【併用禁忌】
・MAO阻害薬(セレギリン塩酸塩): 高血圧クリーゼなどの重篤な副作用発現のおそれがあります。ラサレクト0.5mgの服用を中止してからこれらの薬剤の使用を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔をおいてください。またこれらの薬剤の使用を中止してからラサレクト0.5mgの服用を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔をおいてください。
・ペチジン塩酸塩含有製剤、トラマドール塩酸塩、タペンタドール塩酸塩: セロトニン症候群などの重篤な副作用発現のおそれがあります。ラサレクト0.5mgの服用を中止してからこれらの薬剤の使用を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔をおいてください。またトラマドール塩酸塩の使用を中止してからラサレクト0.5mgの服用を開始するまでに、2-3日の間隔をおいてください。
・三環系抗うつ薬(アミトリプチリン塩酸塩、アモキサピン、イミプラミン塩酸塩、クロミプラミン塩酸塩、ドレスピン塩酸塩、トリミプラミンマレイン酸塩、ノルトリプチリン塩酸塩、ロフェプラミン塩酸塩:ほかのMAO-B阻害薬との併用により、高血圧、失神、不全収縮、発汗、てんかん、動作・精神障害の変化および筋強剛などの副作用があらわれ、さらに死亡例も報告されています。ラサレクト0.5mgの服用を中止してからこれらの薬剤の使用を開始するまで、少なくとも14日間の間隔をおいてください。また、これらの薬剤の使用を中止してからラサレクト0.5mgの服用を開始するまでに、2-3日間の間隔をおいてください。
・四環系うつ薬(マプロチリン塩酸塩、ミアンセリン塩酸塩、セチプチリンマレイン酸塩: ほかのMAO-B阻害薬との併用により、高血圧、失神、不全収縮、発汗、てんかん、動作・精神障害の変化および筋強剛などの副作用があらわれ、さらに死亡例も報告されています。ラサレクト0.5mgの服用を中止してからこれらの薬剤の使用を開始するまで、少なくとも14日間の間隔をおいてください。また、これらの薬剤の使用を中止してからラサレクト0.5mgの服用を開始するまでに、2-3日間の間隔をおいてください。
・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(フルボキサミンマレイン酸塩、パロキセチン塩酸塩水和物、塩酸セルトラリン、エスシタロプラムシュウ酸塩): セロトニン症候群などの重篤な副作用発現のおそれがあります。ラサレクト0.5mgの服用を中止してからこれらの薬剤の使用を開始するまで、少なくとも14日間の間隔をおいてください。またこれらの薬剤の使用を中止してからラサレクト0.5mgの服用を開始するまでに、フルボキサミンマレイン酸塩は少なくとも7日間、パロキセチン塩酸塩水和物、塩酸セルトラリンおよびエルシタロプラムシュウ酸塩は少なくとも14日間の間隔をおいてください。
・セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(ミルナシプラン塩酸塩、デュロキセチン塩酸塩、ベンラファキシン塩酸塩: 重篤な副作用発現のおそれがあります。ラサレクト0.5mgの服用を中止してからこれらの薬剤の使用を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔をおいてください。また、これらの薬剤の使用を開始するまでに、ミルナシプラン塩酸塩は2-3日間、デュロキセチン塩酸塩は少なくとも5日間、ベンラファキシン塩酸塩は少なくとも7日間の間隔をおいてください。
・選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(アトモキセチン塩酸塩): 重篤な副作用発現のおそれがあります。ラサレクト0.5mgの服用を中止してからこれらの薬剤の使用を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔をおいてください。また、これらの薬剤の使用を中止してからラサレクト0.5mgの服用を開始するまでに少なくとも14日間の間隔をおいてください。
・ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬(ミルタザピン): セロトニン症候群などの重篤な副作用発現のおそれがあります。ラサレクト0.5mgの服用を中止してからこれらの薬剤の使用を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔をおいてください。また、これらの薬剤の使用を中止してからラサレクト0.5mgの服用を開始するまでに少なくとも14日間の間隔をおいてください。
【併用注意】
・トラゾドン塩酸塩: トラゾドン塩酸塩の中止直後にラサレクト0.5mgを服用または併用する場合には、脳内セロトニン濃度が高まるおそれがあります。
・デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物: 脳内セロトニン濃度が高まるおそれがあります。
・交感神経刺激薬(エフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリン塩酸塩、プソイドエフェドリン塩酸塩含有医薬品、フェニルプロパノールアミン塩酸塩含有医薬品): 高血圧クリーゼを含む血圧上昇が報告されています。
・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有飲食物: 脳内セロトニン濃度が高まるおそれがあります。
・CYP1A2阻害薬(シプロフロキサシン): ラサレクト0.5mgの血中濃度が上昇する可能性があるため、低用量での服用も考慮してください。
・CYP1A2誘導役(タバコ(喫煙)、フェニトイン): ラサレクト0.5mgの血中濃度が低下する可能性があります。
・チラミンを多く含有する飲食物(チーズ、ビール、赤ワインなど): チラミン含有量の高い飲食物を摂取した人において、高血圧クリーゼを含む血圧上昇が報告されています。