ピトシン (オキシトシン) 0.5ml

5470 円!! 陣痛を誘発する子宮収縮用注射/点滴液!出産後および流産・中絶後の子宮出血の治療や子宮の収縮促進にも効果的!母乳の分泌を促す作用も!アトニンのジェネリック!
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Pitocin Injection (Oxytocin) - 0.5mL (10 x 0.5mL Ampoules)

■ 10x0.5mlアンプル

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有効成分

オキシトシン(Oxytocin)

 

製造国

インド

 

製造元

ファイザー株式会社 (Pfizer)

 

使用量

必要とされる状況下において、医師、或いは看護師といった医療関係者の監視下のもとで使用してください。

 

商品詳細

ピトシン0.5mlは、主に分娩、陣痛や流産、中絶に関わる子宮収縮の誘発、促進のほか、分娩後の子宮出血のコントロールを助ける薬で、点滴または注射剤として使用されます。

ピトシン0.5mlの有効成分であるオキシトシンは、末梢組織ではホルモンとして、また中枢神経では神経伝達物質として人間に存在する物質でもあります。
伝達物質としてのオキシトシンは、「社会脳」領域を介して人間相互間活動などの社会性行動のほか、愛情や信頼の形成に関与したり、性行動を調節するなどに関わっているとされています。さらに、自閉症の人でオキシトシンの量が少ないことから、その関係性が研究されています。
一方ホルモンとしてのオキシトシンは、視床下部神経核で合成された後、血流に乗って子宮や乳腺に運ばれ、分娩のための子宮収縮や出産後の乳汁分泌を促す働きを持っています。妊娠中は女性ホルモンであるエストロゲンの影響で、子宮筋のオキシトシン受容体数が通常の約1000倍にまで増大すると言われ、これにより子宮筋の感受性が高まることで子宮収縮が起こります。またこの収縮によって胎児が子宮口(子宮頚管)の方に圧迫され、その刺激によりオキシトシンがさらに分泌され、より強い子宮収縮で胎児を押し出すとされています。

このように分娩(出産)の際には、胎児を子宮から子宮口、産道を経て外に押し出すよう子宮が収縮しますが、この一連の収縮を陣痛と呼びます。一般的に出産予定日の約2週間前から始まり、最初は1時間に数回程度の陣痛頻度が、分娩が近づくにつれて徐々に間隔が短くなり、直前には1時間に20回ほどまで増加することもあります。
ところが陣痛が弱く分娩が長引く場合や、陣痛前に破水が起こったにもかかわらず陣痛が起きない場合、予定日を1週間以上過ぎても分娩しない場合などは、子宮収縮剤(陣痛促進剤)を使用することで子宮収縮を起こし、分娩する方法がとられます。

子宮収縮剤はその目的によって、ピトシン0.5mlの有効成分であるオキシトシン、またはプロスタグランジンが広く使用されます。いずれも生理的に妊婦血中に存在する子宮収縮物質であるため、自然に近い分娩が期待できるのが特長です。
プロスタグランジンは陣痛とともに体内で産生され、胎児が出やすくなるように子宮口を柔らかくする作用を持っていますが、陣痛を起こす作用に対しては強さや時間が不規則であるためにあまり期待ができないという欠点があります。その一方でオキシトシンは、子宮口を柔らかくする作用はありませんが、規則的な陣痛を引き起こすため、ある程度子宮口が開いてから使用されることが多いようです。
このオキシトシンの子宮収縮作用は、分娩以外にも出産後の子宮出血のコントロールや、流産・中絶による掻爬(胎児を体外に出すこと)後の子宮収縮目的で使用されることもあります。

またオキシトシンは、授乳に際する乳首への刺激により分泌がさかんになり、母乳の出をよくしたり、その記憶抑制作用により出産時の苦しみを忘れさせるほか、愛情や信頼などの感情を呼び起こすために、別名「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」などとも呼ばれています。

 

他の商品との比較

子宮平滑筋に直接作用し、リズミカルな生理的陣痛を起こします。

妊娠末期または分娩中の子宮に強く作用します。

乳腺組織内の平滑筋に作用して収縮させ、射乳を起こさせます。

オキシトシンを有効成分とした薬は、日本ではアトニン(あすか製薬、武田製薬)、オキシトシン(富士製薬)の名前で、また海外ではOxytocin、Syntocinonなどの名前で発売されています。

 

特別な注意

以下の場合、ピトシン0.5mlを絶対に使用しないでください。
・既往にオキシトシン、または類似化合物に対して過敏症を起こした人

・分娩誘発、微弱陣痛の治療の目的で使用するにあたって
1.プロスタグランジン製剤(PGF2a、PGE2)を使用中の人
2.児頭骨盤不均衡: 経膣分娩が成立せず、胎児に障害をおよぼすおそれがあります。
3.全前置胎盤: 胎盤が胎児より先に娩出され、胎児への危険性があります。

以下の場合、ピトシン0.5mlを使用しないことを原則としますが、特に必要とする場合には慎重に使用してください。
・分娩誘発、微弱陣痛の治療の目的で使用するにあたって
1.前置胎盤: 出血および胎盤の圧迫により、胎児に障害が起こることがあります。
2.常位胎盤早期剥離: 緊急な胎児娩出が要求されるため、外科的処置の方が確実性が高いとされています。
3.過強陣痛、子宮切迫破裂または胎児仮死の場合: 子宮破裂、胎児仮死、胎児死亡のおそれがあります。

【慎重使用】
・胎児仮死の疑いのある人: 胎児仮死、胎児死亡のおそれがあります。

・妊娠中毒症、心・腎・血管障害のある人: 大量使用で血圧下降による臓器虚血を来たすおそれがあります。またピトシン0.5mlは弱いバソプレシン様作用(血管収縮作用および抗利尿作用)を有し、血圧上昇および水貯留が現われることがあります。

