アンピシリン(アンピシリン)500mg

500 円!! 細菌に対してのみ働きかけるβ-ラクタム系抗生物質!幅広い種類の細菌に有効で、ペニシリンでは退治できなかったグラム陰性桿菌にも効果を発揮!

Ampicillin (Ampicillin) - 500mg (10 Capsules)

■ 10カプセル

価格:500 円

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有効成分

アンピシリン(Ampicillin)

 

製造国

インド

 

製造元

Omega Biotech Ltd

 

使用量

下記使用量はあくまでも目安です。
実際の使用にあたっては、医師の指示に基づいた適切な量を使用するようにして下さい。

通常、成人は1回250-500mgを1日4-6回経口服用してください。
なお年齢、症状に応じて適宜増減します。

・アンピシリン500mg服用にあたっては、耐性菌の発現などを防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の服用にとどめてください。
・高度の腎障害がある場合は、服用間隔を空けて使用してください。

 

商品詳細

アンピシリン500mgの主成分であるアンピシリンは、グラム陰性菌にも作用する広範囲合成ペニシリンとして開発された以下の菌および適応症に効果を現わす薬です。

・適応菌種
アンピシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、炭疽菌、放線菌、大腸菌、赤痢菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、梅毒トレポネーマ

・適応症
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮炎、外傷・熱傷および手術創などの二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿痬、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、淋菌感染症、梅毒、腹膜炎、肝膿痬、感染性腸炎、子宮内感染、眼瞼膿痬、麦粒腫、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、抜歯創、口腔手術創の二次感染、しょうこう熱、炭疽、放線菌症

アンシピリンはβ-ラクタム系抗生物質の一種です。
この物質の特徴は、分子構造にβ-ラクタム環と呼ばれる四角形の環構造を持っていることで、細菌の細胞壁の成分であるペプチドグリカンの合成を阻害する作用があります。

多くの細菌は細菌の形態を一定に保ち、外部の圧力などから細胞内部を保護する働きを持つ役割を果たしています。
ちなみに細菌細胞内の浸透圧はかなり高いため、この細胞壁が存在しなければ細胞内に入り込んだ外部からの水によって細胞が膨張させられ、最終的には細胞を破裂してしまいますが、細胞壁はその細胞の膨張を一定で抑え、細胞が破裂することを妨げています。
また細胞壁には感染の際に生体内に入る足がかりとなる構造物も含まれており、病原菌の発揮に重要な役割を果たしているため、この細胞壁は細菌にとっては大変重要なものです。
しかしペプチドグリカンの合成が阻害されることによって細胞壁がつくれなくなった細菌は、細胞分裂ができなくなるか(静菌作用)または浸透圧に耐えられなくなることで破滅(殺菌作用)することになります。
また人間などの高等動物には細胞壁がないため、人間の細胞がβ-ラクタム系抗生物質によってダメージを受けることはありません。

最初に発見されたβ-ラクタム系抗生物質はペニシリンです。
しかしペニシリンはブドウ球菌を代表とするグラム陽性菌、グラム陰性球菌に対しては強い抗菌作用を持っていましたが、臨床的重要性の高い大腸菌を代表とするグラム陰性桿菌には抗菌作用が弱いという問題点がありました。
ペニシリンのすぐれた作用を残しながらこの問題点を解決し、開発されたのがアンピシリン500mgの主成分であるアンピシリンです。
作用としては、同じくペニシリン系のアモキシリン(アモキシシリン)と似ているとされています。

 

他の商品との比較

アンピシリン500mgの主成分であるアンピシリンは、ペニシリンをベースとした半合成ペニシリンで中耳炎、副鼻腔炎、尿路感染症、淋菌感染症(淋病)などを始めとした多くの治療に広く用いられています。

ペニシリンのようなβ-ラクタム系抗生物質は母核であるβ-ラクタム環を切る酵素であるβ-ラクタマーゼによって分解され不活化させられるため、細胞膜にβ-ラクタマーゼを含むグラム陰性桿菌に対する抗菌性はないとされてきました。
アンピシリンは細菌の細胞質膜の透過性に優れているため、化学物質の侵入から守る外膜に覆われているグラム陰性桿菌のうち、非β‐ラクタマーゼ産生性の大腸菌、インフルエンザ菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、サルモネラ、赤痢菌などに対しても有効性を現わします。
そのため広域ペニシリンといった呼ばれ方もされています。

