【併用禁忌】
・トリアゾラム(ハルシオンなど): トリアゾラムの代謝遅滞による血中濃度の上昇、作用の増強および作用時間延長の報告があります。
・エルゴタミン(カフェルゴットなど)、ジヒドロエルゴタミン(ジヒデルゴットなど): アゾール系抗真菌剤などのCYP3A4を阻害する薬剤とエルゴタミンとの併用により、エルゴタミンの血中濃度が上昇し、血管れん縮などの副作用を起こすおそれがあります。
・キニジン(硫酸キニジン)、ピモジド(オーラップ): これらの薬剤の血中濃度が上昇することにより、QT延長、Torsades de
pointesを発現するおそれがあります。
【併用注意】
・ワルファリン: プロトロンビン時間の延長および出血傾向(挫傷、鼻出血、消化管出血、血尿、下血など)の報告があります。
・フェニトリン、イブプロフェン: これらの薬剤の血中濃度上昇の報告があります。
・セレコキシブ: セレコキシブの血中濃度が上昇することがあります。ダイフルカン・ワン150mgを使用中にはセレコキシブの服用を低用量から開始してください。
・ロサルタン: ロサルタンの血中濃度上昇、および活性代謝物であるカルボン酸体の血中濃度減少の報告があります。
・HMG-CoA還元酵素阻害薬(フルバスタチン)、アトルバスタチン、シンバスタチンなど: これらの薬剤の血中濃度が上昇することがあります。
・カルバマゼピン: カルバマゼピンの血中濃度が上昇し、悪心・嘔吐、めまい、複視などが発現したとの報告があります。
・ミダゾラム、エプレレノン: これらの薬剤の血中濃度上昇の報告があります。
・カルシウム拮抗薬(ニフェジピンなど)、ビンカアルカロイド系、抗悪性腫瘍薬(ビンクリスチン、ビンブラスチン)、エリスロマイシン: これらの薬剤の血中濃度上昇のおそれがあります。
・タクロリムス水和物、シクロスポリン: これらの薬剤の血中濃度上昇の報告があります。また併用により腎障害の報告があります。
・リファブチン: リファブチンの血中濃度・時間曲線下面積(AUC)上昇の報告があり、リファブチンの作用が増強するおそれがあります。
・リトナビル、サキナビル、オキシコドン: これらの薬剤の血中濃度・時間曲線下面積(AUC)上昇の報告があります。
・フェンタニル: フェンタニルの血中濃度上昇のおそれがあります。
・テオフィリン: テオフィリンの血中濃度上昇の報告があります。
・経口避妊薬: エチニルエストラジオール、レボノルゲストレルの血中濃度上昇の報告があります。
・スルホニル尿素系血糖降下薬(クロルプロパミド、グリベンクラミド、トルブタミドなど): スルホニル尿素系血糖降下薬の血中濃度上昇の報告があります。また併用により低血糖の報告があります。
・ナテグリニド: ナテグリニドの血中濃度・時間曲線下面積(AUC)上昇および血中濃度半減期の延長の報告があります。
・トレチノイン: 中枢神経系の副作用が発現するおそれがあります。
・ジアゼパム: ジアゼパムの血中濃度・時間曲線下面積(AUC)上昇および血中濃度半減期の延長の報告があります。
・シクロホスファミド: ビリルビンの上昇、クレアチニンの上昇の報告があります。
・アミトリプチリン、ノルトリプチリン: これらの薬剤の作用が増強するおそれがあります。
・ジドブジン: ジドブジンの血中濃度上昇の報告があります。
・リファンピシン: ダイフルカン・ワン150mgの血中濃度の低下および半減期の減少の報告があります。
・三酸化ヒ素: QT延長、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)を起こすおそれがあります。