ピザコード(塩酸ピオグリタゾン)15mg

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生活習慣病の一つ、2型糖尿病の治療薬!インスリンに対する感受性を改善し、血糖を効率的に取り込ませることによって症状を改善!心臓発作の予防に有効との報告も!

Pizaccord (Pioglitazone Hydrochloride) - 15mg (28 Tablets)

■ 28錠

価格:840 円

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有効成分

塩酸ピオグリタゾン(Pioglitazone Hydrochloride)

 

製造国

ニュージーランド・オーストラリア市場向け

 

製造元

Douglas Pharmaceuticals Ltd.

 

使用量

糖尿病の診断が確立した場合にのみ服用を考慮してください。
尚、下記服用量はあくまでも目安です。
実際の使用に当たっては、医師、或いは薬剤師の指示に基づいた適切な量を使用するようにしてください。

基本的は1日1回15-30mg(1-2錠)を服用します。
充分な効果が得られない場合は4週間後に最大45mgまで増量することができます。

●食事療法、運動療法のみの場合、及びスルホニルウレア剤、α‐グルコシダーゼ阻害剤、ピグアナイド系薬剤を食事療法、運動療法に加えて使用している場合

1日1回30mg(2錠)を経口服用してください。
ただし、低血糖症のリスクが懸念される患者においては1日1回15mgの服用から開始します。
45mgを上限として、年齢、性別、症状により服用量を増減してください。

●食事療法、運動療法に加えて、インスリン製剤を使用する場合

1日1回、朝食の前または後に15mgを経口服用してください。
30mgを上限として、年齢、性別、症状により服用量を増減してください。

・錠剤をピルカッターなどで半分にすることはしないで下さい。

・女性が服用する場合むくみが生じることがあります。

・むくみに気をつけながら1日1回15mgからの服用が適量とされています。

・高齢者が服用する場合は、1日1回15mgからの服用が適量とされています。

・1日1回の使用量を30mgから45mgに増やした場合、むくみが生じることがあります。

・インスリンと併用する場合むくみが生じることがありますので、1日1回15mgから服用を始めてください。

・増量する場合はむくみおよび心不全の症状・兆候に注意しながら1日30mgを上限としてください。

 

商品詳細

ひと口に糖尿病といっても、そのタイプはいくつかに分類されます。

インスリンを作る細胞が破壊され、体内のインスリン量が減ることで起こる「Ⅰ型糖尿病」をはじめ、インスリン分泌量の減少やインスリン抵抗性に起因する「Ⅱ型糖尿病」、他にも遺伝子異常や病気が原因で糖尿病になることもあります。

日本人の95%以上が「Ⅱ型糖尿病」に属すると言われていますが、この種の糖尿病治療に有効な薬が、このインスリン抵抗性改善薬のピザコード15mgです。

ピザコード15mgは、インスリン受容体のインスリン)」結合部以降に働きかけることでインスリン抵抗性を軽減し、結果として筋肉および脂肪組織では糖の吸収・利用を促進、また肝臓では糖の放出を抑制します。
これらの作用により体内の血糖が低下します。

※インスリン抵抗性とは、インスリンが分泌されているにもかかわらず、さまざまな要因でその働きが鈍くなっている状態です。
※インスリン受容体とは、血液細胞のブドウ糖と結合し、それを細胞に送る作用をするもの事です。

 

他の商品との比較

ピザコード15mgの有効成分であると塩酸ピオグリタゾン同じように、骨格筋および肝臓におけるインスリン感受性を改善して高血糖を治療するチアゾリジン系の治療薬として、ノスカール(トログリタゾン)がありましたが、肝障害などの副作用が問題で発売中止となったため、現在日本で販売されているチアゾリジン系の治療薬はアクトス(武田薬品)のみとなります。

塩酸ピオグリタゾンによって分泌が促進させられるアディポネクチンは肝臓や骨格筋の蓄積した中性脂肪を燃焼させる作用があるとされ、また運動時に活性化されると言うAMPキナーゼを活性し肝臓における糖新生の抑制や、骨格筋における糖の取り込み促進作用によって血糖を低下させる作用があります。
また、骨格筋における遊離脂肪酸の分解(β‐酸化)を促進によってのインスリン感受性改善作用もあると考えられています。
このようにすい臓からのインスリン分泌を増加させることなく血糖降下作用を示し、また長期にわたって安定した血糖コントロールが得られるとの試験結果があります。

さらにアディポネクチンによる中性脂肪燃焼作用やHDLコレステロールの血中濃度を上げる作用もあるため高中性脂肪症、高HDLコレステロール血症も改善させられると言われています。

なお海外ではActos、Actost、Glustinの名前で販売されています。

 

特別な注意

【警告】

塩酸ピオグリタゾンを含んだチアゾリジン誘導体によってうっ血性心不全が発症、或いは増悪させられる場合があります。
塩酸ピオグリタゾンを含んだチアゾリジン誘導体の服用を開始したり、服用量を増量させた場合には急激かつ過剰な体重の増加、呼吸困難、浮腫などの心不全の兆候の発現を注意深く観察する必要量があります。
万が一、心不全の兆候が発現し、進行するようであれば適切な対処が必要となり、場合によってはピザコード15mgの服用の停止や服用量の減少などの必要が生じることがあります。

ピザコード15mgの症候性心不全のある患者における使用は不適切とされており、NYHA(ニューヨーク心臓病協会)の基準においてクラスIIIまたはIVとされる心不全の患者におけるディアビスタ15mgの使用は禁忌とされています。

