アポ・クロミプラミン (塩酸クロミプラミン) 25mg

2150 円!! 三環系抗うつ剤!強力なセロトニン再取り込み阻害作用で、不安な気分をすっきり改善!特に強迫障害やパニック発作に対して優れた威力を発揮!排尿困難の副作用を利用して、遺尿症の治療にも効果あり!

Apo-Clomipramine (Clomipramine Hydrochloride) - 25mg (100 Tablets)

■ 100錠

価格:2150 円

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有効成分

塩酸クロミプラミン(Clomipramine Hydrochloride)

 

製造国

ニュージーランド

 

製造元

3M Pharmaceuticals

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

【初期治療/服用量の調整(大人)】
通常、1日25mgから経口服用を開始し、最初の2週間以内に約100mgまで増量していきます。
初期滴定中、胃腸の副作用を減少させるため食事と共に分割服用します。
その後数週間をかけて徐々に服用量を増やし、最終的に1日最大250mgまで増量します。
滴定後、1日の服用量を就寝前に1回にまとめて服用するようにします。

【初期治療/服用量の調整(子どもおよび高齢者)】
通常、1日25mgから経口服用を開始し、最初の2週間以内に3mg/kgまたは100mgのいずれか少ない量まで増量していきます。
その際、胃腸の副作用を減少させるため食事と共に分割服用します。
その後数週間をかけて徐々に服用量を増やし、最終的に1日最大3mg/kgまたは250mgのいずれか少ない量まで増量します。
滴定後、1日の服用量を就寝前に1回にまとめて服用するようにします。

 

商品詳細

アポ・クロミプラミン25mgは、うつ病および慢性痛、遺尿症の治療薬です。
特に強迫(性)障害(OCD)、引きこもりを伴う/伴わないパニック発作に対して効果を現わします。

強迫障害は精神障害のひとつで、不要な考えが頭に繰り返し起こる「強迫観念」と、それを打ち消すために行なわれる「強迫行為(強迫儀式)」の両方が存在して初めて強迫障害と診断されます。
強迫観念は、ある特定の考えやイメージが強迫的に、何度も頭の中に繰り返し浮かぶことで、例えば、
・食べ物が汚染されているかも…
・トイレや電車のつり革からばい菌が移るかも…
といった「潔癖」に関することのほかにも、
・家の鍵をかけ忘れたかも…
・ガスにやかんをかけっぱなしだったかも…
・今読んでいる本の中の何行かを読み飛ばしたかも…
などの「不安感」、さらに
・行動を起こすときに、必ず自分で決まった順序で行なわないと落ち着かない
・本がすべて「あいうえお」順でないと気が済まない
・左右対称でないと気になる
・4や9といった数字が不吉に思え、それを避けて行動する
・いつか人を傷つけるのではないか
・あるイメージや言葉、音楽、数字などが頭から離れない
といったことが挙げられます。
またその強迫観念を打ち消すために必要以上に手や衣服を洗う、何度も家に戻って鍵をかけたかどうか確認する、外出中に何が起こるか不安なために外出できない、などの「強迫行動」を起こします。

パニック障害はアメリカでは100人に3人の割合で発症し、日本でもほぼ同率で発症していると言われており、近年ではあまり珍しくない病気です。
その症状は、突然今にも死にそうな動悸や息苦しさ、めまい、吐き気、手足のふるえなどが起こることに始まります。
しかし病院で精密検査を受けても何の異常も見つからず、さらに、この発作がまたいつ起こるのかという不安が付きまとうようになり、人の集まる場所や発作が起きた場合に逃げられないような場所を避けるようになる「広場恐怖症」が起こり、その結果として外に出ることができなくなるなど、社会生活に支障をきたすようになります。

強迫障害もパニック障害も今のところはっきりした原因はわかっていませんが、これらの症状改善にすぐれた効果を現わしているのがアポ・クロミプラミン25mgの主要成分である塩酸クロミプラミンです。
塩酸クロミプラミンは1960年代にスイスで開発された第一世代の三環系抗うつ剤に属し、脳内のセロトニンやノルアドレナリンといったモノアミン神経伝達物質が神経細胞内に再吸収(再取り込み)されるのを阻害します。

