アダラート オロス 持続型 (ニフェジピン) 30mg

3320 円!! 血管拡張作用によって血圧を低下させる高血圧治療薬!血管拡張作用は心臓へ充分な血液を供給するため、狭心症予防にも効果あり!徐放型だから効き目がゆっくりと、長く続く!

Adalat OROS (Nifedipine) - 30mg (30 Tablets)

■ 30錠

価格:3320 円

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有効成分

ニフェジピン(Nifedipine)

 

製造国

ドイツ

 

製造元

Bayer Healthcare

 

使用量

アダラート オロス 持続型 30mgの服用量は病状によって異なるため、医師の指示に従って服用するようにしてください。

【高血圧】
通常は、20mg-120mgを1日1回、水と一緒に服用します。

【慢性安定狭心症】
通常は、30mg-90mgを1日1回、水と一緒に服用します。

アダラート オロス 持続型 30mgを噛み砕いたり、ピルカッター等を用いて半分にすることはしないでください。

 

商品詳細

アダラート オロス 30mgはカルシウム拮抗作用を持つ二フェジピンを有効成分とした、高血圧治療、及び慢性安定狭心症などの狭心症の発症を妨げる効用があります。

アダラート オロス 30mgは徐放型であるため、有効成分が体内でゆっくりと拡散します。
また、錠剤の外側は体内では溶けないように形成されているため、排泄物中に錠剤の形状が認められる場合もあります。

血圧とは血液が体内を循環する際に、血管にかかる圧力のことを指します。

血圧は最高血圧値/最低血圧値によって示されます。最高血圧とは心臓が収縮し、血液が押し出されている時に血管にかかっている圧力であり、血管に最も圧力がかかっている状態となります。心臓が収縮している時点での血圧であるため、通常は『収縮期血圧』と呼ばれています。

最低血圧とは血液が心臓から押し出されていない時に血管にかかっている圧力で、血管に最も圧力がかかっていない状態です。心臓が拡張している時の血圧となるため、通常『拡張期血圧』といった呼ばれ方をしています。

正常とされる血圧の上限は、自己測定した場合で135/85mmHg、病医院で測定した場合は140/90mmHgとされており、これ以上になると高血圧であるとされています。

日本において血圧が140/90mmHg以上の高血圧症であるとされている人は約3,000万人と言われています。つまり4人に1人が高血圧症であるということになり、50歳以上の人においては、2人に1人が高血圧症であると言われています。

高血圧は二次性高血圧(症候性高血圧)と本態性高血圧に区分されます。二次性高血圧とは、高血圧症の10-20%を占め、腎臓病やホルモン異常など、高血圧を引き起こしている原因がはっきりとわかっているものです。

これに対して本態性高血圧とははっきりとした原因を特定できない高血圧症であり、高血圧症患者のほとんどがこの本態性高血圧に属します。

本態性高血圧の原因ははっきりとは解明されていませんが、食事における塩分の過剰摂取、アルコール、ストレス、運動不足や肥満、疲労などがその要因として挙げられており、いわゆる生活習慣病の一つとしてとらえられています。

高血圧症になったとしても、殆どの場合、はっきりとした自覚症状がありません。
人によっては、頭痛、目眩、肩こり、むくみ、動悸、はきけ、耳鳴りなどが発現する場合がありますが、これらの症状は必ずしも発現するものでもなく、また、高血圧症特有の症状というわけではないので、放置されてしまいがちです。

長期間にわたる高血圧症は心臓や血管に負担をかけ、心肥大や動脈硬化を引き起こします。
それらによってさらに、脳卒中、心臓病、腎臓病などの合併症が発症させられます。

このように、高血圧症は無症候のまま病状を進行させ、命に関わるような合併症を引き起こすことから、『サイレントキラー』とも言われています。

慢性安定狭心症とは狭心症の症状の一つで、発作の強さや頻度が一定であり、治療や生活習慣によって症状をコントロールできる狭心症を指します。

狭心症は心臓の筋肉の動脈である環状動脈が狭まり、心筋が一過性の虚血状体に陥る為に引き起こされ、胸痛や胸部圧迫感など症状を呈します。
原因となる冠状動脈の狭窄には高血圧症による動脈硬化が原因としてあげられ、高血圧症による合併症の一つとして考えられています。

