下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。
初回使用として、成人1は日1回1.25~2.5mcgを使用し、その後、経過を観察しながら用量を増やす事ができます。
ほとんどの場合1日1回5~20mcgが適量と考えられています。
なお、1日の限度使用量は60mcgを目安として下さい。
使用後5~10分程度で効果が現れ、30~60分持続します。
※1日(24時間)1回以上使用しないで下さい。
※週3回以上使用しないで下さい。
※毎回注射位置を変更して下さい。
※注射針は1回のみの使い切りです。再利用しないで下さい。
カバージェクトの投与方法
詳しくは以下動画(英語)をご覧ください。
◆投与の準備
STEP 1:
手を石鹸などで洗った後、清潔なタオルで拭き乾かして下さい。
STEP 2:
注射器を持つ時は、注射筒だけを持ち針が手/指やその他どこかへ触れないようにして下さい。
STEP 3:
押子を注射筒に挿入し注射筒内部のゴム栓にきっちりとねじ止めて下さい。
その際、締めすぎに注意して下さい。
STEP 4:
注射針に保護カバーを付けたまま、注射筒の先端に針が完全に入るように装着して下さい。針を装着した後、押子を何度か押したり引いたりする事を繰り返し注射筒内部の潤滑油が均等に広がるようにして下さい。
STEP 5:
カバージェクトの粉末剤が入った薬瓶のプラスティック蓋を外して下さい。
STEP 6:
アルコール消毒綿で、薬瓶のゴム蓋を拭った後、消毒綿を捨てて下さい。
STEP 7:
注射筒の本体のみをしっかりとつかみ、注射針の保護カバーを外して下さい。
注射針の保護カバーは「STEP 14」で使用しますので捨てないで下さい。また、注射針にはむやみに触れないで下さい。注射筒を持ち針を上方に向け押子を1-cc(mL)の目盛に合わせて下さい。この作業は空気と余分な希釈剤なくすための大事な作業です。
STEP 8:
薬瓶のゴム蓋中央に注射針が曲がらない様に注意しながら注射器をまっすぐにゆっくりと刺した後、押子を最後まで押して希釈剤を薬瓶内へ注入して下さい。
※その後直ちに「STEP 9」に進んで下さい。
STEP 9:
薬瓶に注射針を刺したまま、全ての粉末剤が希釈剤によって溶けるまで薬瓶を優しく揺すりながら回して下さい。その時決して注射針やゴム蓋に触れたり、薬瓶を振ったりしないで下さい。そして、薬瓶を上下逆さまに持ち薬瓶の首部分に粉末剤が残らないよう再度優しく揺すりながら回して下さい。※もし溶剤に濁った色があったり小さな固まりがある場合は決して使用しないで下さい。
STEP 10:
注射針を刺したまま逆さまの状態を保った薬瓶を片手でしっかりと持って下さい。
STEP 11:
注射針の先端を溶剤の中に保ちながら、全ての溶剤が注射筒に入るまで押子をゆっくりと引いて下さい。
STEP 12:
もし溶剤に気泡がある場合は、気泡が溶剤の上部に浮かぶまで注射筒を優しく弾いて下さい。注射器を垂直に持ち、定められた用量の目盛に押子を合わせて下さい。
この作業により余分な溶剤と気泡が薬瓶内に放出されます。
STEP 13:
注射筒をしっかりと持ち注射針が曲がらないように注意しながらまっすぐに注射針を引き抜いて下さい。
STEP 14:
注射針の保護カバーを注射針に装着し注射筒の一番奥まで押子を入れて下さい。
◆注射する位置の決定
STEP 1:
カバージェクトは陰茎内部の海綿体に向けて注射します。海綿体は陰茎の左右側面に位置しています。
STEP 2:
目に見える血管を避け、投与しやすいところを注射位置として決定して下さい。尚、陰茎の上部と下部付近には絶対に投与しないで下さい。
※カバージェクトを使用する度に注射位置を変更して下さい。
◆投与方法
STEP 1:
カバージェクトを投与する時は、直立姿勢か僅かに横たわった姿勢をとって下さい。
STEP 2:
包茎の場合は包皮をゆっくりと引き、親指と人差し指で亀頭を押さえ、前方へ引っ張りながら大腿部の方向へ傾けて下さい。こうすることにより、注射位置をより正確に選ぶ事が出来ます。
STEP 3:
新しいアルコール消毒綿で注射位置を拭いて下さい。尚、この消毒綿は「STEP 7」で使用しますので捨てないで下さい。
STEP 4:
注射針の保護カバーを外して下さい。そして、注射をしている間陰茎が動かないよう「STEP 2」を参考にもう一度位置を確認して下さい。
STEP 5:
注射器を親指と人差し指で持ち、注射針の金属面が殆ど見えなくなるまで注射針をまっすぐ陰茎の注射位置に刺します。
STEP 6:
注射筒を2本の指で支え、親指と人差し指を押子へ異動させゆっくりと押しカバージェクトの溶剤を投与します。
STEP 7:
全ての溶剤を投与したら、注射筒を持ち陰茎から注射針をゆっくりと抜き取ります。
※その後「STEP 4」で使用したアルコール消毒綿で注射部位の出血が止まるまで薬5分押さえて下さい。