ニカルディア リタード 持続型 10mgの有効成分であるニフェジピン、及びそのほかの成分に過敏症の方はニカルディア リタード 持続型 10mgのご使用をお避けください。
また、ニフェピンに類似している、アムロジピン、フェロジピン、イスラジピンなどの成分に過敏症である方、その他の薬品、食品、保存料、着色料などにおいて過敏症である方においても、ニカルディア リタード 持続型 10mgのご使用をお避け下さい。
妊娠中、或いは妊娠を計画している方におけるニカルディア リタード 持続型 10mgのご使用は医師によって薬理効果が危険性を上回ると判断された場合にのみご使用ください。
ニカルディア リタード 持続型 10mgの妊娠中の使用における安全性については確立されていません。
有効成分であるニフェジピンは母乳中に排出されることが知られています。
授乳中の方におけるニカルディア リタード 持続型 10mgのご使用は極力避け、医師によって使用が許可された場合のみご使用ください。
65歳以上の高齢者の方が通常量のニカルディア リタード 持続型 10mgを服用した場合、副作用が引き起こされる可能性が高くなると言われています。
そのため、高齢の患者にニカルディア リタード 持続型 10mgを服用する場合は、服用量の調整が必要となります。
肝硬変を患っている患者においては、生物学的利用能が高められ、薬物の血漿タンパク結合を低下させる可能性があるため、注意して使用する必要があります。
心不全、肝機能障害、糖尿病、腎機能障害を患っていたり、以前に患ったことがある場合はニカルディア リタード 持続型 10mgの使用が適切であるかどうかを、医師と相談してから使用してください。
歯科手術を含んだ手術を受ける前にはニカルディア リタード 持続型 10mgを服用していることを、麻酔医を含め、医師に報告して下さい。
降圧剤はしばしば、目眩や疲労を引き起こすことがあるため、車の運転や、機械の操作などには注意してください。
横臥した状態から、座ったり立ち上がったりしたりすると目眩を生じる体位性低血圧症を引き起こすことがあるため、体制を変える時には注意してください。
このような目眩は、夜中に目が覚めて体制を変更した時に、特に強く感じられる特徴があります。
ニカルディア リタード 持続型 10mgを服用している最中の、アルコールの摂取は血圧降下を促進し、目眩を引き起こしやすくさせる作用があります。
グレープフルーツジュースはニカルディア リタード 持続型 10mgの血液中濃度を高め、血圧における作用を増強する作用があります。
この作用によって目眩が生じることが報告されています。
定期的にグレープフルーツジュールを服用している人においては、目眩の症状が3日程継続すると言われています。
ニカルディア リタード 持続型 10mgの服用後に胸に痛みを感じる場合は、ニカルディア リタード 持続型 10mgの服用を中断し、医師の診察を受ける必要があります。
ニカルディア リタード 持続型 10mgは狭心症発作の治療薬として使用されるべきではありません。
また、大動脈狭窄症、心原生ショック、過去1週間以内に心臓発作を経験された方への使用は適切でないとされています。
回腸人工肛門の手術を受けた方へのニカルディア リタード 持続型 10mgのご使用はお避け下さい。
食道や直腸の閉塞、長引く下痢、肛門の手術などを経験している方が、ニカルディア リタード 持続型 10mgを服用した場合、排泄物によって排泄されるべき錠剤の構成部が正常に排泄されず、胃に蓄積することがあります。
このような症状が生じた場合には、外科的手法によって除去する必要が生じます。
子供へのニカルディア リタード 持続型 10mgの使用は安全性が確立していないため、お避け下さい。