脳内の神経伝達物質はニューロン(神経細胞)から放出され、受容体と呼ばれる細胞膜上に存在しているタンパク質と結合することによって初めて作用しますが、受容体と結合しなかったものはトランスポーターと呼ばれる部分から再利用のために神経細胞内に取り込まれ(吸収されて)しまいます。
塩酸クロミプラミンはモノアミンを再取り込みするトランスポーターを特異的に阻害することにより脳内における神経伝達物質の減少やバランスの崩れを抑制することによって、強迫障害やパニック障害発症の発現を抑える作用があるとされています。

また、塩酸クロミプラミンが属する三環系抗うつ剤には「抗コリン作用」という副作用を伴います。
抗コリン作用は神経と神経、また神経と筋肉の間で情報を伝達する役割をするアセチルコリンという神経伝達物質の働きを阻害する作用のことで、主な症状として排尿困難、便秘、眠気、めまい、血圧低下などがあります。
この排尿困難の副作用を逆手に取って、アポ・クロミプラミン25mgは遺尿症の治療にも使用されています。
遺尿症はぼうこう括約筋の機能低下や排尿に関する神経に異常が起こり、尿が無意識に漏れてしまう症状で大人では中高年の神経過敏な女性や前立腺肥大症の男性に多くみられます。夜尿症(おねしょ)も遺尿症の一種です。

 

他の商品との比較

アポ・クロミプラミン25mgの有効成分である塩酸クロミプラミンは、三環系抗うつ剤に属します。
感情調整作用や不安鎮静作用が優れているためにうつ病の治療薬として広く使用されており、特に絶望感、苦悶、希死念慮などを伴う症状に特に有効とされています。

三環系抗うつ剤は脳内のモノアミン神経伝達物質の不足やバランスの崩れが精神疾患の原因であるとするモノアミン仮説に基づいていますが、塩酸クロミプラミンは特に効果発現が速く、強力で相対的に選択的なセロトニン再取り込み阻害作用による意欲亢進作用が強いのが特長です。

セロトニンは神経の終末から放出され、人間の体には約10mgが存在しています。その約90%が消化管粘膜、8%が血小板、そして残りの2 %が中枢神経に分布しており、中でも脳のセロトニンはほかの神経系に抑止的に働きかけることで、過剰な不安感情、衝動、性行動、食欲などを軽減すると言われている神経伝達物質です。

さらに塩酸クロミプラミンには鎮静作用が強くないため、高齢者でも比較的使用しやすいという利点もあります。

塩酸クロミプラミンは、日本ではアナフラニール(アルフレッサファーマ)として、また海外ではAnafranil、Hydiphenなどの名前で販売されています。

 

特別な注意

効能・効果に関連する使用上の注意
抗うつ剤の服用により、24歳以下で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、アポ・クロミプラミン25mgの服用にあたってはリスクとベネフィットを考慮してください。

以下の場合、アポ・クロミプラミン25mgを慎重に服用してください。
・排尿困難または眼内圧亢進などのある人: 抗コリン作用により症状が悪化することがあります。

・心不全、心筋梗塞、狭心症、不整脈(発作性頻拍、刺激伝導障害など)などの心疾患のある人または甲状腺機能亢進症の人: 循環器系に影響をおよぼすことがあります。

・てんかんなどのけいれん性疾患またはこれらの既往歴のある人: けいれんを起こすことがあります。なお米国における臨床試験の結果、アポ・クロミプラミン25mgの用量とてんかん発作出現に明らかな相関関係が認められています。

