014-01-23

ソース(記事原文):ヘアリオ

AIDS関連カポジ肉腫にイマチニブが有効

ヘアリオ(2014年1月23日) ― AIDS関連カポジ肉腫の患者を対象にイマチニブ第II相試験を行った結果、有効性が明らかとなり、忍容性も良好なようであったという。

試験には患者30人が参加して、幹細胞因子受容体・血小板由来増殖因子受容体阻害薬のイマチニブ(グリベック、ノバルティス社)を毎日400 mg、最長で12カ月間服用した。病勢安定の患者は3カ月時点で600 mg/日に増量した。

治療期間中央値は22.5週であった(0.3週から52.7週)。9例(30%)が52週(12カ月)の治療をやり遂げた。病勢進行のため治療を中止したのは7例(23%)、有害事象のため中止したのは5例(17%)であった。

全体では10例(33%)が部分奏効を達成し、6例(20%)に病勢安定が認められた。効果発現までの期間中央値は21週、効果持続期間中央値は36週だった。

7例(23%)でカポジ肉腫が進行した。部分奏効または病勢安定の患者における進行までの期間中央値は48週であった。

患者の70%がいずれかのグレードの有害事象を発現し、グレード3または4の有害事象は11件あった。

研究者らによれば、幹細胞因子と血小板由来増殖因子の変異や、効果発現と相関関係にある候補サイトカインの変化は認めなかったという。また、抗レトロウイルス療法はイマチニブ代謝を妨げなかったと述べている。

「この療法は、細胞毒性化学療法を必要としない患者や、従来の療法で病勢が進行した患者の代替療法として有用な可能性がある」と、研究者らは報告する。「古典的カポジ肉腫は特に、非細胞毒性療法が有益となりうる年配者の疾患であるため、当然、この病型を対象とした探索の可能性もある」。

利益相反の情報開示:研究者らは、ノバルティス社による研究費提供を報告している。


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