ファロバクト200(ファロペネム)200mg

2000 円!! 抗菌スペクトルが非常に広い世界初の経口ペネム系抗生物質!細胞壁の合成を阻害して細胞増殖を阻止、抗菌作用を発揮します!ファロムのジェネリック薬!

Farobact 200 (Faropenem) - 200mg (6 Tablet)

■ 6錠

価格:2000 円

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有効成分

ファロペネム(Faropenem)

 

製造国

インド

 

製造元

Cipla

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

●下部呼吸器感染
通常、1回200mgを1日3回経口服用します。
症状などにより、1回の服用量を300mgまで増量することができます。

●耳鼻咽喉器感染
通常、1回200mgを1日3回経口服用します。
症状などにより、1回の服用量を300mgまで増量することができます。

●泌尿生殖器感染
通常、1回200mgを1日3回経口服用します。
症状などにより、1回の服用量を300mgまで増量することができます。

●上部呼吸器感染
通常、1回150mgを1日3回経口服用します。
症状などにより、1回の服用量を200mgまで増量することができます。

●皮膚・皮膚組織感染
通常、1回150mgを1日3回経口服用します。
症状などにより、1回の服用量を200mgまで増量することができます。

●産婦人科感染
通常、1回150mgを1日3回経口服用します。
症状などにより、1回の服用量を200mgまで増量することができます。

 

商品詳細

ファロバクト200は、グラム陽性菌にすぐれた抗菌活性を示すペニシリンと、幅広い抗菌スペクトルを有するセファロスポリンのハイブリッド骨格であるペネム環を基本骨格としており、グラム陽性菌、グラム陰性菌、嫌気性菌など、主に以下の菌種と症状に適応を持つ抗生物質です。

・適応菌種
ファロペネムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、アクネ菌

・適応症
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、ざ瘡(化膿性炎症を伴う)、外傷・熱傷および手術創などの二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、ぼうこう炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

人体を含む地球上のあらゆる環境に存在している微小な生物である細菌細胞は、2分裂で増殖する単細胞生物です。まずあらかじめDNAを含む2つ分の核様体、細胞質構成、細胞膜、細胞壁、外膜などの付属器官がつくられ、その後に分裂をします。
中でも細胞壁は、感染の際に宿主に粘着して生体内に侵入する足がかりとなる構造物を備えているほか、5-20気圧とも言われる細胞内外の浸透圧差や外圧から内部構造を守る役割を果たしています。そのためこの細胞壁がないと、細菌は細胞内に入り込んだ外部からの水によって細胞が膨張させられ、最終的にはその圧力に耐えかねて破裂してしまいます。

細胞分裂の段階でこの細胞壁の合成を阻害し、細胞が増殖できないように働きかけるのがβ-ラクタム系の抗生物質です。分子内にβ-ラクタム環と呼ばれる構造を持ち、この部分が細菌の細胞壁の生合成を阻害して抗菌作用を現します。
ファロバクト200の有効成分であるファロペネムは、このβ-ラクタム系に属する世界初の経口ペネム系抗生物質です。従来の抗生物質が、土壌などの自然界に存在する細菌や真菌(カビ)から有効な物質を探し出してきて薬としているのに対し、このファロペネムはコンピューター によって構造を作り出した薬で、高い抗菌力や安定性を持つという特長があります。

特に呼吸器感染症で問題となる肺炎球菌、化膿性レンサ球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ・カタラーリスに対してより抗菌力を示し、その有用性は高いとされていますが、その一方で、グラム陰性菌の一部にはやや弱く、緑膿菌には効果を発揮しません。
また小さい子供や幼児が使用した場合は下痢の副作用を起こしやすいので、服用には注意が必要です。

 

他の商品との比較

日本で開発された世界初のペネム環を基本骨格とした経口抗生物質です。

黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌、肺炎球菌、腸球菌などのグラム陽性菌に優れた抗菌力を示します。さらに大腸菌、インフルエンザ菌などのグラムイン背筋やバクテロイデス・フラジリス、アクネ菌などの嫌気性筋に対しても抗菌力を有します。