アダラート オロス 30mgの有効成分である二フェピジンはカルシウムチャンネル遮断を持つカルシウム拮抗薬で、心臓と血管において直接薬理作用を発揮します。

カルシウムは筋肉の収縮に必要不可欠な物質です。

筋肉収縮に関与するカルシウムは、筋小胞体と呼ばれる筋肉細胞の滑面に存在する小胞体に貯蔵されています。
筋収縮時にはこの筋小胞体に貯蔵されていたカルシウムが筋繊維の細胞内にカルシウムチャンネルという細胞膜状のゲートを経由して取り込まれます。
取り込まれたカルシウムは細胞内のカルシウム結合タンパクと結合して筋肉の収縮作用をもたらします。

二フェジピンは、カルシウムチャンネルに結合し、カルシウムチャンネルを開けなくすることによってカルシウムイオンの移動を遮断します。
この作用が血管の平滑筋で生じると、血管平滑筋の弛緩をもたらし、血管が拡張させられます。
血管の拡張によって、血液を体内に送り出す際の心臓の負担を軽減され、血液が循環する時の血管にかかる圧力も低下するため、結果としては、血圧が降下することになります。

さらに、この血管拡張作用が冠状動脈で作用した場合、心臓への充分な血液と酸素の供給が改善されることから、心筋の一過性の虚血症状の発現が阻害され、狭心症(特に狭心症発作)の予防薬としての作用もあるとされています。

 

他の商品との比較

アダラート オロス 30mgの有効成分、カルシウム遮断作用のニフェジピンを有効成分とする高血圧治療薬としては、バイエル製薬のアダラート錠、及びアダラートCR錠、アダラートL錠、アダラートカプセルなどの他、シェリング・プラウのセバミット-Rカプセル、沢井製薬のニフェジピンCR、錠、ファイザーのノルバスクOD錠などが代表的なものとして挙げられます。

海外の商品ではProcardia、Afeditab、Nifediacなどがよく知られています。

また、他の高血圧治療薬としては、ノバルティスファーマのハイグロトン錠などのサイアザイド系利尿剤があります。

その他にもファイザーによる、α遮断薬のミニプレス錠、日医工のヘルツベース錠のようなβ遮断薬、日本ケミファのカルバン錠といったαβ遮断薬、ファイザーのカルデナリン錠などのアドレナリン遮断薬などが使用される場合もあります。

また、日本ベーリンガーインゲルハイムのカタプレス錠のような、中性作用性アルファ作動薬や、辰巳化学のタツジピン錠などのACE(アンジオテンシン変換)阻害薬、武田薬品工業のエカード配合錠LD、エカード配合錠といった、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、日新製薬-山形のプレスフォール散が用いられる場合もあります。

 

特別な注意

アダラート オロス 30mgの有効成分であるニフェジピン、及びそのほかの成分に過敏症の方はアダラート オロス 30mgのご使用をお避けください。

また、ニフェピンに類似している、アムロジピン、フェロジピン、イスラジピンなどの成分に過敏症である方、その他の薬品、食品、保存料、着色料などにおいて過敏症である方においても、アダラート オロス 30mgのご使用をお避け下さい。

妊娠中、或いは妊娠を計画している方におけるアダラート オロス 30mgのご使用は医師によって薬理効果が危険性を上回ると判断された場合にのみご使用ください。
アダラート オロス 30mgの妊娠中の使用における安全性については確立されていません。

有効成分であるニフェジピンは母乳中に排出されることが知られています。
授乳中の方におけるアダラート オロス 30mgのご使用は極力避け、医師によって使用が許可された場合のみご使用ください。

