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2006-07-13
ソース(記事原文):BBCニュース
米国にて3剤混合HIV薬が認可を受ける
一日一回投与の3剤混合HIV薬剤が米国食品医薬品局(FDA)にて初めて認可された。
今回かなりの速さで認可されたアトリプラは、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ社ならびにギリアド・サイエンシズ社製で、エファビレンツ、テノホビル、エムトリシタビンを含んでいる。
当薬剤はヨーロッパでも来年には認可される予定である。
HIVの専門家によれば、患者の間では、混合薬を求める声が高まっているようである。
アトリプラは、欧米で患者に最も広く使用されている薬の組み合わせを、その一錠に含んでいる。
現在のところ、サスティバ(エファビレンツ) とツルバダ(テノホビルとエムトリシタビン)の別個の製剤として服用可能であるが、当二社のコラボレーションにより、患者にとって一日一錠の服用が実現可能となるだろう。
エファビレンツの特許権を持つメルク社も、この事業に関与している。
コラボレーション-高まる期待
近年、HIV患者が一日に服用すべき薬の数は減少してきている。
しかし、重要なのは、患者が処方計画に従って薬を確実に服用するよう、極力簡易な服用法を提供することである。それは、患者本人のためのみならず、適切な服用を怠った時に生じる薬剤耐性ウィルスの出現を避けるためである。
ただ、アトリプラは月1,000ドル以上かかるため、今のところ高価である。
米国保健福祉長官マイク・リービット氏は次のように述べた。
「この重要な進展は、我々のHIVとの闘いにおいて役立つものとなろう。この命を救う薬剤が認可に至るまで尽力した方々は称賛に値する。こうした薬剤を必要とする患者のもとに迅速に届けられるようになるのも、彼らの働きがあってこそである。」
ナショナル・エイズ・マニュアルのキース・アルコーン氏は次のように述べた。
「患者の便宜を考慮したことが、この混合薬の開発へと促したのである。ますます、患者たちは一日一回、しかもごく少数錠を服用するようになってきている。互いに適合性のない薬もあるので、HIV薬すべてを一錠にまとめるのは不可能であろう。しかし、今回の認可は価値ある進展である。こうした製薬会社間のコラボレーションに今後もさらに期待したい。」
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