オルメシップ・エイチ(オルメサルタン・メドキソミル/ヒドロクロロチアジド)20mg/12.5mg

670 円!! 血圧を上げるアンジオテンシンIIの働きを抑制!さらに利尿剤による血圧降下も!2種類の降圧作用に加え、相乗効果で効率的に高血圧を治療!オルメテック・プラスのジェネリック薬!

Olmecip H (Olmesartan Medoxomil/Hydrochlorothiazide) - 20mg/12.5mg (10 Tablet)

■ 10錠

価格:670 円

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有効成分

ヒドロクロロチアジド(Hydrochlorothiazide)

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製造国

インド

 

製造元

Cipla

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、1日1錠を経口服用します。
その後の血圧により、服用開始2-4週間後に1日2錠に増量します。

 

商品詳細

オルメシップ・エイチは、アンジオテンシンII受容体阻害薬(ARB)であるオルメサルタン・メドキソミルと、利尿薬であるヒドロクロロチアジドを配合した降圧剤です。

血圧の上昇には、アンジオテンシンIIと呼ばれるホルモン様物質が大きく関係しています。このアンジオテンシンIIはアンジオテンシンIが活性化した物質ですが、アンジオテンシンIは、血圧や細胞外容量の調節に関わるレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系と呼ばれる生体メカニズムによってつくられます。
本来、人間の体は塩分を保持するような構造になっているため、体の中の塩分が不足すると腎がそれを察知してレニンという酵素を分泌します。このレニンはアンジオテンシンIをつくり、酵素の働きによりアンジオテンシンIIへと変わります。

生成されたアンジオテンシンIIは、体内に広く分布しているアンジオテンシン受容体と結合することによってさまざまな作用を示しますが、この受容体にはタイプI(AT1)とタイプII(AT2)の2つのサブタイプが存在しています。このうちタイプI受容体は血管収縮作用、血管壁肥厚作用、動脈硬化作用、心筋収縮力増強作用、心筋肥大作用などを持ち、アンジオテンシンIIはこのタイプI受容体と結びついて強力な血圧上昇作用を発揮するほか、副腎皮質からアルドステロンというホルモンを分泌して腎での塩分排出を抑え、体内の塩分が増える結果として血液量が増え、血圧が上がります。

この働きを阻害するのがオルメサルタン・メドキソミルです。アンジオテンシンII受容体拮抗薬であるオルメサルタン・メドキソミルは、この血圧上昇作用を発揮するAT1受容体に選択的に結びつき、アンジオテンシンIIがAT1受容体と結合できなくなるようにすることでその昇圧効果を妨げ、血圧を降下させます。

通常、高血圧の治療では異なる作用を持つ薬剤を併用した治療が行なわれますが、そのうちのひとつに利尿薬があります。
高血圧の90%以上が原因不明で、塩分の過剰摂取、加齢による血管老化、ストレス、過労、運動不足などが関係していると考えられており、その中でも特に大きな割合を占めているのが塩分の過剰摂取です。 塩分(ナトリウム)を過剰に摂取すると血液中の塩分濃度が上がり、細胞組織の活動が低下します。するとその濃度を下げようと腎臓が水分を血液中に送り出して水分で薄める作用が働くため、血液の全体量が増加し、血圧が増加します。

オルメシップ・エイチのもうひとつの有効成分であるヒドロクロロチアジドはチアジド系利尿薬で、主として腎臓内にある遠位尿細管での水およびナトリウムイオンの再吸収を抑制する働きを持っています。それにより尿排泄量が増え、降圧作用を発揮します。

利尿による降圧を行なう際、生体はレニン-アンジオテンシン系(RAS)を活性化させて血圧の低下を抑えようと働きますが、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬は、この働きを強力に抑制するように作用します。

したがってオルメシップ・エイチは、オルメサルタン・メドキソミルとヒドロクロロチアジドを組み合わせる事により、レニン・アンジオテンシン系(RAS)の活性化を抑制しつつ降圧効果を維持、もしくは増強するという相乗効果が期待できる高血圧治療薬です。

 

他の商品との比較

1錠で2種類の薬剤の服用を可能にし、コンプライアンスの向上が期待できます。

薬剤数を増やすことなく、より厳格な降圧治療を可能にします。

●オルメサルタン・メドキソミルとして
・アンジオテンシンIIに対する受容体であるAT1 受容体に、高い選択性と強い結合力を示します。
・優れた降圧効果を示し、24 時間にわたり血圧を良好にコントロールします。
・血圧日内変動の生体リズムを改善する。
・薬物代謝酵素P450 分子種の代謝活性阻害の影響を受けにくい薬剤です。

 

