【併用禁忌】
・ピモジド(オーラップ)、キニジン(硫酸キニジン)、ベプリジル(ベプリコール): これらの薬剤の血中濃度上昇により、QT延長が発現する可能性があります。
・トリアゾラム(ハルシオン): トリアゾラムの血中濃度上昇、作用の増強、作用時間の延長が現われることがあります。
・シンバスタチン(リポバス): シンバスタチンの血中濃度上昇により、横紋筋融解症が現れやすくなります。
・アゼルニジピン(カルブロック、レザルタス配合錠)、ニソルジピン(バイミカード): これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがあります。
・エルゴタミン(クリアミン配合錠)、ジヒドロエルゴタミン(ジヒデルゴット): これらの薬剤の血中濃度上昇により、血管けい縮などの副作用が発現するおそれがあります。
・バルデナフィル(レビトラ): バルデナフィルのAUCが増加し、Cmaxが上昇するとの報告があります。
・エプレレノン(セララ): エプレレノンの血中濃度を上昇させるおそれがあります。
・プロナンセリン(ロナセン): プロナンセリンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがあります。
・シルデナフィル(レバチオ): シルデナフィルの血中濃度を上昇させるおそれがあります(シルデナフィルとリトナビルの併用により、シルデナフィルのCmaxおよびAUCがそれぞれ3.9倍および10.5倍に増加したとの報告があります)。
・タダラフィル(アドルシカ): タダラフィルの血中濃度を上昇させるおそれがあります(タダラフィルとケトコナゾールの併用により、タダラフィルのAUCおよびCmaxがそれぞれ312%および22%増加したとの報告があります)。
【併用注意】
・アトルバスタチン: 横紋筋融解症が現れやすくなります。
・ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤(ビンクリスチンなど): ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤の副作用が増強されることがあります。
・メチルプレドニゾロン、デキサメタゾン、ブデソニド: これらの薬剤の副作用が増強されることがあります。
・ミダゾラム、ブロチゾラム、アルプラゾラム、シクロスポリン、タクロリムス水和物、ドセタキセル水和物、サキナビル、セレギリン、エバスチン、ゲフィチニブ、フェンタニル: これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがあります。
・シルデナフィル(バイアグラ): シルデナフィルとエリスロマイシンの併用によりシルデナフィルのCmax、AUCの増加が認められたとの報告があります。
・タダラフィル(シアリス): タダラフィルの血中濃度を上昇させるおそれがあります(タダラフィルとケトコナゾールの併用により、タダラフィルのAUCおよびCmaxがそれぞれ312%および22%増加したとの報告があります)。
・ワルファリン: ワルファリンの作用を増強することがあります。
・ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤(ニフェジピン、ニルバジピン、フェロジピンなど)、ベラパミル: これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがあります。
また心機能が低下することがあります。
・ジゴキシン: ジゴキシンの血中濃度を上昇させることがあります。
・クラリスロマイシン、リトナビル、エリスロマイシン: カンジトラル100mgの血中濃度が上昇することがあります。
・インジナビル: カンジトラル100mgまたはインジナビルの血中濃度が上昇する可能性があります。
・ダルナビル: カンジトラル100mgまたはダルナビルの血中濃度が上昇する可能性があります(ダルナビルとケトコナゾールの併用により、両剤の血中濃度の上昇が認められたとの報告があります)。
・カルバマゼピン、エトラビリン: カンジトラル100mgの血中濃度が低下することがあります。また、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性があります。
・リファンピシン、フェニトイン、イソニアジド: カンジトラル100mgの血中濃度が低下することがあります。
・H2遮断薬、プロトンポンプ阻害剤(オメプラゾールなど): カンジトラル100mgの血中濃度が低下することがあります。
併用する場合には両剤の服用間隔をできる限り空けるなど慎重に服用してください。
・ジダノシン: カンジトラル100mgの血中濃度が低下することがあります。併用する場合には両剤の服用間隔をできる限り空けるなど慎重に服用してください。