以下の場合は、ミニプレス・エクスエル5mgを絶対に使用しないでください。
・有効成分のプラゾシン、キナゾリンといった、ミニプレス・エクスエル5mgの成分に過敏症反応のある人
【慎重服用】
・高齢者
・腎機能障害のある人
・肝機能障害のある人
・腸狭窄、或いは腸閉塞のある人
・他の降圧剤を使用している人
【重要な基本的注意】
・胃腸で保持される時間が極端に短縮させられた場合、ミニプレス・エクスエル5mgの薬理動態、およびその効能に影響が出る場合があります。また、ほかの非溶解性錠剤と同様に、プラゾシンGITS(胃腸治療システム)錠を深刻な(病原性、医原性の)腸閉塞のある人に使用する場合には、注意が必要とされています。
・塩酸プラゾシンとホスホジエステラーゼ5型(PDE-5)阻害薬との併用によって、症候性低血圧が引き起こされる可能性があります。
●高血圧症
・めまいや疲労感、稀に意識の喪失を伴う起立性低血圧の発現が、特に塩酸プラゾシンによる治療開始直後に報告されています。しかし、これらの症状は、低用量から使用を開始し、服用量を増加する場合は、1-2週間かけて徐々に増量していくことによって避けることができるとされています。また、プラゾシンGITS錠の服用による起立性低血圧の発現は、血圧の高さとは関係なく、また限度があるため、治療の継続に伴って見られなくなることがほとんどであるとされています。
●前立腺肥大症
・塩酸プラゾシンには末梢血管抵抗性を減少させる作用があるうえ、前立腺肥大症は主に高齢者に見られる疾患であるため、プラゾシンGITS錠による治療開始時、および治療中には血圧を注意深く観察することが必要であるとされています。特にほかの降圧剤を併用している場合には注意が必要です。
【使用における注意】
・GITS錠剤は充分な水分と共に服用し、噛んだり、割ったり、砕いたりして使用することはしないでください。
・12歳未満の小児の使用における安全性は確立されていません。
【その他の注意】
ミニプレス・エクスエル5mgの使用によってめまいや眠気、疲労感などが引き起こされる場合があります。そのため、車の運転や機械の操作などには、服用による影響がないことを確認してから従事するようにしてください。
ミニプレス・エクスエル5mgを使用中のアルコールの摂取によって、血圧降下作用が増強されるため、めまいが発生することがあります。
服用中は、血圧の定期的な測定、およびモニタリングが必要とされています。
使用中にミニプレス・エクスエル5mgの効果の減弱がみられる場合があります。効果の減弱に伴って体重の増加や、脚、足首の腫れなどが認められた場合には、ただちに医師に相談してください。
服用の褐色細胞腫スクリーニングテストにおいて疑似陽性の結果が出ることがあります。
妊娠中の女性における安全性は確立されていません。妊娠中のミニプレス・エクスエル5mgの使用は、医師によって薬効が、母体や胎児における危険性を上回ると判断された場合のみ使用するようにしてください。
塩酸プラゾシンの小量が母乳中に排出されることが認められているため、授乳中の女性における使用には注意が必要とされています。
処方されたとおりの用途でのみ使用し、他人と共用することはしないでください。
ほかの疾患で医療機関にかかる場合には、医師や薬剤師にミニプレス・エクスエル5mgの使用を報告してください。
子供の手の届かない涼しいところで保管してください。
使用期限を超過しているものや、外装に損傷の見られるものの使用はしないでください。