以下に該当する場合、ブデナーゼ水溶性点鼻薬の使用は禁忌とされています。
・ブデナーゼ水溶性点鼻薬の成分に過敏症の方
【重要な注意事項】
・ブデナーゼ水溶性点鼻薬は鼻孔にのみ噴霧し、口などへの使用はしないようにしてください。
・また、使用は定期的に一定期間継続して行ってください。
・内服ステロイド薬から、局所使用のステロイド薬に変更した場合、副腎皮質機能低下の症状が認められたり、関節/筋肉の痛み、倦怠感、抑うつ症状といったようなステロイド薬離脱症状が現れる場合があります。
内服ステロイド薬の長期間使用後から、局所使用のステロイド薬へと変更した人は、その変更の影響による急性副腎皮質不全の発症を慎重に観測する必要があります。
また、気管支喘息など長期に渡る内服ステロイド薬を使用していた人においては、全身におけるステロイドの量が急激に減少させられることから、症状の悪化を招く可能性があるとされています。
・免疫抑制剤を使用している人は、健常な人と比べて感染症にかかりやすくなるとされています。特に、ステロイド薬を使用している人が、みずぼうそうやはしかに感染すると、場合によっては致命的となるような重篤な症状を引き起こしかねないとされているため、特に注意が必要とされています。
使用後24時間以内に症状の改善が見られる場合もあるとされていますが、一般的に効果が表れるには使用開始後2週間程が経過してからであるとされています。
使用後2週間が経過しても症状の改善が見られない場合や、症状が悪化した場合にはただちに医師に相談してください。
また、使用中に頻繁に鼻からの出血が見られたり、鼻中隔の不快を感じる場合においても、医師に報告してください。
ステロイド点鼻薬の使用は小児の成長の速さに影響を与える可能性があるとされています。
稀に、ブデゾニドを含んだステロイド点鼻薬の使用による喘鳴、鼻中隔穿孔、眼圧上昇といった過敏症反応が報告されています。
ブデナーゼ水溶性点鼻薬による全身性の副作用の発現の可能性は低いとされていますが、高用量の使用によって、その可能性が高くなることが報告されています。
そのため、使用量は医師の指示に基づいた、必要最低量の使用にとどめるようにしてください。
もし高用量の使用により、副腎皮質機能亢進症や副腎機能低下といった症状が認められた場合には、ブデナーゼ水溶性点鼻薬の使用量を徐々に減らしてから、使用を中断するようにしてください。
ブデゾニドを成分とする点鼻薬の使用によって咽頭や鼻にカンジタ・アルビカンスによる感染症を発症することがあります。このような感染症の発症が認められた場合、適切な治療を受けるとともに点鼻薬の使用を中断してください。
また、ブデゾニドを成分とする点鼻薬を数カ月以上に渡って使用している人は、定期的に感染症の有無を検査するようにしてください。
結核性の感染症や治療を受けてない細菌、真菌、ウイルスによる感染症のある人におけるブデナーゼ水溶性点鼻薬の使用は慎重におこなってください。
鼻中隔潰瘍、鼻の手術、鼻の外傷などがある人は、患部が完治するまでブデナーゼ水溶性点鼻薬を使用しないでください。
肝機能の低下はブデゾニドの排出に影響を与え、全身におけるステロイドの濃度を高めるため、副作用を発現させる可能性が高くなるとされています。
妊娠中、および授乳中の女性における使用は、医師により薬効が危険性を上回ると判断された場合にのみ、慎重に行うようにしてください。
6歳未満の小児における安全性は確立されていません。
他の疾患などで医療機関に罹る場合には、医師にブデナーゼ水溶性点鼻薬を使用していることを伝えてください。
処方された用途以外での使用はせず、また他人との共用もお避けください。
ノズル部分は最低でも1週間に1回、噴霧口の詰まりによりうまくスプレーができないような場合にはそれ以上の頻度で、汚れを取り除くようにしてください。
ただし、ピンなどで無理やり穴を広げようとするようなことはしないで下さい。
子供の手の届かない、乾燥した涼しいところで直射日光から避けて保管してください。
使用期限を超過したもの、及び外装の損傷が認められる場合には使用をお避けください。