65歳以上の高齢者の方が通常量のアダラート オロス 30mgを服用した場合、副作用が引き起こされる可能性が高くなると言われています。
そのため、高齢の患者にアダラート オロス 30mgを服用する場合は、服用量の調整が必要となります。

肝硬変を患っている患者においては、生物学的利用能が高められ、薬物の血漿タンパク結合を低下させる可能性があるため、注意して使用する必要があります。

心不全、肝機能障害、糖尿病、腎機能障害を患っていたり、以前に患ったことがある場合はアダラート オロス 30mgの使用が適切であるかどうかを、医師と相談してから使用してください。

歯科手術を含んだ手術を受ける前にはアダラート オロス 30mgを服用していることを、麻酔医を含め、医師に報告して下さい。

降圧剤はしばしば、目眩や疲労を引き起こすことがあるため、車の運転や、機械の操作などには注意してください。

横臥した状態から、座ったり立ち上がったりしたりすると目眩を生じる体位性低血圧症を引き起こすことがあるため、体制を変える時には注意してください。
このような目眩は、夜中に目が覚めて体制を変更した時に、特に強く感じられる特徴があります。

アダラート オロス 30mgを服用している最中の、アルコールの摂取は血圧降下を促進し、目眩を引き起こしやすくさせる作用があります。

グレープフルーツジュースはアダラート オロス 30mgの血液中濃度を高め、血圧における作用を増強する作用があります。
この作用によって目眩が生じることが報告されています。
定期的にグレープフルーツジュールを服用している人においては、目眩の症状が3日程継続すると言われています。

アダラート オロス 30mgの服用後に胸に痛みを感じる場合は、アダラート オロス 30mgの服用を中断し、医師の診察を受ける必要があります。

アダラート オロス 30mgは狭心症発作の治療薬として使用されるべきではありません。
また、大動脈狭窄症、心原生ショック、過去1週間以内に心臓発作を経験された方への使用は適切でないとされています。

回腸人工肛門の手術を受けた方へのアダラート オロス 30mgのご使用はお避け下さい。

食道や直腸の閉塞、長引く下痢、肛門の手術などを経験している方が、アダラート オロス 30mgを服用した場合、排泄物によって排泄されるべき錠剤の構成部が正常に排泄されず、胃に蓄積することがあります。
このような症状が生じた場合には、外科的手法によって除去する必要が生じます。

子供へのアダラート オロス 30mgの使用は安全性が確立していないため、お避け下さい。

 

他の薬との併用

抗生物質のリファンピシンは、アダラート オロス 30mgのニフェジピンの血中内濃度を減少させ、その効果を低下させるため、併用は禁忌とされています

アダラート オロス 30mgの有効成分の二フェジピンは、血圧降下作用のある他の高血圧治療薬、或いは血圧降下作用を副作用として引き起こす薬と併用されると、相加作用によって、血圧を必要以上に低下させ、目眩、卒倒などの症状を発現させる恐れがあります。

血圧降下作用のある薬には以下のものがあります。これらの薬との併用によって、目眩や何らかの副作用が生じた場合、二フェジピンの服用量を減らす必要がありますの、医師に相談するようにしてください。
・エナラプリルなどのアンジオテンシン阻害作用による、心不全治療薬
・プラゾシンなどのα1遮断薬
・プロプラノールなどの非選択的β遮断薬
・ベラパミル、ジルチアゼムなどカルシウム拮抗薬
・クロニジンなどのα2刺激作用による中枢性降圧薬
・三硝酸グリセリンなどの硝酸塩
・ネファゾドンなどの抗うつ薬や、抗うつ作用があると信じられているセイヨウオトギリソウ
・アルプロスタジルのような血管拡張剤
・バクロフェンなどのGABA-B刺激作用による、中枢性筋弛緩薬
・ジアゼパムのような抗不安薬や、テマゼパムのような睡眠薬