ペニシリン耐性肺炎球菌に対して抗菌力を有します。

各種β-ラクタマーゼに分解されにくい結果が得られています。

ファロペネムを有効成分とする薬剤は、日本ではファロム(マルホ)の名前で発売されています。

 

特別な注意

以下の場合、ファロバクト200を絶対に服用しないでください。
・ファロバクト200の成分によるショックの既往歴のある人

以下の場合、ファロバクト200を服用しないことを原則としますが、特に必要とする場合には慎重に服用してください。
・ファロバクト200の成分に対し過敏症の既往歴のある人

【慎重服用】
・ペニシリン系、セフェム系またはカルバペネム系薬剤に対し過敏症の既往歴のある人
・本人または両親、兄弟に気管支ぜんそく、発疹、じんましんなどのアレルギー症状を起こしやすい体質のある人
・高度の腎障害のある人: ファロペネムの主たる排泄経路は腎臓であり、血中濃度半減期が延長し、血中濃度が持続するので、服用量を減量するか服用間隔をあけて使用してください。
・高齢者
・経口摂取の不良な人または非経口栄養の人、全身状態の悪い人: ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので観察を充分に行なってください。

【重要な基本的注意】
・ショックが現れるおそれがあるので、充分な問診を行なってください。
・ファロバクト200でもっとも発現頻度が高い副作用は下痢、軟便です。下痢、軟便が現れた場合には、ファロバクト200の服用を中止するなどの適切な処置を行なってください。特に高齢者では、下痢、軟便の発現が全身状態の悪化につながるおそれがあるので、このような症状が現れた場合には直ちに医師の指示を受けるとともに、ファロバクト200の服用を中止し、適切な処置を行なってください。

【用法・用量に関連する使用上の注意】
ファロバクト200の使用にあたっては、耐性菌の発現などを防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の服用にとどめてください。

高齢者の服用に際しては下記の事項に特に留意し、また一般に高齢者では生理機能が低下しており、副作用が発現しやすいため、少量から服用を開始するなど、状態を観察しながら慎重に服用してください。
1.高齢者を対象とした体内薬物動態試験で、健常成人と比較して加齢に伴う腎機能低下によると思われる血中濃度半減期の延長が認められており、その結果高い血中濃度が持続するおそれがあります。
2.高齢者では、下痢、軟便の発現が全身状態の悪化につながるおそれがあるので、観察を充分に行ない、このような症状が現れた場合にはファロバクト200の服用を中止し、適切な処置を行なってください。
3.高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向が現れることがあります。

妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

ファロバクト200の服用中の授乳は避けてください。

小児などに対する安全性は確立していません。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とファロバクト200を併用する場合、注意してください。
・イミペネム・シラスタチンナトリウム: 動物実験で、ファロペネムの血中濃度が上昇することが報告されています。
・フロセミド: 動物実験で、ファロペネムの腎毒性が増強されることが報告されています。
・バルプロ酸ナトリウム: カルバペネム系薬剤(メロペネム、パニペネム・ベタミプロン、イミペネム・シラスタチンナトリウム)との併用によりバルプロ酸の血中濃度が低下し、てんかんの発作が再発することが報告されています。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

ファロバクト200を服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
発疹、そう痒、じんましん、発熱、発赤、紅斑、好酸球増多、白血球分画の異常、顆粒球数の変動、血小板数の変動、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、吐き気、下痢、軟便、腹痛、嘔吐、食欲不振、腹部膨満感、口角炎、口唇炎、胃腸障害、消化不良、胃炎、便秘、カンジダ症、口内炎、ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向など)、ビタミンB群欠乏症(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎など)、しびれ、ほてり、頭痛、めまい、眠気、むくみ、口唇乾燥、眼痛、爪変色、倦怠感

●極稀に起こる重篤な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状、急性腎不全、偽膜性大腸炎などの血便を伴う重篤な大腸炎、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)、間質性肺炎、肝機能障害、黄だん、無顆粒球症、横紋筋融解症、PIE症候群(類薬にて)

 

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