ブスコパン(ヒヨスチン-N-ブチルブロマイド)10mg

6650 円!! 神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌を抑えて副交感神経への刺激を減弱!内臓平滑筋が収縮しなくなることで、胃腸や胆管のけいれんを抑制します!尿路結石症や原型困難症にも有効!

Buscopan (Hyoscine-N-Butyl-Bromide) - 10mg (100 Tablets)

■ 100錠

価格:6650 円


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有効成分

ヒヨスチンブチルスコプラミン/ヒヨスチン-N-ブチルブロマイド/臭化ブチルスコポラミン/ブスコパンなど(Hyoscine Butylbromide/Hyoscine-N-Butyl-Bromide)

 

製造国

ニュージーランド・オーストラリア市場向け

 

製造元

Boehringer Ingelheim Ltd.

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、成人・6歳以上の小児は1回2錠を1日4回経口服用しますが、1日の最大服用量は8錠までとします。

 

商品詳細

ブスコパン10mgは、胃や腸、胆のう、ぼうこうなどの臓器の平滑筋のけいれんや、過剰な運動を抑えるための薬で、主に以下の症状に効果を発揮します。

胃・十二指腸潰瘍、食道けいれん、幽門けいれん、胃炎、腸炎、腸せん痛、けいれん性便秘、機能性下痢、胆のう・胆管炎、胆石症、胆道ジスキネジー、胆のう切除後の後遺症、尿路結石症、ぼうこう炎、月経困難症など

内臓平滑筋は、血管、気管、腸管、胃、ぼうこう、子宮などの臓器の壁を構成している筋肉の一種で、自分の意志ではその収縮をコントロールすることができません(不随意筋)。そこで、この平滑筋を動かす働きを持つのが脳から伸びている副交感神経です。副交感神経からはアセチルコリンという神経伝達物質が分泌され、平滑筋に存在するムスカリン受容体というたんぱく質と結合して活性化することで信号を送り、その結果として平滑筋を収縮させます。

ブスコパン10mgは、副交感神経が支配する腹部中空臓器の壁質内神経節に作用して、アセチルコリンがムスカリン受容体に結合するのを阻害することで内臓平滑筋の収縮を抑え、けいれんを止める薬です。
ブスコパン10mgの有効成分であるヒヨスチン-N-ブチルブロマイドは、ブスコパン、スコポレ、臭化ブチルスコポラミン、ブチルパン、スコルパン、ブスコム、ビビーフ、ブスフォリロンなどの同義語(異表記)で、スコポラミンという物質が改良されて作られた成分です。
スコポラミンは別名ヒヨスチンとも呼ばれ、ヒヨスの種子や葉、ヨウシュチョウセンアサガオ、シロバナチョウセンアサガオの種子など、ナス科の薬用植物に含まれるアルカロイド(有機化膨物の総称)で、古くからけいれんを抑える薬や乗り物酔い止めの薬として利用されてきました。ところがスコポラミンは脳関門を通過することができ、大量に服用すると中枢抑制作用や幻覚作用などの副作用が発現することもあることから、安全性の高い薬の開発が望まれていました。

こうして開発されたヒヨスチン-N-ブチルブロマイドは、スコポラミンをN-ブチル化して四級アンモニウム化することにより、血液脳関門の透過性を低め、中枢性の副作用を軽減した薬物です。スコポラミンと同様にムスカリン様受容体を競合的に遮断する働きを持っていますが、脳の中には入り込まないために、スコポラミンのような中枢作用を起こさず、末梢にある内臓の働きだけをコントロールすることができます。
また、四級アンモニウム化により消化管吸収は低下していますが、その代わりに経節遮断作用を示すようになったために、鎮痙作用はスコポラミンよりも強くなっているのが特長です。さらに胃液分泌を抑制するだけでなく、副交感神経遮断効果に基づく鎮痙作用、胃液分泌抑制作用、膀胱内圧上昇抑制作用、子宮収縮抑制作用なども示します。

 

他の商品との比較

副交感神経によって支配されている腹部中空臓器の壁内神経節に作用し、神経刺激伝達を抑制して、胃腸管、胆道、泌尿器および女性生殖器のけいれんを融解するという点で、類似成分のアトロピンとは異なる作用をします。

ブスコパン10mgと同じ有効成分を持つ薬は、日本でブチブロン(日新製薬)、ブチルスコポラミン臭化物(日医工、日医工ファーマ、日本ジェネリック、陽進堂)、リラダン(イセイ)、ブチルミン(高田製薬)、ブスフォリロン(鶴原製薬)、スコルパン(東和薬品)、ブスコム(マイラン製薬)、スパスモパン(日医工)、スポラミン(ニプロファーマ)、ブスポン(杏林製薬、キョーリンリメディオ、富士フイルムファーマ)の名前で発売されています。

 

特別な注意

以下の場合、ブスコパン10mgを絶対に服用しないでください。
・出血性大腸炎の人: 腸管出血性大腸菌(O157など)や赤痢菌などの重篤な細菌性下痢の人では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがあります。

・緑内障の人: 眼圧内を高め、症状を悪化させることがあります。

・前立腺肥大による排尿障害のある人: さらに尿を出にくくすることがあります。

・重篤な心疾患のある人: 心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがあります。

・まひ性イレウスの人: 消化管運動を抑制し、症状を悪化させるおそれがあります。

・ブスコパン10mgに対し過敏症の既往歴のある人

以下の場合はブスコパン10mgを服用しないことを原則としますが、特に必要とする場合は慎重に服用してください。

・細菌性下痢の人: 治療期間の延長をきたすおそれがあります。

【慎重服用】
・前立腺肥大のある人: 尿をでにくくすることがあります。

・うっ血性心不全のある人: 心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがあります。

・不整脈のある人: 心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがあります。

・潰瘍性大腸炎の人: 中毒性巨大結腸を起こすおそれがあります。

・甲状腺機能亢進症の人: 心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがあります。

・高温環境にある人: 汗腺分泌を抑制し、体温調節を障害するおそれがあります。

【重要な基本的注意】
・眼の調節障害を起こすことがあるので、ブスコパン10mgを服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事しないように注意してください。

一般に高齢者では前立腺肥大を伴っている場合が多いので、慎重に服用してください。

妊娠中の服用に関する安全性は確立していないため、妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とブスコパン10mgを併用する場合、注意してください。
・抗コリン作用を有する薬剤(三環系抗うつ剤、フェノチアジン系薬剤、モノアミン酸化酵素阻害剤、抗ヒスタミン剤など): 抗コリン作用(口渇、便秘、眼の調節障害など)が増強することがあります。

・ドパミン拮抗剤(メトクロプラミドなど): 相互に消化管における作用を減弱するおそれがあります。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

ブスコパン10mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
眼の調節障害、口渇、腹部膨満感、鼓腸、便秘、排尿障害、頭痛、頭重感、心悸亢進、発疹

極稀に起こる重篤な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状

 

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医師に相談するなどし当商品についてよく理解したうえで、適量をご自分の責任において服用なさってください。
なお、個人輸入で購入した商品は日本の医薬品副作用被害救済制度の適用対象にはなりません。したがって、何らかの深刻な副作用が発生したとしても、用量にかかわらず救済対象とはならずその制度からの保障を受けることは出来ないことに注意して下さい。
また、これらの薬の成分、効用、副作用、服用法などに関していかなるお問い合わせをいただきましてもお返事できません。ご了承ください。