以下の場合、ピザコード15mgを絶対に服用しないでください。
・心不全の人および心不全の既往歴のある人: 胴部実験において循環血漿量の増加に伴う代償性の変化と考えられる心重量の増加がみられています。
また臨床的にも心不全を増悪あるいは発症したとの報告があります。

・重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、I型糖尿病の人: 輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となります。

・重篤な肝機能障害のある人: ピザコード15mgは主に肝臓で代謝されるため、蓄積するおそれがあります。

・重篤な腎機能障害のある人

・重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある人: インスリン注射による血糖管理が望まれるため、ピザコード15mgの服用は適しません。

・ピザコード15mgの成分に対して過敏症の既往歴のある人

・妊婦または妊娠している可能性のある人: 妊娠中の服用に関する安全性は確立していません。

以下の場合、ピザコード15mgを慎重に服用してください。
・心不全発症のおそれのある心筋梗塞、狭心症、心筋症、高血圧性心疾患などの心疾患のある人: 循環血漿量の増加により心不全を発症させるおそれがあります。

・脳下垂体機能不全または副腎機能不全: 低血糖を起こすおそれがあります。

・栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足または衰弱状態の人: 低血糖を起こすおそれがあります。

・激しい筋肉運動: 低血糖を起こすおそれがあります。

・過度のアルコールを摂取している人: 低血糖を起こすおそれがあります。

・高齢者:一般に生理機能が低下しているため、1日1回15mgから服用開始するなど、副作用発現に注意しながら慎重に服用してください。

・ほかの糖尿病用薬を服用中の人

その他の基本的注意には以下のようなものがあります。
・ピザコード15mgの服用は、あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を充分に行なって上で効果が不充分な場合に限り服用を考慮してください。

・ピザコード15mgを服用する場合は、インスリン抵抗性が推定される人に限定してください。

・ピザコード15mgを服用する場合には、血糖、尿糖を定期的に検査し、薬剤の効果を確認し、3ヵ月間服用しても効果が不充分な場合には速やかにほかの治療薬への切り替えをしてください。

・服用の継続中に服用の必要がなくなる場合や、減量する必要がある場合があり、また服用者の不養生、感染症の合併などにより効果がなくなったり、不充分となる場合があるため、食事摂取量、体重の推移、血糖値、感染症の有無などに留意のうえ、常に服用継続の可否、服用量、薬剤の選択などに注意してください。

・急激な血糖降下に伴い、糖尿病性網膜症が悪化するとの報告があります。

・α-グルコシダーゼ阻害剤とピザコード15mgの1日45mgの併用における安全性は確立していません。

・α-グルコシダーゼ阻害剤、スルホニルウレア系薬剤およびピザコード15mgの3剤を併用する場合の安全性は確立していません。

・ビグアナイド系薬剤とピザコード15mgの1日45mgの併用における安全性は確立していません。

授乳中の人の服用は避けることが望ましいとされていますが、やむを得ず服用する場合は授乳を中止してください。

小児などに関する安全性は確立していません。

ピザコード15mgなどのチアゾリジン系薬剤を服用したところ(糖尿病性)黄斑浮腫が発症または増悪したとの報告があります。

 

他の薬との併用

以下の糖尿病薬と併用した場合、低血糖症状が生じることがあります
・スルホニルウレア系薬剤
・グリメビリド
・グリベンクラミド
・グリクラジド
・トルブタミド など

スルホニルアミド系薬剤
・グリブゾール

ビグアナイド系薬剤
・メトホルミン塩酸塩
・ブホルミン塩酸塩

ナテグリニド
ミチグリニド
α‐グルコシダーゼ阻害剤
・ボグリボース
・インスリン製剤

以下の糖尿病薬と併用した場合、相互作用が生じることがあります。
・ 糖尿病薬の血糖降下作用を増強する薬剤
・β- 遮断剤
・サリチル酸剤
・モノアミン酸化酵素阻害剤
・フィブラート系高脂血症治療剤
・ワファリン など

糖尿病薬の血糖降下作用を減弱する薬剤
・アドレナリン
・副腎皮質ホルモン
・甲状腺ホルモン など

リファビシンなどCYP2C8を誘導する薬剤と併用すると、ビオグリタゾンのAUCが低下するので血糖管理をしっかりと行ない、必要に応じてピザコード15mgを増量してください。

 

誤って大量に服用した場合

医師または薬剤師に相談してください。

 

服用し忘れた場合

ピザコード15mgの服用を忘れた場合は、すぐに1回分の用量を服用するか、次の回から使用して下さい。
但し、2回分の量を一度に使用する事は避けて下さい。

 

副作用

ピザコード15mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

・主な副作用
貧血、白血球減少、血小板減少、血圧上昇、心胸比増大、心電図異常、動悸、胸部圧迫感、顔面潮紅、発疹、湿疹、そう痒、悪心、嘔吐、胃部不快感、胸やけ、腹痛、胸部膨満感、下痢、便秘、食欲亢進、食欲不振、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、AL-P上昇、γ-GPT上昇、めまい、ふらつき、頭痛、眠気、倦怠感、脱力感、しびれ、LDH上昇、CK(CPK)上昇、BUN上昇、カリウム上昇、総たんぱくおよびカルシウムの低下、体重および尿たんぱくの増加、息切れ

・極稀に起こる重大な副作用
心不全の増悪または発症、むくみ、肝機能障害、黄だん、低血糖症状、横紋筋融解症、胃潰瘍の再燃

 

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