特別な注意

以下の場合、オルメシップ・エイチを絶対に服用しないでください。
・オルメシップ・エイチの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・利尿成分のヒドロクロロチアジドを含むため、無尿症またはスルホンアミド系薬に過敏症の既往歴のある人

●オルメサルタン・メドキソミルとして
・妊婦または妊娠している可能性のある人: 妊娠中期および末期にアンジオテンシンII受容体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を服用した高血圧症の人で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全および羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の変形、肺の形成不全などが現われたとの報告があるため、妊婦または妊娠している可能性のある人は服用しないでください。 また服用中に妊娠が判明した場合には、ただちに服用を中止してください。

●ヒドロクロロチアジドとして
・急性腎不全の人: 腎機能をさらに悪化させるおそれがあります。
・体液中のナトリウム、カリウムが明らかに減少している人: 低ナトリウム血症、低カリウム血症などの電解質失調を悪化させるおそれがあります。

【慎重服用】
●オルメサルタン・メドキソミルとして
・両側性腎動脈狭窄のある人、または片腎で腎動脈狭窄のある人
・高カリウム血症の人
・重篤な腎機能障害のある人: 腎機能を悪化させるおそれがあります。血清クレアチニン値が3.0mg/dl以上の人どの充分な使用経験はないので、このような人に対しては状態を観察しながら慎重に服用してください。
・肝機能障害のある人: 外国において、軽度または中等度の肝機能障害の人でオルメサルタンの血漿中濃度(AUC)が、健康な成人と比較してそれぞれ1.1倍と1.7倍に上昇することが報告されています。
・脳血管障害のある人: 過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させるおそれがあります。
・高齢者: 一般に過度の降圧は好ましくないとされており、脳梗塞などが起こるおそれがあるため、開始用量を守り、状態を観察しながら慎重に服用してください。

●ヒドロクロロチアジドとして
・進行した肝硬変症の人: 肝性昏睡を誘発することがあります。
・重篤な冠硬化症または脳動脈硬化症のある人: 急激な利尿が現われた場合、急速な血漿量減少、血液濃縮を来たし、血栓塞栓症を誘発するおそれがあります。
・重篤な腎障害のある人: 腎機能をさらに悪化させるおそれがあります。
・肝疾患、肝機能障害のある人: 肝性昏睡を起こすおそれがあります。
・本人または両親、兄弟に痛風、糖尿病のある人: 高尿酸血症、高血糖症を来たし、痛風、糖尿病の悪化や顕性化のおそれがあります。
・下痢、嘔吐のある人: 電解質失調が現われることがあります。
・高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症のある人: 血清カルシウムを上昇させるおそれがあります。
・ジギタリス剤、糖質副腎皮質ホルモン剤またはACTHを服用している人
・減塩療法時の人: 低ナトリウム血症を起こすことがあります。
・高齢者: 急激な利尿は血漿量の減少を来たし、脱水、低血圧などによる立ちくらみ、めまい、失神などを起こすことがあります。特に心疾患などでむくみのある人では、急激な利尿は急速な血漿量の増加と血液濃縮をきたし、脳梗塞などの血栓塞栓症を誘発するおそれがあります。脳梗塞などが起こるおそれがあるため、一般に高齢の人の過度の降圧は好ましくないとされています。
低ナトリウム血症、低カリウム血症が現れやすいとされています。
・乳児: 電解質バランスがくずれやすいため、慎重に服用してください。
・交感神経切除後の人:ヒドロクロロチアジドの降圧作用が増強されます。

【重要な基本的注意】
●オルメサルタン・メドキソミルとして
・両側性腎動脈狭窄のある人、または片腎で腎動脈狭窄のある人においては、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けてください。
・高カリウム血症の人においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けてください。また腎機能障害、コントロール不良の糖尿病などにより血清カリウム値が高くなりやすい人では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意してください。
・オルメサルタン・メドキソミルの服用により、一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるので、そのような場合には服用を中止し、適切な処置を行なってください。また特に以下の人では低用量から服用を開始し、増量する場合は状態を充分に観察しながら徐々に行なってください。
1.血液透析中の人
2.利尿降圧剤服用中の人
3.厳重な減塩療法中の人
・オルメサルタン・メドキソミルを含むアンジオテンシンII受容体拮抗剤服用中に重篤な肝機能障害が現われたとの報告があります。肝機能検査を実施するなど観察を充分に行ない、異常が認められた場合には服用を中止するなど適切な処置を行なってください。
・手術前24時間は服用しないことが望ましいとされています。
・降圧作用に基づくめまい、ふらつきが現われることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には注意してください。
・低出生体重児、新生児、乳児、幼児にまたは小児に対する安全性は確立していません。

