エンテカビル水和物(Entecavir)

 

エクスビル （エンテカビル水和物） 0.5mg　(30錠)　16200 円
X-Vir (Entecavir) - 0.5mg (30 Tablets)

エクスビル （エンテカビル水和物） 1mg　(30錠)　27000 円
X-Vir (Entecavir) - 1mg (30 Tablets)

 

インド

 

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下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、成人は1日1錠を空腹時（食後2時間以上かつ食前2時間以上）に経口服用してください。

 

エクスビル1mgは、B型肝炎ウイルス（HBV）の増殖を抑制する経口抑制剤です。

このB型肝炎ウイルスが原因で発症する肝臓の病気がB型肝炎です。
肝臓の細胞が破壊されるために働きが悪くなり、栄養分（糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン）の生成・貯蔵・代謝、血液中のホルモン・薬物・毒物などの代謝・解毒、胆汁の産生と胆汁酸の合成、体内に侵入したウイルスや細菌感染の防御など、肝臓本来の役割がうまく果たせなくなる病気です。
全身に倦怠感が現われ、食欲不振、悪心、嘔吐などに引き続いて黄だんが出現したり、肝臓の腫大が見られることもありますが、中には感染しても症状が出ず、そのまま治ってしまう不顕性感染もあります。

B型肝炎には、何らかの原因により発症する急性B型肝炎と、B型肝炎ウイルス保有者（キャリア）の人が発症するB型慢性肝炎があります。
急性の場合のほとんどは性行為による感染で、そのほかには注射針の共有、医療ミスによる感染などです。
一方、慢性の主な感染経路は母子間感染で、B型肝炎ウイルスの保持者である母親の血液が出産時に子どもの体内に入ることで感染します。
しかしその約9割は自然経過によりB型肝炎ウイルスは減少し、健康人キャリアになるとされていますが、残りの１割の人は、炎症が長期間持続するB型慢性肝炎となります。
この場合、約2%の割合で肝硬変へと進展し、さらにそこから約3%の割合で肝臓がんが発生することが知られています。
B型肝炎では、肝臓内においてB型肝炎ウイルスが複製・増殖されることで病状が進む、抗ウイルス療法によって病状が改善することがわかっているため、B型感染の治療ではB型肝炎ウイルスを排除し、肝炎を鎮静化させることが最終的な目標となります。

現在、B型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法の治療薬にはインターフェロン、ラミブジン、アデホビルピボキシルの3剤があります。
いずれも効果的な薬ではありますが、インターフェロンではその副作用が、ラミブジンでは耐性ウイルスの出現が、またアデホビルピボキシルではその腎毒性がそれぞれ問題となっており、新しい抗ウイルス薬の開発が望まれていました。

エクスビル1mgの有効成分であるエンテカビル水和物は、B型ウイルスに強力かつ選択的な阻害活性を示し、ウイルスのDNA複製を妨げることで増殖を阻止するだけでなく、高い抗ウイルス効果も持つとされています。
臨床試験の結果によると、約2年間にわたる治療でウイルスがほぼ消滅した人の割合は、エクスビル1mgを服用した人では約94%で、既存のB型慢性肝炎治療薬の中では優れた効果を発揮しています。
またラミブジンでは効果を現わさない耐性ウイルスに対しても有効性があることから、エクスビル1mgは、B型慢性肝炎治療の第一選択薬として使用されています。

 

エンテカビルは、ラミブジンに比べて有意に治療効果が高く、安全性は同等で、エンテカビル耐性のB型肝炎ウイルスの出現は認められなかったと報告されています。

エンテカビルの抗ウイルス作用は、薬理試験の結果によるとラミブジンの約1500倍とされています。

日本国内においてエンテカビルは、薬剤耐性B型肝炎ウイルスが出現しにくい35歳以上の人に対して使用されるケースが多いようです。

 

以下の場合、エクスビル1mgを絶対に服用しないでください。
・エクスビル1mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人

【警告】
・エクスビル1mgを含むB型肝炎に対する治療を終了した人で、肝炎の急性増悪が報告されています。
そのため、B型肝炎に対する治療を終了する場合には、服用終了後少なくとも数ヵ月間は臨床症状と臨床検査値の観察を充分に行なってください。
経過に応じて、B型肝炎に対する再治療が必要となることもあります。

【慎重服用】
・腎機能障害のある人：　高い血中濃度が持続するおそれがあります。

・肝移植をした人：　シクロスポリンまたはタクロリムスなどの腎機能を抑制する可能性のある免疫抑制剤を服用している肝移植を受けた人は、エクスビル1mgの服用開始前と服用中に腎機能の観察を充分に行なってください。

・非代償性肝硬変の人：　国内における使用経験がありません。海外において非代償性肝硬変の人に対する試験が進行中です。

【重要な基本的注意】
・エクスビル1mgによるB型慢性肝疾患の治療は、服用中のみでなく服用終了後も充分な経過観察が必要であり、経過に応じて適切な処置が必要なため、B型慢性肝疾患の治療に充分な知識と経験を持つ医師のもとで使用してください。

・腎機能障害作用のある薬剤または尿細管分泌により排泄される薬剤とエクスビル1mgを併用する場合には、副作用の発現に注意し、状態を充分に観察してください。

・抗HIV療法を受けていないHIV／HBVの重複感染者のB型肝炎に対してエクスビル1mgを使用した場合、薬剤耐性HIVが出現する可能性があるため、抗HIV療法を併用していないHIV／HBV重複感染者にはエクスビル1mgの使用を避けることが望ましいとされています。

・エクスビル1mgによる治療により、ほかの人へのHBV感染が避けられることは証明されていません。

エクスビル1mgは主に腎から排泄されますが、高齢者では若年者よりも腎機能が低下していることが多いため、腎機能を定期的に観察しながら服用間隔を調節するなど慎重に服用してください。

妊娠中の服用に関する安全性は確立していないため、妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

胎児の発育に影響を与えるおそれがあるため、妊娠の可能性がある人は避妊してください。

エクスビル1mgが母体から新生児へのHBV感染におよぼす影響についてのデータがないため、新生児のHBV感染を防止するため適切な処置を行なってください。

授乳中の人は、エクスビル1mgの服用中は授乳を中止してください。

小児などに対する安全性と有効性は確立していません。

 

エクスビル1mgは主に腎から排泄されるため、腎機能を低下させる薬剤や尿細管分泌により排泄される薬剤と併用した場合には、エクスビル1mgまたは併用薬剤の血中濃度が上昇する可能性があります。
このような薬剤と併用する場合には、副作用の発現に注意し、状態を充分に観察してください。
なお、ラミブジン、アデホビルピボキシルまたはフマル酸テノホビルジソプロキシルとエクスビル1mgを併用した場合の相互作用は認められていません。

 

医師の診断を受けてください。

 

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

エクスビル1mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
下痢、悪心、便秘、上腹部痛、倦怠感、鼻咽頭炎、筋硬直、頭痛、浮動性めまい、発疹、脱毛、AST（GOT）上昇、ALT（GPT）上昇、血中ビリルビン増加、血中アミラーゼ増加、リパーゼ増加、血中ブドウ糖増加、血中乳酸増加、BUN上昇、尿潜血陽性、尿中白血球陽性、白血球数減少、好酸球数増加

極稀に起こる重篤な副作用
服用終了後の肝炎の悪化、アナフィラキシー様症状、乳酸アシドーシスおよび脂肪沈着による重度の肝腫大（脂肪肝）

 

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