また、血液中のニフェジピンの濃度が以下の様な薬剤によって高められる場合があります。
・ヒスタミンH2遮断薬のシメチジン
・抗真菌薬のフルコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾール
・選択的セロトニン再取り込み阻害薬のフルオキセチン
・抗生物質のエリスロマイシン、キヌプリスチン、ダルフォプリスチン
・胃腸運動促進薬のシサプリド
・HIV及びエイズ治療薬のリトナビル、サキナビル、リトナビル、ネルフィナビル
カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、バルプロ酸ナトリウムなどの抗てんかん薬は二フェジピンの血液中濃度を低下させる作用があるため、二フェジピンの薬理作用を減少させる場合があります。

カルシウム拮抗薬のジルチアゼムと併用されたばあい、相加作用によって、二フェジピン、ジルチアゼム双方の血液中濃度が高められるため、アダラート オロス 30mgとジルチアゼムとも服用量の調整が必要となります。

不整脈の治療薬であるキニジンと併用された場合、キニジンの血液中濃度に変化を与え、二フェジピンの血液中濃度を高める恐れがあり、どちらかの薬の服用量の調整が必要となります。

二フェジピンとの併用によって、強心薬のジゴキシン、抗てんかん薬のフェニトイン、免疫抑制剤のタクロリムスなどの血液中濃度が高められる場合があるため、定期的な、血液中濃度の測定が必要となる場合があります。

ワルファリンのような抗凝固薬と併用されると、抗凝固薬のプロントロンビン時間が延長される場合があります。

 

誤って大量に服用した場合

アダラート オロス 30mgを過剰摂取してしまった場合は、ただちに医師の診断を受けて下さい。
過剰摂取の症状として、血圧の低下による目眩や卒倒、心拍数の増加や不整脈、息切れ、昏睡状態などがあります。

 

服用し忘れた場合

アダラート オロス 30mgの服用を忘れた場合、服用時間から12時間以内に気付いた場合には、すぐ服用するようにしてください。
服用時間から12時間以上経過している場合には、忘れた分を飛ばして、次回の分から服用するようにしてください。
忘れたからと言って、一度に2回分を服用することはお避け下さい。

 

副作用

アダラート オロス 30mgの使用における副作用のうちで、比較的頻度の高いとされるものには、以下のものが挙げられます。

・頭痛
・便秘
・目眩
・気分が悪い (吐き気)
・紅潮
・意欲喪失
・倦怠感
・手足のしびれ、足首、脚のむくみ
・歯茎からの出血、圧痛、腫れ
・発疹、そう痒、じんましん、筋肉痛、振戦(振るえ)、視力の変化
・頻尿

稀にですが、高齢の男性の方の使用においては、胸のふくらみがみられることがあります。この症状は、アダラート オロス 30mgの服用を中断することによって、改善されます。

重度な副作用としては以下のような症状があります。このような症状が発現した場合は医師の診断を受けてください。

・頻脈、不整脈
・卒倒
・発熱、寒気、のどの痛み、口腔内潰瘍などの感染症の頻発

重篤な症状としては以下の様な症状があります。緊急に医師の診断を受けてください。

・胸痛
・発疹、そう痒、じんましん、顔、唇、舌などの腫れ、息切れ、喘鳴、呼吸困難、黄疸などの肝機能障害といった過敏症の症状

極稀に、皮膚の紫色/茶色への変色、及び赤み、剥がれ落ち、そう痒などの症状が現れることがあります。
また、光線過敏症により、発疹や水痘が形成される場合もあります。

「アダラート オロス 30mg」錠の体内で溶解されない構成部分は、排泄されずに胃に蓄積することがあります。そのような場合は、外科的手法による除去が必要になりますので、肛門がふさがっているような感じがする場合には医師の診察を受けてください。

生体外実験によって、ニフェジリンなどの成分が精子機能に影響を与えることが知られています。アダラート オロス 30mgを服用している男性で、他に原因もなく、継続的に体外受精がうまくいかない場合には、アダラート オロス 30mgの服用が原因と考えられます。
この症状は二フェジリンの服用を中断することにより、改善されます。

 

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