●ヒドロクロロチアジドとして
・アクアザイド12.5mgの利尿効果は急激に現われることがあるので、電解質失調、脱水に充分注意してください。
・連用する場合、電解質失調が現われることがあるので定期的に検査を行なってください。
・夜間の休息が特に必要な人は、夜間の排尿を避けるため午前中に服用することが望ましいとされています。
・降圧作用に基づくめまい、ふらつきが現われることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には注意してください。
・チアジド系薬剤では新生児または乳児に高ピリルピン血症、血小板減少などを起こすことがあり、また利尿効果に基づく血漿量減少、血液濃縮、子宮・胎盤血流量減少が現われることがあるので、妊娠後期には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。
・母乳中に薬剤が移行することが報告されているので、服用中は授乳を中止してください。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とオルメシップ・エイチを併用する場合、注意してください。

●オルメサルタン・メドキソミルとして
・カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレンなど)、カリウム補給剤(塩化カリウムなど): 血清カリウム値が上昇することがあります。

●ヒドロクロロチアジドとして
・バルビツール酸誘導体、あへんアルカロイド系麻薬、アルコール: 起立性低血圧が増強されることがあります。
・昇圧アミン(ノルエピネフリン、エピネフリン): 昇圧アミンの作用を減弱することがあります。手術前の人が使用する場合、アクアザイド12.5mgの一時休薬などの処置を講じてください。
・ツボクラリンおよびその類似作用物質(塩化ツボクラリン、臭化パンクロニウム): ツボクラリンおよびその類似作用物質のまひ作用を増強することがあります。手術前の人が使用する場合、アクアザイド12.5mgの一時休薬などの処置を講じてください。
・降圧作用を有するほかの薬剤(ACE阻害剤、β-遮断剤、ニトログリセリンなど): 降圧作用を増強するおそれがあります。
・ジギタリス剤(ジゴキシン、ジゴトキシン): ジギタリスの心臓に対する作用を増強し、不整脈などを起こすことがあります。
・乳酸ナトリウム: チアジド系薬剤による代謝性アルカローシス、低カリウム血症を増強することがあります。
・炭酸リチウム: ふるえ、消化器愁訴など、リチウム中毒を増強することがあります。
・糖質副腎皮質ホルモン剤、ACTH(副腎皮質皮質刺激ホルモン): 低カリウム血症が発現することがあります。
・グリチルリチン製剤: 血清カリウム値の低下が現れやすくなります。
・糖尿病用剤(SU剤、インスリン): 糖尿病用剤の作用を著しく減弱することがあります。
・コレスチラミン: チアジド系薬剤の作用が減弱することがあります。
・非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシン): チアジド系薬剤の作用が減弱することがあります。
・スルフィンピラゾン: チアジド系薬剤はスルフィンピラゾンの尿酸排泄に拮抗することがあります。

 

誤って大量に服用した場合

 医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

オルメシップ・エイチを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
吐き気、高尿酸血症、上気道感染症、めまい

●オルメサルタン・メドキソミルとして
かゆみ、発疹、貧血、血小板数減少、白血球増加、めまい、立ちくらみ、ふらつき感、頭痛、頭重感、眠気、下痢、吐き気・嘔吐、口渇、腹痛、心房細動、動悸、ほてり、ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、ALP上昇、BUN上昇、血清クレアチニン上昇、尿たんぱく陽性、尿沈渣陽性、CK(CPK)上昇、血清カリウム上昇、尿酸上昇、全身倦怠感上昇、せき、むくみ、CRP上昇、トリグリセリド上昇、筋肉痛、脱力感、疲労、しびれ

●ヒドロクロロチアジドとして
呼吸困難、発疹、じんましん、顔面潮紅、光線過敏症、白血球減少、血小板減少、紫斑、黄だん、低ナトリウム血症、低カリウム血症、低マグネシウム血症、低クロール性アルカローシス、血清カルシウムの上昇などの電解質失調、血清脂質増加、高尿酸血症、高血糖症、腹部の仙痛、すい炎、唾液腺炎、便秘、食欲不振、悪心、嘔吐、腹部不快感、下痢、口渇、知覚異常、めまい、頭痛、視覚異常(霧視など)、黄視症、不整脈、起立性低血圧、皮膚エリテマトーデス、インポテンス、高カルシウム血症を伴う副甲状腺障害、筋けいれん、倦怠感、鼻閉

極稀に起こる重篤な副作用
●オルメサルタン・メドキソミルとして
血管浮腫(顔面、口唇、咽頭、舌の腫賑など)、腎不全、高カリウム血症、ショック、失神、意識消失、肝機能障害、黄だん、血小板減少、低血糖

●ヒドロクロロチアジドとして
再生不良性貧血、溶血性貧血、壊死症血管炎、間質性肺炎、肺水腫、全身性紅斑性狼瘡の悪化、アナフィラキシー様反応

 

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