【警告】
短期間の偽薬との比較において、抗うつ薬剤はうつ病を始めとした気分障害を患っている子供、若者、青年における自殺願望や自殺未遂のリスクを増加させる事が知られています。
マイレン酸フラボキサミンを始めとした抗うつ薬剤はこの危険性と治療における必要性熟考した上で使用される必要があります。
うつ病やそのほかの気分障害自体が自殺のリスクの増加と関連付けられています。
抗うつ薬剤を使用している患者に対しては、適切な監視下で病状の悪化、自殺傾向、挙動の変化などを注意深く観察する必要があります。
家族や介護者は薬を処方した専門家との連絡を密にとり、患者の容態を注意深く観測する必要があります。
以下に該当する方におけるフルボキシン50mgの使用は禁忌とされています。
・有効成分のマイレン酸フルボキサミンや他成分に過敏症である方
・モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)を服用してから14日以内
・双極性感情障害
・難治てんかん
以下に該当する方におけるフルボキシン50mgの使用には注意が必要とされています。
・高齢者
・青年
・自殺未遂の既歴や自殺願望がある患者
・躁病、及び軽躁病
・電気痙攣療法(ECT)を受けている患者
・肝機能障害
・腎機能障害
・心疾患
・心臓発作を起こしてから間もない患者
・糖尿病
・てんかん
・痙攣の既歴のある患者
・出血性疾患の既歴のある患者
・緑内障
・血液凝固に影響を与える薬(血液凝固剤のワーファリンなど)を使用している患者
・重篤な肝、腎機能障害
・肝炎、特に慢性的なB型及びC型肝炎
・糖尿病
・血友病
フルボキシン50mgの効力が発揮されるには使用開始から2-4週間ほどかかりますが、効力が認められなくても決められた量を使用することが、効果的な治療へとつながります。
もし使用開始1週間、使用中、使用後にうつ状態や不安の増悪、悩み、自殺や自傷行為を考えるようなことがある場合には、ただちに医師に相談してください。
フルボキシン50mgの服用は車の運転や機械の操作に影響を与える場合があります。薬がどのように作用し、これらの操作に影響を与えないことが確認されない限り、車の運転や機械の操作を行うことは避けてください。
フルボキシン50mgを使用している間はアルコールの摂取を控えてください。
マイレン酸フラボキサミンは体内に摂取されたカフェイン(コーヒー、紅茶、コーラなど)の分解を妨げることがあります。この作用によって振るえ、発汗、吐き気、情動不安、不眠などの症状が現れることがありますので、フルボキシン50mgを使用中のカフェインの摂取は控えてください。
SSRIs(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)はじっとしていることへの不快感をもたらすことがあり、動かずに座っていたり、立っていることを不可能とすることがあります。
こういった症状は特に使用開始の最初の1週間において起こりやすいとされています。このような症状を経験した場合には医師に相談するようにしてください。
抗うつ薬剤は血液中の塩分の量を低下させ、低ナトリウム血症を引き起こし、それによる眠気、混乱、筋肉のぴくつき、けいれんなどが現れることがあります。
特に高齢者においてこういった症状が現れやすいとされています。
フルボキシンを使用中にこう言った症状が認められた場合には医師の診断を受けてください。
フルボキシン50mgを使用中に痙攣(ひきつけなど)を経験した場合や、使用によっててんかんや痙攣の頻度が高くなった場合には、使用中断の必要があるためただちに医師の診断を受けてください。
フルボキシン50mgの使用の突然の停止はめまい、睡眠障害、吐き気、頭痛、虚脱感、しびれ、不安といった退薬症状を引き起こす可能性があるため避け、医師の指示に従って数週間から数カ月にかけて徐々に服用量を減らしながら停止するようにしてください。
退薬症状は一時的であり中毒性や依存性のものではありません。
妊婦、及び胎児に対する安全性は確立されていないため、フルボキシン50mgの妊娠中における使用は医師によって母体への有効性が胎児への危険性を上回ると判断された場合のみ行うようにしてください。
また、妊娠後期のフルボキシン50mgの使用によって新生児に退薬症状がみられたとの報告があります。
フルボキシン50mgを使用中に妊娠したり、妊娠を計画している場合には医師に相談してください。
有効成分のマイレン酸フラボキサミンは母乳中に排出するため、フルボキシン50mgを使用中の授乳については医師と相談するようにしてください。
歯科手術を含めた手術を受ける場合は、麻酔医を含めた医師にフルボキシン50mgの服用を報告して下さい。
同じような症状であったとしても、フルボキシン50mgを他人と共用することはしないでください。
子供の手の届かないところで、光や湿気を避けて保存してください
外装に損傷があったり、有効期限が切れているものの使用はしないでください。