アンピシリンを主成分とする日本での販売薬には、ビクシリンカプセル250mg(明治製菓)、ソルシリン(武田薬品)があります。

また海外では、Acillin、Adobacillin,、Alpen, Amblosin、Amcil、Amfipen、Amipenix S、Ampen、Ampi、Ampicil、Ampicin、Ampifarm、Ampikel、Ampimed、Ampipenin、Ampiscel、Ampivax、Ampivet、Amplin、Amplipenyl、Amplital、Austrapen、Binotal、Bonapicillin、Britacil、Campicillin、Cimex、Copharcilin、Delcillinh、Deripen、Divercillin、Doktacillin、Duphacillin、Geocillin、Grampenil、Guicitrina、Guicitrine、Lifeampil、Morepen、Norobrittin、Nuvapen、Omnipen、Penbristol、Penbritin、Penbrock、Peniciline、Penimic、Pensyn、Pentrex、Polycillin、Ponecil、Princillin、Principen、Qidamp、Racenacillin、Rosampline、Roscillin、Semicillin、Sevicillin、Semicillin、Spectrobid、Sumipanto、Tokiocillin、Tolomol、Texcillin、Totacillin、Trifacilina、Ultrabion、Ultrabron、Vampen、Viccillin、Wypicilなどの名前で販売されています。

 

特別な注意

以下の場合、アンピシリン500mgを絶対に服用しないでください。
・アンピシリン500mgの成分によりショックの既往歴のある人
・伝染性単核症のある人: 発疹の発現頻度を高めることがあります。

以下の場合、アンピシリン500mgを服用しないことを原則としますが、特に必要とする場合は慎重に服用してください。
・アンピシリン500mgの成分またはペニシリン系抗生物質に対して過敏症の既往歴のある人

以下の場合、アンピシン500mgを慎重に服用してください。
・セフェム系抗生物質に対して過敏症の既往歴のある人
・本人または両親、兄弟に気管支喘息、発疹、じんましんなどのアレルギー症状を起こしやすい体質を持つ人
・行動の腎障害のある人: 血中濃度が持続します。
・高齢者: 生理機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすくなります。またビタミンK欠乏による出血傾向が現われることがあります。
・経口摂取が不良な人または非経口栄養の人、全身状態の悪い人: ビタミンK欠乏症が現われることがあります。

【重要な基本的注意】
ショックを起こすおそれがあります。

妊娠または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

母乳中へ移行することが報告されているので、授乳中の人は服用しないことが望ましいとされていますが、やむを得ず服用する場合には授乳を中止してください。

アンピシリン500mgとアロプリノールとの併用により、発疹の発現が増加するとの報告があります。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とアンピシリン500mgを併用する場合、充分に注意してください。
・経口避妊薬: 経口避妊薬の効果が減弱するおそれがあります。
・アンピシリン500mgとアロプリノールとの併用により、発疹の発現が増加するとの報告があります。
・メトトキサレートの排出を減少させ、そのことによる副作用の発現が懸念されます。
・プロべネシドとの併用はアンピシリンの血中濃度を増加させる恐れがあります。

上記以外にも他薬と併用する場合には、処方薬、市販薬に関わらず事前に医師或いは薬剤師に相談し、安全性を確認してからご使用ください。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

アピシン500mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
発熱、発疹、じんましん、好酸球増多、顆粒球減少、血小板減少、貧血、AST(GOT)上昇、下痢、悪心、食欲不振、口内炎、カンジダ症、ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向など)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎など)、梅毒患者におけるヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応(発熱、全身倦怠感、頭痛などの発現、病変部の増悪)

極稀に起こる重篤な副作用
ショック、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)、無顆粒球症、溶血性貧血、急性腎不全などの重篤な腎障害、偽膜性大腸炎などの血便を伴う重篤な大腸炎

 

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