ビルベリー・エムアイシーは、近視、糖尿病性網膜症、網膜ジストロフィー、白内障、暗闇視覚適応障害、視覚眼精疲労の予防および複合治療のための非特異性抗酸化治療など、目の健康を維持するだけでなく、生活習慣病や花粉症の予防にも効果が期待できるサプリメントです。
ビルベリー・エムアイシーは、ビルベリーのエキスを抽出して乾燥させた成分を配合しています。ブルーベリーの一種でもあるこのビルベリーは、ホワートルベリー、ウィンベリー、ブレーベリー、ヨーロッパブルーベリーなどとも呼ばれ、主に温帯および亜寒帯地域の酸性度が高い栄養不足の土壌に自生し、北欧や標高の高い南部ヨーロッパ地帯などに多くみられる植物です。その果実はブルーベリーよりも小さいにも関わらず味わい深く、また濃い紫色の色素が果肉にまで詰まっているのが特徴です。
この濃い紫色は、多くの植物が含むポリフェノールという物質です。ポリフェノールにはフラボノイドやカテキン、タンニン、イソフラボンなどの種類があり、その数は実に数千にもおよぶと言われています。いずれも植物の樹皮や表皮、種子などに含まれる色素成分や苦み・渋み成分で、小動物や虫、ウイルスなどの外敵のほか、光合成のプロセス、紫外線により生じる活性酸素から守る働きをしています。ビルベリーには果実や花の赤、青、紫を示す水溶性色素の総称であるアントシアニンという成分が特に多く含まれていますが、これもまたポリフェノールの一種です。このアントシアニンの中から糖の部分を除いたもの(非配糖体)がビルベリー・エムアイシーに含まれているアントシアニジンです。
またビルベリー・エムアイシーの有効成分であるビルベリー抽出物は、ビルベリーの果実に含まれる食物繊維やペクチンなどの成分を取り除き、有効成分を濃縮して乾燥したもので、この中にはアントシアニンやほかのポリフェノール類などが含まれています。ビルベリー・エムアイシーは1カプセル中にこのビルベリー抽出物を177mg含有しており、これにはアントシアニジン44.25mgが含まれています。
対象物を光の情報として捉えて信号化し、その信号を脳に伝えて像として判断・認識することを「視覚」と言いますが、この信号を脳に伝えるのが目の網膜にある「ロドプシン」と呼ばれるたんぱく質で、この物質が光の情報を受け取り、脳が信号として受け取ることで「視覚」を得ることができます。ロドプシンは光を受けると分解されて、新たな光の情報を得るために再合成された後、元の状態に戻るといった一連の流れを繰り返し行なっています。ところが長時間目を酷使するとロドプシンの再合成が遅れてしまうことがあり、これにより目がショボつく・ぼやけるなどの疲れ目を起こすことがあります。このロドプシンの再合成を促進し、視覚機能を改善する効果を発揮するのがアントシアニジンです。
このほかにもアントシアニジンには、目の水晶体のたんぱく質が変性して白く濁り、見えにくくなったり視力が低下してしまう病気である白内障の予防や、何らかの原因によって視神経が傷付き、視野や視力が損なわれてしまう緑内障の原因のひとつである酸化ストレスを改善する抗酸化作用を持っていることがわかっています。また脂肪の合成低下、内蔵脂肪・血液中の脂肪の蓄積の抑制、血糖値の上昇抑制をはじめ、血圧の上昇や動脈硬化を抑える効果など、アントシアニジンはメタボリックシンドロームの予防効果が期待できるだけでなく、さらに花粉症の予防にも効果があると言われています。
このようにビルベリー・エムアイシーは日ごろの目の健康維持はもちろんのこと、その抗酸化作用から生活習慣病を予防したい人にとっても最適なサプリメントです。