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2012-07-17
ソース(記事原文):メディカル・ニュース・トゥデイ
プラビックス(硫酸クロピドグレル)とは何か?
メディカル・ニュース・トゥデイ(2012年7月17日)― プラビックス(クロピドグレル二硫酸)は、血小板の凝集や血栓形成を予防する薬である。この処方薬は血流を改善し、将来の脳卒中や心臓発作の可能性を減らす。
プラビックスは、経口のチエノピリジンクラス抗血小板剤である。抗血小板剤は血小板の蓄積を減少させ、血栓(凝血塊)の形成を阻害する。動脈では抗凝固薬が作用しないが、抗血小板剤は動脈の血液循環にも効果がある。
コレステロール低下薬、降圧薬、抗血小板薬
多くの患者がコレステロールの薬および血圧の薬(降圧薬)を服用し、心臓発作または脳卒中の発症リスクを低下させている。
降圧薬の作用は製品によって異なる。血液量を減らす降圧薬もあれば、血管を拡張したり血管のストレスを軽減する降圧薬もある。
コレステロール低下薬は通常、血小板の蓄積を減らすだけでなく、コレステロール生成を抑えるのにも役立つ。
コレステロール低下薬および降圧薬は全体的な心血管系リスクを減少させるが、血小板が凝集し血栓を形成するのを阻止するものではない。プラビックスはこの作用もあり、血小板を凝集させたり、互いに付着させず血栓を形成させないことで、将来の脳卒中や心臓発作のリスクを減らす。
プラビックスは以下のような患者の血栓防止に使用される。
・最近心臓発作を起こした患者
・最近脳卒中を起こした患者
・冠動脈疾患(CAD)に罹っている患者 ― 1つ以上の動脈が心臓に十分な血液を供給していない症状で、通常、動脈硬化で発症する(アテローム性動脈硬化症)。
CADは多くの疾患や死の原因となる。血小板(硬いコレステロール物質)が冠動脈内に凝集すると発症する。血小板が蓄積すると小さな血栓が形成されることがあるが、これが心臓の筋肉への血流を遮断する可能性をもつ。
CAD患者は狭心症(胸痛)を起こし、心筋梗塞(心臓発作)や突然死となる場合もある。CAD患者は一般的にバルーン血管形成術、バイパス手術、ステントで治療される。
・末梢血管疾患(PVD)に罹っている患者 ― PVDは心臓につながっていない血管の疾患である。末梢血管が狭くなり、血流が制限される。主に脚部、そして時として腕部にも発症する傾向がある。
最初、患者は特に歩行時に足の筋肉のうずきや疲れを感じる。症状は安静時に消えることがある。
疾患が悪化するにつれ、軽い労作時にも症状が見られるようになる。最終的には、症状は常時見られるようになる。重症になると、触れると脚や足が冷たいこともある。患者は持続性のしびれを感じる。時には壊疽が発症することもある。
・脳血管疾患に罹っている患者 ― 脳血管疾患とは脳に血液と酸素を供給する血管、特に動脈の疾患である。患者は脳卒中のリスクが高い。
カナダのオンタリオ州ハミルトン(Hamilton, Ontario)のマクマスター大学(McMaster University)の研究者らによって行われた2009年の研究では、心房細動(心調律異常)患者のうち、抗凝固剤(ワルファリン)を服用できず、プラビックスとアスピリンを併用した患者は、脳卒中のリスクが28%低かった。
プラビックス(クロピドグレル二硫酸)は、製薬会社サノフィ(Sanofi)およびブリストル?マイヤーズスクイブ(Bristol-Myers Squibb)が製造、販売
プラビックス ― 安全性に関する重要な情報
遺伝的要因によってはプラビックスの効果が低減し、患者の脳卒中や心臓発作にかかりやすい状態が変わらないことがある。治療を決定する前に遺伝子検査を推奨する医師もいる。FDAは2010年に、患者によってはプラビックスを適切に代謝し、活性化した形へ変換ができないという枠組み警告を追加した。
薬の中には、プラビックスの効果を減少させ、患者の心臓発作や脳卒中のリスクが高いまま変わらないこともある。例えば、ネクサムNexiumとプリロセックPrilosec(プロトンポンプ阻害剤)、フルバスタチンfluvastatin(レスコールLescol)、トラセミドtorsemide(デマデックスDemadex)、フェニトインphenytoin(ディランチンDilantin)、タモキシフェンtamoxifen(ノルバデックスNolvadex)、トルブタミドtolbutamide(オリナーゼOrinase)、一部の抗凝血剤等の薬である。
事前に必ず、医師に自分の服用している薬をすべて知らせること。
医師に相談せずにプラビックスの服用を中止しないこと。このような行為は、脳卒中や心臓発作を起こすリスクを高める可能性がある。
プラビックスは、アスピリンのようないくつかの薬と併用すると、生命にかかわる出血のリスクを高める可能性がある。医師に服用している薬をすべて知らせる必要がある。
プラビックスの服用中に精神錯乱、脱力感、発熱が生じたら、直ちに医師に相談すること。TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)の兆候である可能性がある。
胃潰瘍に罹っている患者はプラビックスを使用しないこと。
どんな副作用がプラビックス服用に関連すると報告されているか?
TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)― 血栓が生じる疾患。体のあらゆる部位の血管に血栓が形成される。TTPは直ちに治療が必要であり、そうしなければ患者が死亡する危険がある。次の徴候や症状は重要視し、直ちに医師の診察を受けること:皮膚や口の中の粘膜の紫斑病(紫色の斑点)、黄疸、極度の疲労や衰弱、非常に青白い肌、発熱、頻拍、静止時の浅速呼吸、視力の変化、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、排尿量減少、赤尿(血が混じっている)、脳卒中、発作、話し方の変化、頭痛、気絶しそうな感覚。
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- プラグリル (硫酸クロピドグレル) 75mg (10錠) 420 円
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- プラビックス75(硫酸クロピドグレル)75mg (14錠) 1730 円