・そううつ病の人: そう転、自殺企図が現われることがあります。

・衝動性が高い併存障害を有する人: 精神症状を増悪させることがあります。

・脳の器質障害または統合失調症の素因のある人: 精神症状を増悪させることがあります。

・自殺念慮または自殺企図の既往のある人、自殺念慮のある人: 自殺念慮、自殺企図が現われることがあります。

・副腎髄質腫瘍(褐色細胞腫、神経芽細胞腫など)のある人: 高血圧発作を引き起こすおそれがあります。

・重篤な肝・腎障害のある人: 代謝、排泄障害により副作用が現れやすくなります。

・低血圧のある人: 高度の血圧低下が起こることがあります。

・低カリウム血症のある人: 低カリウム状態はQT延長の危険因子と考えられます。

・高度な慢性の便秘のある人: 抗コリン作用により症状が悪化することがあります。

・小児または高齢者: 小児が服用する場合は4歳以上であることが望ましいとされています。

以下の場合、アポ・クロミプラミン25mgを絶対に服用しないでください。
・緑内障のある人: 抗コリン作用により眼圧を上昇させるおそれがあります。

・アポ・クロミプラミン25mgの成分または三環系抗うつ剤に対し過敏症の既往歴のある人。
・心筋梗塞の回復初期の人: 症状を悪化させるおそれがあります。

・尿閉(前立腺疾患など)のある人: 抗コリン作用により症状が悪化することがあります。

・MAO阻害剤(セレギリン)を服用中または服用中止後2週間以内の人: 発汗、不穏、全身けいれん、異常高熱、昏睡などが現われるおそれがあります。

・チオリダジンを服用中の人: QT延長、心室性不整脈などを起こすおそれがあります。

・QT延長症候群のある人: 心室性不整脈を起こすおそれがあります。

 

【重要な基本的注意 】
・眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあるので、アポ・クロミプラミン25mgの服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作には従事しないように注意してください。

・うつ症状を呈する患者は希死念慮があり、自殺企図のおそれがあるので、このような人は服用開始早期ならびに服用量を変更する際に状態および病態の変化を注意深く観察してください。

・不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽そう、そう病などが現われることが報告されています。
また因果関係は明らかではありませんが、これらの症状、行動をきたした症例において、基礎疾患の悪化または自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されています。

・自殺目的での過量服用を防ぐため、自殺傾向が認められる人が服用する場合は、1日分の服用日数を最小限にとどめてください。

・服用量の急激な現象もしくは服用の中止により、吐き気、頭痛、倦怠感、易刺激性、情緒不安、睡眠障害、筋けい縮などの離脱症状が現われることがあります。

高齢者では、起立性低血圧、ふらつき、抗コリン作用による口渇、排尿困難、便秘、眼内圧亢進などが現れやすいため、少量から服用を開始するなど状態を観察しながら慎重に服用してください。

新生児に呼吸困難、嗜眠、チアノーゼ、興奮性、低血圧、高血圧、けいれん、筋けい縮、ふるえなどの離脱症状を起こしたとの報告があるため、妊婦または妊娠している可能性のある人は服用しないでください。

母乳中へ移行することが報告されているため、アポ・クロミプラミン25mg服用中は授乳を避けてください。

三環系抗うつ剤の長期服用で、う歯発現の増加を招くことが報告されています。

連用中は定期的に肝・腎機能検査および血液検査を行なうことが望ましとされています。

アポ・クロミプラミン25mg服用中にコンタクトレンズを使用している場合、抗コリン作用による涙液分泌の減少により角膜上皮の障害が現われるおそれがあります。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とアポ・クロミプラミン25mgを絶対併用しないでください。
・MAO阻害剤(セレギン): 発熱、不穏、全身けいれん、異常高熱、昏睡などが現われることがあります。
MAO阻害剤を受けた人でアポ・クロミプラミン25mgを服用する場合は、少なくとも2週間の間隔をおき、またMAO阻害剤に切り替える場合は2-3日間の間隔を置くことが望ましいとされています。

・チオリダジン(メレリル): QT延長、心室性不整脈などを起こすおそれがあります。

以下の薬剤とアポ・クロミプラミン25mgを併用する場合、充分に注意してください。
・副交感神経刺激剤(ピロカルピン): ピロカルピンの作用が減弱することがあります。