・児頭骨盤不均衡の疑いのある人、胎位胎勢異常による難産、軟産道強靭症の人: 頚膣分娩が困難で過強陣痛が起こりやすいと考えられています。

・帝王切開術および広範囲子宮手術の既往のある人、経産婦: このような人では一般に子宮破裂が起こりやすいと考えられています。

・高年初産婦: このような人では一般に軟産道の伸展不良により分娩症が起こりやすいとされています。

・多胎妊娠: 胎位胎勢異常のことがあります。

【警告】
・ピトシン0.5mlを分娩誘発、微弱陣痛の治療目的で使用するにあたって、過強陣痛や強直性子宮収縮により、胎児仮死、子宮破裂、頚管裂傷、羊水塞栓などが起こることがあり、母体あるいは児が重篤な転帰に至った症例が報告されているので、ピトシン0.5mlの使用にあたっては以下の事項を遵守し、慎重に行なってください。
1.母体および胎児の状態を充分観察して、ピトシン0.5mlの有益性および危険性を考慮したうえで、慎重に適応を判断してください。特に子宮破裂、頚管裂傷などは経産婦、帝王切開あるいは子宮切開術既往歴のある人で起こりやすいため、注意してください。
2.分娩監視装置を用いて、胎児の心音、子宮収縮の状態を充分に監視してください。
3.ピトシン0.5mlの感受性は個人差が大きく、少量でも過強陣痛になる症例も報告されているので、ごく少量からの点滴から開始し、陣痛の状況により徐々に増減してください。また、精密持続点滴装置を用いて使用してください。
4.プロスタグランジン製剤(PGF2a、PGE2)との同時併用は行なわないでください。また前後して使用する場合も、過強陣痛を起こすおそれがあるので、充分な分娩監視を行ない、慎重に使用してください。
5.ピトシン0.5mlを用いた分娩誘発、微弱陣痛の治療の必要性および危険性を充分に理解してから使用してください。

【重要な基本的注意】
・オキシトシンに対する子宮筋の感受性が高い場合、過強陣痛、胎児仮死が現われることがあるので、このような場合には使用を中止するか、または減量してください。

・ピトシン0.5mlを使用する際には、Bishop scoreなどにより頚管が熟化していることを確認した後、ピトシン0.5mlを使用することが望ましいとされています。また、頚管熟化剤との同時使用は避けてください。

・薬剤の使用の有無によらず、分娩時には母体の生命を脅かす緊急状態(子宮破裂、羊水塞栓、脳内出血、クモ膜下出血、常位胎盤早期剥離、子癇、分娩時大量出血など)が起こることがあるため、ピトシン0.5mlを使用した分娩誘発、微弱陣痛の治療にあたっては、分娩監視装置を用いた分娩監視に加えて、定期的にバイタルサインのモニターを行なうなど、状態を充分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行なってください。

【用法・用量に関連する使用上の注意】
・筋注法、静注法は調節性に欠けるので、弛緩出血に用いる場合か、またはやむを得ない場合にのみ使用を考慮してください。

・分娩誘発、微弱陣痛の治療の目的で使用する場合は、以下の点に留意してください。
1.ピトシン0.5mlに対する子宮筋の感受性は個人差が大きく、少量でも過強陣痛になる症例があることなどを考慮して、できる限り少量から使用を開始し、陣痛発来状況および胎児心音を観察しながら適宜増減してください。過強陣痛などは、点滴開始初期に起こることが多いので、特に注意してください。
2.点滴速度を上げる場合は、一度に1-2ミリ単位/分の範囲で、30分以上経過を観察しつつ徐々に行なってください。点滴速度を20ミリ単位/分に上げても有効陣痛に至らないときは、それ以上上げても効果は期待できないので増量しないでください。
3.ピトシン0.5mlを使用する際は、精密持続点滴装置を用いて使用してください。

【適用上の注意】
・静脈内注射は血圧などに注意しながら徐々に行なってください(特に麻酔剤、昇圧剤などを併用する場合)。 

・筋肉内注射にあたっては、組織・神経などへの影響を避けるため、下記の点に注意してください。
1.筋肉内注射はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行なってください。なお、特に同一部位への反復注射は行なわないでください。
2.神経走行部位を避けてください。
3.注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位をかえて注射してください。

使用に際しては、アンプルのカット部分をエタノール綿などで清拭してからカットすることが望ましいとされています。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とピトシン0.5mlは、絶対に併用しないでください。
・プロスタグランジン製剤(プロスタルモンF注射液、プロスタグランジンE2錠など): 同時併用により、過強陣痛を起こしやすいとされています。

以下の薬剤とピトシン0.5mlを併用する場合、注意してください。
・プロスタグランジン製剤(PGF2a、PGE2): 両剤を前後して使用する場合は、過強陣痛を起こすおそれがあるので、充分な分娩関心を行なって使用してください。

・シクロホスファミド: ピトシン0.5mlの作用が増強されることがあります。

 

誤って大量に服用した場合

注射/点滴液として、医療関係者の監視のもとでの使用となるため、該当しません。

 

服用し忘れた場合

注射/点滴液として、医療関係者の監視のもとでの使用となるため、該当しません。

 

副作用

ピトシン0.5mlを使用した場合、以下の副作用が現われることがあります。

主な副作用
過敏症状、新生児黄だん、不整脈、静脈内注射後一過性の血圧下降・血圧上昇、悪心、嘔吐、疼痛、硬結、水中毒症状 など

極稀に起こる重篤な副作用
ショック、過強陣痛、子宮破裂、頚管裂傷、羊水塞栓症、微弱陣痛、弛緩出血、胎児仮死

 

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