下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の使用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。
服用のし忘れなどの特別な状況が発生した場合のみ、トリキュラー21錠の服用と併用して別の避妊方法が必要になります。
【服用方法】
●初回服用前の1ヵ月以内に、ホルモン避妊薬を服用していない場合
・生理の第1日目(最初に出血が見られた日)から服用を開始してください。
・トリキュラー21錠の効果はすぐに発揮されますので、追加の避妊は不要です。
・シート裏の矢印に従って毎日服用します。
・周期が始まってすぐに服用を開始した場合、通常よりも周期が短くなることがありますが、この場合は追加の避妊は不要です。
・周期の第2-3日目に服用を開始しても問題はありませんが、この場合、飲み始めの最初の1週間はホルモン剤以外のほかの避妊法(コンドームやペッサリー。周期避妊法または基礎体温法は不可)を併用してください。
●ほかの複合避妊薬、膣リング、経皮避妊パッチから切り替える場合
・現在服用中のパックの、有効錠剤を飲み終えた翌日からトリキュラー21錠の服用を開始してください(前の錠剤からは間隔をあけずに服用します)。シートの緑色の部分から、その日の曜日の分を服用します。
・トリキュラー21錠の服用が生理の第1日目から遅れても問題ありませんが、前回まで服用中の最後のピル(または最後の偽薬)からは間をあけないようにしてください。
・膣リングまたは避妊パッチを使用中の場合は、取り外し日から服用を開始するのがよいとされていますが、次回装着日に引っ掛からないようにしてください。
上記の用法を守ってトリキュラー21錠を服用した場合、ほかの避妊法を併用する必要はありません。
●プレゲストゲン(ミニピル)避妊剤から切り替える場合
・現在服用中のミニピルは好きな時に服用を中止し、その翌日からトリキュラー21錠を、いつもの時間に服用してください。
・シートの緑色の部分からその日の曜日の分を服用しますが、飲み始めの最初の1週間は、性交の際にはホルモン剤以外のほかの避妊法(コンドームやペッサリー。周期避妊法または基礎体温法は不可)を併用してください。
●注射、インプラント、避妊リング(IUD)から切り替える場合
・次回の注射日またはインプラント、避妊リング取り外し日から服用を開始してください。
・シートの緑色の部分からその日の曜日の分を服用しますが、飲み始めの最初の1週間は、性交の際はホルモン剤以外のほかの避妊法(コンドームやペッサリー。周期避妊法または基礎体温法は不可)を併用してください。
●出産後
・出産直後の場合は、最初の正常な生理が終わるまで服用しないでください。
・早めに服用を開始することもできますが、その場合は医師の指示に従ってください。
・授乳中の人で服用を希望する場合は、医師に相談してください。
●トリキュラー21錠服用後に嘔吐または重篤な下痢が起こった場合
・ホルモン錠剤の服用3-4時間後に嘔吐や重篤な下痢がみられた場合は、充分な有効成分が体内に吸収されていないことが考えられます。
・錠剤を服用し忘れたときと同じ状態になるため、錠剤を服用し忘れた場合の指示に従ってください。
●トリキュラー21錠に影響を与える薬を服用中の場合
・一部の薬剤がトリキュラー21錠の効果に影響を与えることがあります(「他の薬との併用」を参照)。当分の間はその薬を服用し、その後7日間は「服用し忘れた場合」の指示に従ってください。
・リファンピシンを服用、または継続して服用している場合、追加避妊の日数について医師から指示を受けてください。
●生理を遅らせたい場合
・現在服用しているパックの黄色い錠剤の服用完了後、次の新しいパックの黄色の錠剤を服用し、そのパックにある錠剤がなくなるまでそのまま服用します。
・ホルモン入り錠剤を服用中に、出血や破綻出血が起こることがあります。
・次のパックの黄色い錠剤がなくなるまで、最大で10日間生理を遅らせることができます。
●生理開始日を変更させたい場合
・指示どおりに錠剤を服用した場合、4週間ごとのほぼ同じ日に生理が起こります。
・生理期間を短くしたい場合は(長くはできません)、例えば、通常、生理が金曜日から始まる人で、将来的に火曜日からの生理に変更したい(3日早めたい)場合は、服用中のパックの黄色錠剤を3錠残し、新しいパックの服用をいつもより3日早めて使用開始してください。その際、従来のパックと新しいパック服用の間隔はあけないでください。
・服用しない期間を3日以内に短縮した場合、その間に出血は見られませんが、次のパックの使用中に破綻出血または出血が起こります。
●予期せぬ出血がみられた場合
・ほかのピルと同様に、トリキュラー21錠を服用中の生理と生理の間に、不正性器出血(点状出血、破たん出血)がみられることがあります。その場合、生理用品などを使用し、またトリキュラー21錠の服用はそのまま継続してください。
・一般に不正性器出血は、体がトリキュラー21錠に慣れると止まります(通常、3錠服用後)。
・出血量の増加、再度の出血など、已然として出血がみられるようであれば、医師に相談してください。
●生理が来ない場合
・トリキュラー21錠を正しく服用し、ホルモン錠剤を服用中に嘔吐や重篤な下痢も起こらず、ほかの薬剤も服用していない場合は、妊娠の心配はほぼありません。引き続きトリキュラー21錠を服用してください。
・生理が立て続けに2回来なかった場合、妊娠のおそれがあります。ただちに医師に相談し、医師に診察により妊娠していないことが確実になるまではトリキュラー21錠を服用しないでください。
●トリキュラー21錠の服用を中止したい場合
・服用の中止はいつでも可能です。
・妊娠希望による服用中止の場合は、出産計画に役立つため、一般に自然の生理が訪れた後に子作りを開始することが推奨されています。
・妊娠を希望しない場合は、避妊方法について医師に相談してください。