・抗コリン作用を有する薬剤(トリヘキシフェニジル、アトロピンなど): 口渇、便秘、尿閉、視力障害、眠気などが現われることがあります。

・アドレナリン作動薬(アドレナリン、ノルアドレナリン、フェニレフリンなど): 心血管作用(高血圧など)を増強することがあります。

・中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体など)、全身麻酔剤(ハロタンなど)、抗不安剤(アルプラゾラムなど)、アルコール: 中枢神経抑制作用が増強されることがあります。

・フェノチアジン系精神神経用剤(レボメプロマジンなど): 鎮静、抗コリン作用の増強が現われることがあります。

・選択的セロトニン再取り込み阻害剤(フルボキサミン、パロキセチン): アポ・クロミプラミン25mgの血中濃度が上昇し、作用が増強されることがあります。またセロトニン症候群が現われるおそれがあります。

・セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(ミルナシプラン)、リチウム製剤: セロトニン症候群が現われるおそれがあります。

・肝酵素誘導作用を持つ薬剤(バルビツール酸誘導体、フェニトリン、カルバマゼピン、リファンピシンなど): アポ・クロミプラミン25mgの血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがあります。

・フェニトリン、抗不整脈剤(キニジン、プロパフェノン)、メチルフェニデート、シメチジン、黄体・卵胞ホルモン製剤: ほかの三環系抗うつ剤(イミプラミン)で、フェニトインの作用が増強するとの報告があります。

・テルビナフィン: ほかの三環系抗うつ剤(イミプラミン)で活性代謝物の血中濃度が上昇するとの報告があります。

・アンプレナビル、ホスアンプレナビル: アポ・クロミプラミン25mgの血中濃度が上昇する可能性があります。

・降圧剤(グアネチジ): 降圧剤の作用を減弱することがあります。

・インスリン製剤(インスリン)、スルフォニル尿素系糖尿病用剤(グリベンクラミド): 併用により過度の血糖低下をきたすことがあります。

・クマリン系抗凝血剤(ワルファリン): ほかの三環系抗うつ剤(ノルトリプチリン)との併用により、クマリン系抗凝血剤の血中濃度半減期が延長するとの報告があります。

・スルファメトキサゾール・トリメトプリム: アポ・クロミプラミン25mgとの併用により抗うつが再発または悪化することがあります。

・電気ショック療法: けいれん閾値を低下させ、けいれん状態に陥るおそれがあります。

この他の薬剤と併用する場合には、事前に医師或いは薬剤師と確認し、安全性を確かめてから併用するようにしてください。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

アポ・クロミプラミン25mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

・主な副作用
起立性低血圧、心電図異常(QT延長など)、頻脈、不整脈、心ブロック、血圧上昇、血圧降下、動悸、眠気、知覚異常、幻覚、せん妄、精神錯乱、攻撃的反応、激越、悪夢、抑うつ悪化、記憶障害、離人症、ミオクロヌス、意識障害、錐体外路障害(パーキンソン症状、ふるえ、アカシジアなど)、そう状態、不眠、あくび、性機能障害、言語障害、不安、集中力欠如、運動失調、口渇、眼内圧亢進、緑内障、尿閉、排尿困難、視調節障害(散瞳など)、便秘、光線過敏症、脱毛、発疹、そう痒感、白血球減少、血小板減少、紫斑、点状出血、好酸球増多、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、味覚異常、悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、プロラクチンの分泌促進、乳房肥大、乳汁漏出、体重増加、口周部などの不随意運動、ふらつき、めまい、食欲亢進、むくみ、倦怠感、脱力感、頭痛、発汗、異常高熱、熟感

・極稀に起こる重篤な副作用
悪性症候群(無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗などの発現に続く発熱)、セロトニン症候群(不安、焦燥、せん妄、興奮、発熱、頻脈、ふるえ、ミオクロヌス、反射亢進、下痢など)、横紋筋融解症(筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中および尿中ミオグロビン上昇)、無顆粒球症、汎血球減少、まひ性イレウス、間質性肺炎、好酸球性肺炎、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、けいれん、意識障害など)、QT延長、心室頻拍、肝機能障害、黄だん

 

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